母親どうしが知り合いという縁で見合い結婚した夫は、私が思ってた以上に新興宗教にのめり込んでいて、仕事も長続きせず本部に生活も苦しいのに、飛行機で行ったりしていました。
義父母と同居していたので、家賃もかからないし、農家だったので、お米と野菜はありましたが、現金収入がなく先祖代々の田んぼを売食いしたそのお金の一部も宗教に貢いでいたみたいでした。
子供のミルクとオムツ代も私の実家に援助してもらってたら、平成5年の仕事帰りの事故で夫は、下半身不随の障がい者になりましたが、障がい者年金が出て生活は、楽になりました。
義父母も見送り、子供達も優しく育ち。
本を読んで感動したり、涙する気持ちの余裕が出来て、今は幸せですね。
最後にカルバナと名前を呼んでもらって、大切にされるだろうと思うと、良かったなと思いました。
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神の座 ゴサインタン (文春文庫 し 32-6) 文庫 – 2002/10/10
篠田 節子
(著)
ネパールから来た嫁、次々と起きる奇怪な出来事。失踪した嫁を探して辿り着いた神の山、ゴサインタンとは? 山本周五郎賞受賞作
- 本の長さ655ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/10/10
- ISBN-104167605066
- ISBN-13978-4167605063
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/10/10)
- 発売日 : 2002/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 655ページ
- ISBN-10 : 4167605066
- ISBN-13 : 978-4167605063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,185位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京都生まれ。東京学芸大学卒。1990年『絹の変容』で第三回小説すばる新人賞を受賞。97年『ゴサイタン―神の座―』で第十回山本周五郎賞を、『女たちのジハード』で第百十七回直木賞を受賞。2009年『仮想儀礼』で第二十二回柴田錬三郎賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 スターバト・マーテル (ISBN-13: 978-4334926977)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
大人のためのメルヘン
両親と同居する農家の跡取り息子・結木輝和のもとに嫁いできた、ネパール人の花嫁・タミ。日本語を全く解さない彼女が、やがて神懸かり的な力を得ると、結木輝和の人生は転落の一途をたどる。そんなタミに彼が最後にしたことは…。清々しいラストシーン。これは大人のためのメルヘンである。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月14日に日本でレビュー済み
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2023年11月7日に日本でレビュー済み
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きっかけとなるイベントは、神秘的を通り越してやや違和感を感じなくもない。しかし、そこで示唆されている中身は、今を生きる我々にとって今一度反芻すべきもの。
日常を振り返る契機を与えてくれる一冊。
日常を振り返る契機を与えてくれる一冊。
2020年3月29日に日本でレビュー済み
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40歳を前に未だ独身の豪農の跡取り、結木輝和は、友人の徳山が企画した出稼ぎネパール人との合同お見合いパーティーに出席し、カルバナ・タミと結婚する。
しかし“淑子”と日本名で名付けられたカルバナは一向に日本語を覚えず、日本の風習も食べ物も受け付けないまま時間だけが過ぎていく。
そのうち、淑子の奇異な行動や言動が目立ち始め、輝和の両親が相次いで不可解な死を遂げる。
そしてそれと反比例するかのように、淑子の不思議な力と結木家の財産に惹き付けられた地域の人々によって、淑子は“教祖”として崇められ、逆に輝和は全財産を失ってしまう。
恐れ、絶望…揺れ動き、さまよいながら、失踪した妻を探して輝和が辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓。
そこで輝和を待ち受けていた結末とは…
あまりの衝撃的な展開に、時間を忘れて夢中で読み耽り、650ページの大作が本当にあっという間!!
感動のラストシーンは、心が震えてどうしようもなく、何度も読み返しました!!
大ファンの篠田節子さんの作品の中でも、これは文句なしでナンバーワン!!
篠田節子“ゴサインタン 神の座”
とにかく全ての人に読んでほしい、本当に最高の作品でした!!
しかし“淑子”と日本名で名付けられたカルバナは一向に日本語を覚えず、日本の風習も食べ物も受け付けないまま時間だけが過ぎていく。
そのうち、淑子の奇異な行動や言動が目立ち始め、輝和の両親が相次いで不可解な死を遂げる。
そしてそれと反比例するかのように、淑子の不思議な力と結木家の財産に惹き付けられた地域の人々によって、淑子は“教祖”として崇められ、逆に輝和は全財産を失ってしまう。
恐れ、絶望…揺れ動き、さまよいながら、失踪した妻を探して輝和が辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓。
そこで輝和を待ち受けていた結末とは…
あまりの衝撃的な展開に、時間を忘れて夢中で読み耽り、650ページの大作が本当にあっという間!!
感動のラストシーンは、心が震えてどうしようもなく、何度も読み返しました!!
大ファンの篠田節子さんの作品の中でも、これは文句なしでナンバーワン!!
篠田節子“ゴサインタン 神の座”
とにかく全ての人に読んでほしい、本当に最高の作品でした!!
2021年2月5日に日本でレビュー済み
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『聖域』の実藤と言い、今作の輝和といい、篠田節子氏は「イカさない男」を描くのが、なぜにこうも巧いのか。
結木輝和に感情移入できる部分は一切ないし、淑子のなすがままに全てを失っていく前半は、苛々しっぱなしだった。
その淑子も、日本に頑なに馴染もうとしないのが、生い立ちを知った後でも釈然としない。
日本での、結木家での環境が、決して悪いほうではなかったのに、カミサマであった神性が仇になってしまったのか。
託宣や病気の治癒を施された人々にとっては「良い神様」であったが、輝和にしたら、結木家を潰した「悪い神様」であるのに、淑子に委ねるままに、ズルズルと全てを失った彼に、同情する気になれないし、なぜに策を講じないのか?と、繰り返しになるが、苛々が募るばかり。
……というのが物語の「前半」である。これが全体の1/2を占めるので、正直に言って、投げ出そうかとも思ったのだが、篠田氏の巧みな文体、構成によって「後半」に導かれてしまう。
「後半」は、輝和が淑子を探してネパールを旅する物語になるが、ようやく話が活気を帯びてくる。
それにしても、なぜ全てを失う前に、ネパールについて少しも調べようとしなかったのか?これが本当に疑問。失うという過程が重要だったにしても、あまりに無知に過ぎる(それでいて、グルカ兵や傭兵産業の人々の存在を知っていたかのように、自然に受け止める場面などが引っ掛ける)。
前・後半を通して、納得できない場面も多いが、それでも★4にしたのは、篠田氏の優れたストリーテラーぶりに依拠した部分が大きい。
日本でもネパールでも、輝和からも淑子/カルバナからも、存在の確かさを伝えるような匂いが立ち昇ってくる。それを物語の醍醐味とするなら、やはり快作である。
日本では騙されっぱなしの輝和が、ネパールでは全く騙されなかったのは意外、というか、救い/優しさだと思った。
結木輝和に感情移入できる部分は一切ないし、淑子のなすがままに全てを失っていく前半は、苛々しっぱなしだった。
その淑子も、日本に頑なに馴染もうとしないのが、生い立ちを知った後でも釈然としない。
日本での、結木家での環境が、決して悪いほうではなかったのに、カミサマであった神性が仇になってしまったのか。
託宣や病気の治癒を施された人々にとっては「良い神様」であったが、輝和にしたら、結木家を潰した「悪い神様」であるのに、淑子に委ねるままに、ズルズルと全てを失った彼に、同情する気になれないし、なぜに策を講じないのか?と、繰り返しになるが、苛々が募るばかり。
……というのが物語の「前半」である。これが全体の1/2を占めるので、正直に言って、投げ出そうかとも思ったのだが、篠田氏の巧みな文体、構成によって「後半」に導かれてしまう。
「後半」は、輝和が淑子を探してネパールを旅する物語になるが、ようやく話が活気を帯びてくる。
それにしても、なぜ全てを失う前に、ネパールについて少しも調べようとしなかったのか?これが本当に疑問。失うという過程が重要だったにしても、あまりに無知に過ぎる(それでいて、グルカ兵や傭兵産業の人々の存在を知っていたかのように、自然に受け止める場面などが引っ掛ける)。
前・後半を通して、納得できない場面も多いが、それでも★4にしたのは、篠田氏の優れたストリーテラーぶりに依拠した部分が大きい。
日本でもネパールでも、輝和からも淑子/カルバナからも、存在の確かさを伝えるような匂いが立ち昇ってくる。それを物語の醍醐味とするなら、やはり快作である。
日本では騙されっぱなしの輝和が、ネパールでは全く騙されなかったのは意外、というか、救い/優しさだと思った。
2018年9月27日に日本でレビュー済み
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日本とネパールの農村を舞台にした、ひとりの男性の没落と再生の物語。
旧家の後を継いだ主人公の輝和はネパール人の妻を娶りますが、奇行癖のある妻は宗教の教祖に奉られ、ご託宣に従って輝和は無一文に。やがて失踪した妻を探して輝和はネパールに旅立ち、神の山ゴサインタンの麓で生きる意味を悟る、というあらすじ。
豊かさとは何か、というテーマを終始問いかける壮大な物語でもあります。ただ、妻を殴る、浮気する、妻の言いなりになって財産を切り崩す、といった輝和の優柔不断な性格にはやきもきさせられますが…。
旧家の後を継いだ主人公の輝和はネパール人の妻を娶りますが、奇行癖のある妻は宗教の教祖に奉られ、ご託宣に従って輝和は無一文に。やがて失踪した妻を探して輝和はネパールに旅立ち、神の山ゴサインタンの麓で生きる意味を悟る、というあらすじ。
豊かさとは何か、というテーマを終始問いかける壮大な物語でもあります。ただ、妻を殴る、浮気する、妻の言いなりになって財産を切り崩す、といった輝和の優柔不断な性格にはやきもきさせられますが…。
2012年11月18日に日本でレビュー済み
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いつものように出張の機内で読むために買い置きの蔵書の中から何気なく本書を選んで鞄に放り込んだ。
そして行きの機内で読み始めたらすぐにその面白さの虜になり出先の宿でも寝る間を惜しんで貪るように読んだ。
読了したのはちょうど帰りの機内で、眼下の雲海を眺めつつ茫然と感動の余韻に浸った。
小説の面白さは自分たちの普段の暮らしでは経験し得ない出来事や心理状態を疑似体験させてくれることにある。
しかし、先の展開が全く予測もつかないようなスリルを味あわせてくれる作品には滅多にお目にかかれない。
篠田節子氏の場合はまず選ぶ題材からして斬新だ。それに読み手の予測をはるかに越えて疾走するストーリー展開にはどこか男性的とも言える破壊力がある。
「一体この先どうなってしまうんだろう」という純粋な興奮でページを繰る手が止まらなくなる。
本書には一般人にはなかなか馴染みの無い題材がふんだんに盛り込まれている。
豪農の跡取り息子(主人公)の怠惰な毎日、外国人女性たちとの集団見合い、カルト教団にすがり極貧生活をする人々、常軌を逸した財産の放逐、そしてネパール未開奥地での危険な彷徨。
これだけ濃いネタが揃えば普通は読んでいて胸やけしてしまいそうなものだが、著者にかかるとそれらが完璧な調和で組み上げられ一つの壮大なドラマに仕上がる。
全く見事としか言いようがない。
読了後に雲を眺めながら本書のテーマについて考えてみた。
社会的地位も財産も失い完全に原点に返った主人公が最後に辿りつく幸福の境地。
感動のラストシーンで著者が描き出したかったのは、人間としての真の再生ではないだろうか。
現在、篠田節子氏は自分の中で最も好きな女性作家のひとり。
学芸大学卒業後に市役所に勤められたという実直なキャリアからは綿密な事前調査を厭わない著者の優れた適正をイメージすることは出来たとしても、本書で遺憾なく発揮された図抜けた想像力や漲る感性の源泉をそこに求めることは難しい。
これまで自分が読んだ彼女の9作品のうち本書は「夏の厄災」と並ぶベスト2だ。
次は「弥勒」をぜひ読んでみたいけど、楽しみはまだ先に取っておくとするか。
そして行きの機内で読み始めたらすぐにその面白さの虜になり出先の宿でも寝る間を惜しんで貪るように読んだ。
読了したのはちょうど帰りの機内で、眼下の雲海を眺めつつ茫然と感動の余韻に浸った。
小説の面白さは自分たちの普段の暮らしでは経験し得ない出来事や心理状態を疑似体験させてくれることにある。
しかし、先の展開が全く予測もつかないようなスリルを味あわせてくれる作品には滅多にお目にかかれない。
篠田節子氏の場合はまず選ぶ題材からして斬新だ。それに読み手の予測をはるかに越えて疾走するストーリー展開にはどこか男性的とも言える破壊力がある。
「一体この先どうなってしまうんだろう」という純粋な興奮でページを繰る手が止まらなくなる。
本書には一般人にはなかなか馴染みの無い題材がふんだんに盛り込まれている。
豪農の跡取り息子(主人公)の怠惰な毎日、外国人女性たちとの集団見合い、カルト教団にすがり極貧生活をする人々、常軌を逸した財産の放逐、そしてネパール未開奥地での危険な彷徨。
これだけ濃いネタが揃えば普通は読んでいて胸やけしてしまいそうなものだが、著者にかかるとそれらが完璧な調和で組み上げられ一つの壮大なドラマに仕上がる。
全く見事としか言いようがない。
読了後に雲を眺めながら本書のテーマについて考えてみた。
社会的地位も財産も失い完全に原点に返った主人公が最後に辿りつく幸福の境地。
感動のラストシーンで著者が描き出したかったのは、人間としての真の再生ではないだろうか。
現在、篠田節子氏は自分の中で最も好きな女性作家のひとり。
学芸大学卒業後に市役所に勤められたという実直なキャリアからは綿密な事前調査を厭わない著者の優れた適正をイメージすることは出来たとしても、本書で遺憾なく発揮された図抜けた想像力や漲る感性の源泉をそこに求めることは難しい。
これまで自分が読んだ彼女の9作品のうち本書は「夏の厄災」と並ぶベスト2だ。
次は「弥勒」をぜひ読んでみたいけど、楽しみはまだ先に取っておくとするか。
2016年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
腐れ縁なのか偶然の一致なのか、2,3年前にネパールに2回行ったことのある私が最近「少女売買」「私は売られてきた」を読み、こんな悲惨な人生(ネパールの寒村から騙されてインドの売春窟に売られ、1日100人の相手をさせられ10代でエイズになって死んでいく少女たち)を送るくらいなら、日本のモテない男と結婚したほうがマシじゃね?そういうビジネスないのか?と思っていた矢先に手にしたのがこの小説。…20年前からやってたのか。しかし聞いたことなかった、中国フィリピン、ロシア女性とのこういう話なら知ってたが。
輝和のキャラ設定おかしくないか?こいつの出来た母親が、遠回しにお見合いの意味で自分を慕う弟子たちに息子を紹介すると、彼女たちは最初は乗り気でも顔を見て断るんだろ、輝和の。相当不細工ってことだよな。背も平均身長より低いって書いてあった(自分的には現愛知県知事の大村秀章氏がメガネを外したような顔をイメージしてた…失礼!)でもこいつそんなにコミュニケーション能力低くないよね。卑屈でもない。結構いろいろ思い切ったこともやってる(ネパール行く前でもね)それでも40回もお見合いやって成立しないっておかしくないか?しかも5~6回付き合ったことあるって言って、素人童貞だと。それ付き合ったって言えるの?カルバナと結婚して既婚者になった余裕があるからって、高校時代の憧れの女性・淑子と再会したときに普通に話しかけれてるし、そのときの同席してた淑子の女友達の反応も普通だ。顔見て必ず断られる男への反応じゃない。中年になったら顔どうでもいいの?だったらそもそも見合いのひとつも成立してるよね、相手なんか誰だってよかったんだからさ、輝和は。おそらく兎に角、ネパール人の嫁を持つという展開に強引に持ってきたかったんだろうね。そういうことにしとくわ。
これは著者がそういう風に思わせたかったんだろうけど、読者が輝和に嫌悪感抱かせるような描写してるよね。猫への愛情以外、ゴミみたいな男で全く共感できんかった(猫への愛情は非常に共感できた。冒頭のシーンで泣いたもん。自分の飼ってた愛猫思い出して。あれだけでよかったよ)…カルバナの能力でそうさせられてたのかも知れないけど、カルバナに結木家ぶっ壊されてく過程で何もしなさ過ぎ。普段地域のまとめ役みたいなのを面倒でもやってたのに、何でそこで何もしない?億劫?馬鹿かおまえは?と。どんな怠け者でもそこは動くだろって場面で動かない。あり得ない。まぁカルバナの超能力のゆえってことにしとくかね。何でさっさと離婚しないんだ?というのもあったね。もうここは本人がそう思ってるからしないんだ、としか理解のしようがなかったけれど。微に入り細に入りカルナバが結木家ぶっ壊していく描写が延々と続いていい加減ウンザリもした。もういい、さっさと潰せと。そう思わせたいがための描写だったと思うけど。しかしそれにしても執拗だった。
カルバナ(淑子)も何だか最後までイラつく女だったなぁ。そう思わせるように描写してたんだろうけど、何なんだこいつは?と。ほとんど動物やん。それも野生動物。こちら側に慣れさせるのは無理、上手く関係築こうと思うなら、こっちから野生の世界に入っていくしかない。結局最後、そうしたけど。でも何であれでOKになるんだ?知らない男、しかも40回お見合いして1回も成立しないような不細工にいきなり求婚されて(みんな最後のほうじゃ忘れてるかもしれないけど、そういう設定なんだよ…) 嘘だろ。あれでハッピーエンド…って、ネパールなんかで、しかも究極の僻地での暮らし考えたらとてもじゃないけど自分には無理だわ。過酷だよ。すぐ歯はボロボロになってしわしわの見た目老人のようになって死ぬよ。まさに暗闇を一瞬走るパルスみたいな人生だな。ま、どこでもそうだけどさ、人の一生なんて。でもあんなとこで終えたくはない、自分は。空気感が全然違うしね、日本と。まぁカトマンズとその近郊にしか行ったことないからわからんけどね、チリメがどんなとこか。ヒマラヤの麓だから良いとこかもしれない。
あの神がかったのって何だったんだろうね。すぐに思い出したのは、中山ミキとか、出口直とかだね。あと沖縄のユタ。あんな風になる人って本当にいるのかね。実際見たことも会ったこともないからね。あのとき思ったのは、何で金取らねえんだと。金取ったら怒るか、能力なくなるかしたんだろうけど、なくなるなら早くなくなって良かったんだけどな、多分怒って、その後は結局言いなりだったかもな。先祖が汚いことして大金持ちになってたら全部はき出せ?そんなこと言ったら世界中にいる金持ち、ロックフェラー、ロスチャイルドから日本の小金持ちまで全員輝和と同じことしなきゃならなくなるよ。それが正解なのか?ま、そこは主題じゃないんだろうけど。
…いろいろ書いたけど、まだ何か書き足りないような気もするけど、読み終わって、こんだけ書き込みたくなった作品だったってことだな。結局何が言いたかったのかよくわからんかったけど、何かは、感じた。確かに。でも読み終わってスッキリしなかったんで、星4つにしました。
輝和のキャラ設定おかしくないか?こいつの出来た母親が、遠回しにお見合いの意味で自分を慕う弟子たちに息子を紹介すると、彼女たちは最初は乗り気でも顔を見て断るんだろ、輝和の。相当不細工ってことだよな。背も平均身長より低いって書いてあった(自分的には現愛知県知事の大村秀章氏がメガネを外したような顔をイメージしてた…失礼!)でもこいつそんなにコミュニケーション能力低くないよね。卑屈でもない。結構いろいろ思い切ったこともやってる(ネパール行く前でもね)それでも40回もお見合いやって成立しないっておかしくないか?しかも5~6回付き合ったことあるって言って、素人童貞だと。それ付き合ったって言えるの?カルバナと結婚して既婚者になった余裕があるからって、高校時代の憧れの女性・淑子と再会したときに普通に話しかけれてるし、そのときの同席してた淑子の女友達の反応も普通だ。顔見て必ず断られる男への反応じゃない。中年になったら顔どうでもいいの?だったらそもそも見合いのひとつも成立してるよね、相手なんか誰だってよかったんだからさ、輝和は。おそらく兎に角、ネパール人の嫁を持つという展開に強引に持ってきたかったんだろうね。そういうことにしとくわ。
これは著者がそういう風に思わせたかったんだろうけど、読者が輝和に嫌悪感抱かせるような描写してるよね。猫への愛情以外、ゴミみたいな男で全く共感できんかった(猫への愛情は非常に共感できた。冒頭のシーンで泣いたもん。自分の飼ってた愛猫思い出して。あれだけでよかったよ)…カルバナの能力でそうさせられてたのかも知れないけど、カルバナに結木家ぶっ壊されてく過程で何もしなさ過ぎ。普段地域のまとめ役みたいなのを面倒でもやってたのに、何でそこで何もしない?億劫?馬鹿かおまえは?と。どんな怠け者でもそこは動くだろって場面で動かない。あり得ない。まぁカルバナの超能力のゆえってことにしとくかね。何でさっさと離婚しないんだ?というのもあったね。もうここは本人がそう思ってるからしないんだ、としか理解のしようがなかったけれど。微に入り細に入りカルナバが結木家ぶっ壊していく描写が延々と続いていい加減ウンザリもした。もういい、さっさと潰せと。そう思わせたいがための描写だったと思うけど。しかしそれにしても執拗だった。
カルバナ(淑子)も何だか最後までイラつく女だったなぁ。そう思わせるように描写してたんだろうけど、何なんだこいつは?と。ほとんど動物やん。それも野生動物。こちら側に慣れさせるのは無理、上手く関係築こうと思うなら、こっちから野生の世界に入っていくしかない。結局最後、そうしたけど。でも何であれでOKになるんだ?知らない男、しかも40回お見合いして1回も成立しないような不細工にいきなり求婚されて(みんな最後のほうじゃ忘れてるかもしれないけど、そういう設定なんだよ…) 嘘だろ。あれでハッピーエンド…って、ネパールなんかで、しかも究極の僻地での暮らし考えたらとてもじゃないけど自分には無理だわ。過酷だよ。すぐ歯はボロボロになってしわしわの見た目老人のようになって死ぬよ。まさに暗闇を一瞬走るパルスみたいな人生だな。ま、どこでもそうだけどさ、人の一生なんて。でもあんなとこで終えたくはない、自分は。空気感が全然違うしね、日本と。まぁカトマンズとその近郊にしか行ったことないからわからんけどね、チリメがどんなとこか。ヒマラヤの麓だから良いとこかもしれない。
あの神がかったのって何だったんだろうね。すぐに思い出したのは、中山ミキとか、出口直とかだね。あと沖縄のユタ。あんな風になる人って本当にいるのかね。実際見たことも会ったこともないからね。あのとき思ったのは、何で金取らねえんだと。金取ったら怒るか、能力なくなるかしたんだろうけど、なくなるなら早くなくなって良かったんだけどな、多分怒って、その後は結局言いなりだったかもな。先祖が汚いことして大金持ちになってたら全部はき出せ?そんなこと言ったら世界中にいる金持ち、ロックフェラー、ロスチャイルドから日本の小金持ちまで全員輝和と同じことしなきゃならなくなるよ。それが正解なのか?ま、そこは主題じゃないんだろうけど。
…いろいろ書いたけど、まだ何か書き足りないような気もするけど、読み終わって、こんだけ書き込みたくなった作品だったってことだな。結局何が言いたかったのかよくわからんかったけど、何かは、感じた。確かに。でも読み終わってスッキリしなかったんで、星4つにしました。