猫の話やろと思ってほったらかしておいたら、意外に自伝的な、人生の総集編であった。
マッシュルーム、
チチ松村さん、
ホームレスの叔父
バンドPISS
リリパット
など、彼の過去が次々に通りすぎてゆく
才能あるお坊ちゃんではあったのだろうけど、
彼なりにいろんな苦悩があった末にたどりついた平安ではあったのであろう
ファンとしては、よくわからなかった晩年の消息を知ることができてうれしい
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とらちゃん的日常 (文春文庫 な 35-2) 文庫 – 2004/7/9
中島 らも
(著)
おれは猫を飼うに値しない人間だと、わかっている。だが猫の高貴さがおれの悪業を洗い清めてくれる。愛猫に捧げる写真エッセイ集
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/7/9
- ISBN-104167585022
- ISBN-13978-4167585020
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/7/9)
- 発売日 : 2004/7/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 239ページ
- ISBN-10 : 4167585022
- ISBN-13 : 978-4167585020
- Amazon 売れ筋ランキング: - 493,776位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,334位文春文庫
- - 8,201位近現代日本のエッセー・随筆
- - 20,651位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1952年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。コピーライターを経て小説家デビュー。作家活動のほかに、劇団「リリパットアーミー」主宰、俳優、ミュージシャンなど意欲的に活動。享年52(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『クマと闘ったヒト』(ISBN-10:4840135010)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
町田康の”猫にかまけて”のなかに、とらちゃんのことが少しでてきたので、この本を読んでみました。
とらちゃん的日常というよりも、らもちゃん的日常。らもさんの日常の一部分としてとらちゃんがいるという感じです。らもさんの日常に興味のある方にはよいのではないでしょうか。とらちゃんとは全く関係ないエピソードの中に、思い出したようにとらちゃんのことが書いてあったりするので、猫にかまけてのような内容を期待しているとちょっと肩透かしをくらってしまうかもしれません。ただ、写真だけなら、とらちゃん的日常です。後半登場するふくちゃんには、ほろりとさせられました。とってもかわいくて、とらちゃんと仲良くしている姿はホホエマシイ限りです。
とらちゃん的日常というよりも、らもちゃん的日常。らもさんの日常の一部分としてとらちゃんがいるという感じです。らもさんの日常に興味のある方にはよいのではないでしょうか。とらちゃんとは全く関係ないエピソードの中に、思い出したようにとらちゃんのことが書いてあったりするので、猫にかまけてのような内容を期待しているとちょっと肩透かしをくらってしまうかもしれません。ただ、写真だけなら、とらちゃん的日常です。後半登場するふくちゃんには、ほろりとさせられました。とってもかわいくて、とらちゃんと仲良くしている姿はホホエマシイ限りです。
2005年2月17日に日本でレビュー済み
らも事務所遊び行って、えふさんのお母さんに頂きました。
とらちゃん超おっかなかったです。
追記 あらためて読みなおすと、らもさんの微妙な心境を表しているなと感じます
猫の愛らしさ、憎たらしさ。そんなか弱い存在に頼るような気持ち。
とらちゃんは可愛くて怖いです。
とらちゃん超おっかなかったです。
追記 あらためて読みなおすと、らもさんの微妙な心境を表しているなと感じます
猫の愛らしさ、憎たらしさ。そんなか弱い存在に頼るような気持ち。
とらちゃんは可愛くて怖いです。
2007年2月17日に日本でレビュー済み
ひょんなことから猫を飼いだしたらもさん。仕事で留守にするうち、大家さんにすっかりなついたとらちゃんはらも事務所の二階の大家さんの家に入りびたり。考えてみればペットを人に取られるのは初めてではないとクールに構えてはいるものの・・・。とらちゃんの写真満載で猫好きにもお勧めだが、ドラッグやバンド活動など日記風に描写されているのでやはり著者のファンが一番楽しめるだろうか。
2004年7月31日に日本でレビュー済み
中島らもさんが、ある夜に出会ったとらちゃんとの暮らしを書いたエッセイ。
らもさんの著書の中にあって、この表紙、このテーマは異色な感じですが・・・やっぱりこれはネコちゃん観察日記なんかではなくて、らもさんのエッセイなのです。ですから、無類のネコ好きさんにはとくにオススメできるものではないかもしれません。
ただ、他の著者のエッセイにくらべて、本人の内面がよく書かれている感じが異色です。とらちゃんへの視線の向こうにある、日常やひとびとや世界に対する著者独特のあたたかい思いが、他の本よりずっと素直に書かれています。照れかくしのような文章の向こうに、あふれる著者のやさしさを垣間見ていた読者にとっては、やわらかい核心にふれるみたいなよろこびがある一冊です。
らもさんの著書の中にあって、この表紙、このテーマは異色な感じですが・・・やっぱりこれはネコちゃん観察日記なんかではなくて、らもさんのエッセイなのです。ですから、無類のネコ好きさんにはとくにオススメできるものではないかもしれません。
ただ、他の著者のエッセイにくらべて、本人の内面がよく書かれている感じが異色です。とらちゃんへの視線の向こうにある、日常やひとびとや世界に対する著者独特のあたたかい思いが、他の本よりずっと素直に書かれています。照れかくしのような文章の向こうに、あふれる著者のやさしさを垣間見ていた読者にとっては、やわらかい核心にふれるみたいなよろこびがある一冊です。
2004年8月1日に日本でレビュー済み
らもさんの平和な日常が垣間見れる、のどかな一作。
エッセイストの陥るマンネリズムを脱却すべく色々なことにとりくむらもさんのハードな仕事ぶりとは対照的に、猫のとらちゃんはとてもホッとする存在。そんな心の安らぎがあったのねと、らもさんを偲びつつ読んで欲しい1冊です。らもさん満面の笑みで猫を抱き上げる写真は必見です。
エッセイストの陥るマンネリズムを脱却すべく色々なことにとりくむらもさんのハードな仕事ぶりとは対照的に、猫のとらちゃんはとてもホッとする存在。そんな心の安らぎがあったのねと、らもさんを偲びつつ読んで欲しい1冊です。らもさん満面の笑みで猫を抱き上げる写真は必見です。
2004年11月29日に日本でレビュー済み
もっともとらちゃんに関しては後半記述は薄いです。後半というか、お仕事とかライブとか入るとそっちに意識がきりかわってしまうのかしら。写真が良いですが。本当いい写真。出会いに至るまでの経緯とかは猫好きなら共感の嵐が吹きまくるでしょう。
著者に関しては破滅型だなぁーというのを強く思いました。ああ、だから一部「それはどうなの…」ってところがありますが、どうにも憎めない人なのですよね。
とりあえずトラちゃんは可愛かったです。
著者に関しては破滅型だなぁーというのを強く思いました。ああ、だから一部「それはどうなの…」ってところがありますが、どうにも憎めない人なのですよね。
とりあえずトラちゃんは可愛かったです。
2005年1月22日に日本でレビュー済み
らもさんの「かわいいんである」という一言が、どうしてこう読者に「可愛い」と感じさせるのかがわからない。
大家さんと住人とのとらちゃん争奪戦。単純な遊びでたまちゃんを狂喜させる大家さんに敗北を感じているらもさん。
観察者の視線が際立っています。
らもさんの腕に食い付いてぶら下がっているとらちゃんの写真に、ファンは「よく出来るな」と感心します。
大家さんと住人とのとらちゃん争奪戦。単純な遊びでたまちゃんを狂喜させる大家さんに敗北を感じているらもさん。
観察者の視線が際立っています。
らもさんの腕に食い付いてぶら下がっているとらちゃんの写真に、ファンは「よく出来るな」と感心します。