文庫本で全巻そろえましたが、別巻まで‥と欲が出ると、単行本でそろえることになります。
とにかく、読んで楽しい、その後、考えさせられる作者の本です。
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明治タレント教授 (文春文庫 た 38-4) 文庫 – 2002/10/10
高島 俊男
(著)
大学でも経済学の講義をまったくしなかった帝大教授をはじめ、人物や言葉にまつわる愉快なエピソードが満載。考えるヒントを授ける
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/10/10
- ISBN-104167598043
- ISBN-13978-4167598044
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/10/10)
- 発売日 : 2002/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4167598043
- ISBN-13 : 978-4167598044
- Amazon 売れ筋ランキング: - 116,653位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,719位文春文庫
- - 2,194位近現代日本のエッセー・随筆
- - 5,129位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神や年長者から与えられたものを有難く食するのが「たべる」。
「食う」のほうが普通の言葉で、昔からある慣用句はすべて「食う」を使っている。
食いしん坊、食うや食わず、食い倒れ、痩せの大食い、夫婦喧嘩は猫も食わず、食い意地の張った、色気より食い気、おまんまの食いあげ、食わず嫌い、食い物の恨み、同じ釜の飯を食った仲、……。
いつの時代でも、言葉の変化を主導するのは女。
理由は簡単で、子供は母親の言葉を聞いて育つから。
「食う」のほうが普通の言葉で、昔からある慣用句はすべて「食う」を使っている。
食いしん坊、食うや食わず、食い倒れ、痩せの大食い、夫婦喧嘩は猫も食わず、食い意地の張った、色気より食い気、おまんまの食いあげ、食わず嫌い、食い物の恨み、同じ釜の飯を食った仲、……。
いつの時代でも、言葉の変化を主導するのは女。
理由は簡単で、子供は母親の言葉を聞いて育つから。
2013年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知的な世界に軽妙にいざなって貰える知識と技術は余人をもって代えがたい。
とくに、権威を痛烈にやっつけると胸がすくけれど、やりすぎて、出版の機会を
なくさないでほしい。
週刊文春が連載をやめ、出版も断ったとはけしからんと思い、11巻を隅から隅まで
読んで、圧力がどこから来たか、およそわかった。
権威を必要以上におちょくってはいけません。
とくに、権威を痛烈にやっつけると胸がすくけれど、やりすぎて、出版の機会を
なくさないでほしい。
週刊文春が連載をやめ、出版も断ったとはけしからんと思い、11巻を隅から隅まで
読んで、圧力がどこから来たか、およそわかった。
権威を必要以上におちょくってはいけません。
2011年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「お言葉ですが・・」は、週刊文春に連載されたものが1年分まとめて単行本として出版され、その3年ほど後に文庫版化されている。私は週刊誌というものを読む習慣がないうえ、高島先生の著書と遭遇したのが遅かったから、「お言葉ですが・・」は文庫版となってからの読者である。
「お言葉ですが・・」というタイトルからも分かるように、このシリーズをつらぬくテーマは「ことば」であるが、これは誰しも日常的に使い、親しんでいるものであるし、それによって一喜一憂するほど大切なものでもあるから、著者の考えを拝聴するだけでなく、自分の考えや知識も著者に述べてみたくなるのである。また、著者も読者の反応をおおいに喜び、それを文中で取り上げる。それを読むと、著者の博学に感心するだけでなく、世間は広い、こんなに博識のかた、物覚えのよいかたがいるものなんだなあ、と感に打たれる。このように貴重な読者からの手紙が、単行本さらには文庫本で、本文のあと「あとからひとこと」として追加されているのだから、このシリーズの文庫版には価値があるのだ。
この文庫版は、単行本「せがれの凋落」と本文は同じだが、「あとからひとこと」に追加がある、と著者による「文庫版あとがき」に書いてある。文庫版の編集者のほうが商売気があるらしく、改題を提案している。ただし、単行本にはない誤植がまれに見られる。単行本とは別に版を組んだのであろう。そういう小さなキズを別にすれば、「お言葉ですが・・・」文庫版は、おおいにお買い得であります。
「お言葉ですが・・」というタイトルからも分かるように、このシリーズをつらぬくテーマは「ことば」であるが、これは誰しも日常的に使い、親しんでいるものであるし、それによって一喜一憂するほど大切なものでもあるから、著者の考えを拝聴するだけでなく、自分の考えや知識も著者に述べてみたくなるのである。また、著者も読者の反応をおおいに喜び、それを文中で取り上げる。それを読むと、著者の博学に感心するだけでなく、世間は広い、こんなに博識のかた、物覚えのよいかたがいるものなんだなあ、と感に打たれる。このように貴重な読者からの手紙が、単行本さらには文庫本で、本文のあと「あとからひとこと」として追加されているのだから、このシリーズの文庫版には価値があるのだ。
この文庫版は、単行本「せがれの凋落」と本文は同じだが、「あとからひとこと」に追加がある、と著者による「文庫版あとがき」に書いてある。文庫版の編集者のほうが商売気があるらしく、改題を提案している。ただし、単行本にはない誤植がまれに見られる。単行本とは別に版を組んだのであろう。そういう小さなキズを別にすれば、「お言葉ですが・・・」文庫版は、おおいにお買い得であります。
2003年10月24日に日本でレビュー済み
シリーズ第3弾。
言葉に関する考察はやや減り、その分、世相に関することが増えた。
それでも面白いことに変わりはない。
知識はもちろん重要だ。しかし、もっと重要なのは、何をどう考えるか、ということである。
有名な人がいっていたから、欧米ではこうだから、と、判断の基準を自分以外のものにおいてそれにもたれかかり、自分と同じようにしない人を批判するような連中、たとえば新聞記者に読ませたい本だ。
具体的な内容を上げると、次の文章。
「なにしろ日本の民主主義というのは「何事も一番下のレベルにあわせて行きましょう」を大原則とするものであるから」(p78)
「開明」「進歩」イコール善、「保守」「守旧」イコール悪、という観念は、明治維新以後の日本人の、とり!わけ戦後日本人の、度しがたい迷妄である。」(p250)
これを読んで反発するだけの人には、この本は、読んでも理解できないのかも知れない。
言葉に関する考察はやや減り、その分、世相に関することが増えた。
それでも面白いことに変わりはない。
知識はもちろん重要だ。しかし、もっと重要なのは、何をどう考えるか、ということである。
有名な人がいっていたから、欧米ではこうだから、と、判断の基準を自分以外のものにおいてそれにもたれかかり、自分と同じようにしない人を批判するような連中、たとえば新聞記者に読ませたい本だ。
具体的な内容を上げると、次の文章。
「なにしろ日本の民主主義というのは「何事も一番下のレベルにあわせて行きましょう」を大原則とするものであるから」(p78)
「開明」「進歩」イコール善、「保守」「守旧」イコール悪、という観念は、明治維新以後の日本人の、とり!わけ戦後日本人の、度しがたい迷妄である。」(p250)
これを読んで反発するだけの人には、この本は、読んでも理解できないのかも知れない。
2003年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫化されるまでに時間がかかっていることもあり,リアルタイムの話題ではありませんが,「なるほどっこのような見方もできるのだな!」とうなづきながら,時には「ええ!そんなことあるのかしら?」と疑ぐりつつ,楽しんで読めるシリーズです。日本語教師を目指す上で,日本の歴史を踏まえて,日本語力を養う助けとなると思い読んでいます。
2004年8月18日に日本でレビュー済み
60頁の「肉親再会」に唸りました。
確かに、過度の感情の露出は見苦しいですね。
曽我さんとジェンキンスさんの再会を観て感じた違和感と、
そこからくる後ろめたさをこの文章によって和らげる事ができました。
小津映画の美しさも、「たしなみ」や「羞恥」による奥ゆかしさに感じますからね。
確かに、過度の感情の露出は見苦しいですね。
曽我さんとジェンキンスさんの再会を観て感じた違和感と、
そこからくる後ろめたさをこの文章によって和らげる事ができました。
小津映画の美しさも、「たしなみ」や「羞恥」による奥ゆかしさに感じますからね。