巧妙にずらされた論理が独特のユーモア空間を創出している。
そのずれた論理の糸を辿っていくと、世界に対して新たな洞察を得る事ができたりもする。
単なるエンターテイメントとしても、批判的に読むことでちょっと脳のエクササイズをする目的でも、カップ麺を作る際の蓋にしてもよい本である。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
汝みずからを笑え (文春文庫 つ 11-6) 文庫 – 2003/3/7
土屋 賢二
(著)
人はどんなことを信じ、どんなことを疑うのか? 深遠なテーマを「笑い」に包んで哲学する、ご存じ土屋センセイのエッセイの数々!!
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/3/7
- ISBN-104167588064
- ISBN-13978-4167588069
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/3/7)
- 発売日 : 2003/3/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4167588064
- ISBN-13 : 978-4167588069
- Amazon 売れ筋ランキング: - 668,320位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,655位文春文庫
- - 10,606位近現代日本のエッセー・随筆
- - 27,944位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
10グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年9月16日に日本でレビュー済み
よくもこういうテーマでエッセイを書けるものだな、というネタが続々と出てきます。
「哲学者はすべてを疑う」と著者が明言している通り、それこそ日常のあれもこれも
疑ってかかる姿勢から、幅広いネタが生まれてくるんでしょうね。
面白いけどパターンがあるなと思いながら読んでいくと「中年男性は自分が弱いことに
気付かず、今でも強いと思っている。中年女性は自分が強いことに気付かず、電車で
われ先に座ろうとする」「誰もが長生きしたいと願っているのに、なぜ年配者を敬わ
ないのであろうか」とか、随所におおっ!と思わせる名句がちりばめられています。
しかし正直言って、文庫本なので買おうと思ったのは事実です。
「哲学者はすべてを疑う」と著者が明言している通り、それこそ日常のあれもこれも
疑ってかかる姿勢から、幅広いネタが生まれてくるんでしょうね。
面白いけどパターンがあるなと思いながら読んでいくと「中年男性は自分が弱いことに
気付かず、今でも強いと思っている。中年女性は自分が強いことに気付かず、電車で
われ先に座ろうとする」「誰もが長生きしたいと願っているのに、なぜ年配者を敬わ
ないのであろうか」とか、随所におおっ!と思わせる名句がちりばめられています。
しかし正直言って、文庫本なので買おうと思ったのは事実です。
2004年5月10日に日本でレビュー済み
前著は週刊文春の連載を集成したものであったが、この本ではそれ以外の雑誌・書籍等に掲載されたユーモアエッセイを収録している。そのため、やや長編のものも多く収録されており、ファン必携と言えよう。また、ツチヤ教授の持ちネタである「柴門ふみ の恩師」ネタ(柴門氏の作品集に寄稿した解説文など)も数篇収録されている(が、ツチヤファンには既知の範囲を超えない)。
内容は、相変わらずの論理展開であるが、国立大学のテツガク教授としての知性・感性が時折現れており、そういう部分を改善したら、今よりもなお売れなくなると思うのですが、ツチヤ先生 いかがでしょう?
内容は、相変わらずの論理展開であるが、国立大学のテツガク教授としての知性・感性が時折現れており、そういう部分を改善したら、今よりもなお売れなくなると思うのですが、ツチヤ先生 いかがでしょう?
2003年4月2日に日本でレビュー済み
あいかわらず面白さはかわりません。
ただ、少しパターン化されてきた気がしますが。
でも、面白いです。
ただ、少しパターン化されてきた気がしますが。
でも、面白いです。
2001年10月13日に日本でレビュー済み
本書を哲学者の書いた本としてマジメにとらえる必要は全くない。「人生はそんなもの、全てを笑い飛ばそう」というのが作者の意図だ。
あるときは哲学的に、またあるときは強引に、土屋氏はいかにして「笑い」をとるかを追求している唯一の学者ではないだろうか。
ユーモアと皮肉、そしてほんの少しの劣等感が見え隠れするエッセイに、人生の真理も見え隠れする(かもしれない)一冊。
あるときは哲学的に、またあるときは強引に、土屋氏はいかにして「笑い」をとるかを追求している唯一の学者ではないだろうか。
ユーモアと皮肉、そしてほんの少しの劣等感が見え隠れするエッセイに、人生の真理も見え隠れする(かもしれない)一冊。