無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
てのひらの闇 (文春文庫 ふ 16-2) 文庫 – 2002/11/8
藤原 伊織
(著)
20年前に起きたテレビCMの事故が、二人の男の運命を変えた。男は、もう一人の男の死の謎を解くべく孤独な戦いに身を投じる……
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/11/8
- ISBN-104167614022
- ISBN-13978-4167614027
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/11/8)
- 発売日 : 2002/11/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 464ページ
- ISBN-10 : 4167614022
- ISBN-13 : 978-4167614027
- Amazon 売れ筋ランキング: - 158,915位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,194位文春文庫
- - 3,982位日本文学
- - 34,063位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
昭和23(1948)年、大阪府生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。大手広告代理店に勤務の傍ら、執筆活動を始める。昭和60年に「ダックスフントのワー プ」ですばる文学賞を受賞。平成7年、『テロリストのパラソル』で江戸川乱歩賞、翌年には同作品で直木賞受賞。平成19年5月逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 名残り火―てのひらの闇〈2〉 (ISBN-13: 978-4167614065 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
262グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
イメージ付きのレビュー
5 星
飄々とした主人公のさりげない魅力
それぞれ登場人物のキャラが独特で面白い。どう展開していくのかが楽しみで一気に読んでしまえた。予想天外な結末にも意外性ありでとっても、楽しめた!お勧めのの一冊で間違いなしです。主人公の
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それぞれ登場人物のキャラが独特で面白い。どう展開していくのかが楽しみで一気に読んでしまえた。予想天外な結末にも意外性ありでとっても、楽しめた!お勧めのの一冊で間違いなしです。主人公の
それぞれ登場人物のキャラが独特で面白い。どう展開していくのかが楽しみで一気に読んでしまえた。予想天外な結末にも意外性ありでとっても、楽しめた!お勧めのの一冊で間違いなしです。主人公の
このレビューの画像
2017年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
酔っ払いサラリーマンが道に寝ていて会社に遅れる…みたいなシーンから始まるのだが、今までにないストーリーなので引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました。
なんとか飲料の宣伝広告の部署の主人公。40過ぎてバツイチ。一人暮らしだか、映像に関するセンスは凄いものがあり、いろいろなヒットCMを作ってきていた。しかし会社が不景気でリストラをはじめ、いの一番に声がかかり、すぐにOKしてしまう。
そんな時に会社の会長から「この自分が撮ったビデオをうちの会社のコマーヘシャルに使えないか…」という変な依頼。そのビデオはマンションから落ちる子供を下で受け止めて命が助かる実際に起きたシーンなのだが…。
しかしそのビデオは実写ではなくCGだと気付いた主人公が会長にそのことを告げると、会長がその夜自殺。会社も大変なことになる。そもそも主人公は20年前のあるトラブルの対応が素晴らしく会長が当時現場監督時代に拾われた恩もあり、自殺の原因をなんとか見つけ出そうと動き出す。
そもそもこの主人公はある広域暴力団の組長の息子。剣道の達人であり、棒を持たせればヤクザが何人いても打ちのめしてしまうくらい。そんな主人公の周りのいろいろな人が関わり、最後にしっかり原因がわかって行くまでの経過が、とても面白く新鮮でした。
そのトラブルというのが、飲料会社が単独で提供しているテレビ番組でゲストの女優がその会社の名前をライバルが石屋の名前と間違ってコマーシャルしてしまうという失態。やまやが一社提供している番組で、「やっぱり明太子はふくやが一番ですよ」と言ってしまったようなこと。これをどう収めたか…を見るだけでも面白いです(笑)
なんとか飲料の宣伝広告の部署の主人公。40過ぎてバツイチ。一人暮らしだか、映像に関するセンスは凄いものがあり、いろいろなヒットCMを作ってきていた。しかし会社が不景気でリストラをはじめ、いの一番に声がかかり、すぐにOKしてしまう。
そんな時に会社の会長から「この自分が撮ったビデオをうちの会社のコマーヘシャルに使えないか…」という変な依頼。そのビデオはマンションから落ちる子供を下で受け止めて命が助かる実際に起きたシーンなのだが…。
しかしそのビデオは実写ではなくCGだと気付いた主人公が会長にそのことを告げると、会長がその夜自殺。会社も大変なことになる。そもそも主人公は20年前のあるトラブルの対応が素晴らしく会長が当時現場監督時代に拾われた恩もあり、自殺の原因をなんとか見つけ出そうと動き出す。
そもそもこの主人公はある広域暴力団の組長の息子。剣道の達人であり、棒を持たせればヤクザが何人いても打ちのめしてしまうくらい。そんな主人公の周りのいろいろな人が関わり、最後にしっかり原因がわかって行くまでの経過が、とても面白く新鮮でした。
そのトラブルというのが、飲料会社が単独で提供しているテレビ番組でゲストの女優がその会社の名前をライバルが石屋の名前と間違ってコマーシャルしてしまうという失態。やまやが一社提供している番組で、「やっぱり明太子はふくやが一番ですよ」と言ってしまったようなこと。これをどう収めたか…を見るだけでも面白いです(笑)
2021年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤原伊織氏の本がなかなか、入手困難で、やっと、見つけた本。凄い綺麗で、ビックリでした。やはり、紙の本、良いですね!
2020年10月14日に日本でレビュー済み
藤原伊織さんの本です。
ハードボイルド系統の本だと感じました。
舞台はバブル後の飲料メーカー。主人公はリストラ間際の宣伝部の課長堀江。
堀江は、ヤクザの父を持つものの、それを隠してリーマンしているという、アウトロー系。
プランニングしたCMが評価されているものの、辞職を申し出ている。
そんな主人公のもとに、会社の会長から呼び出しがあり、ある映像を提示される。
人助けをする映像で、それをCMに使えないか、というもの。
違和感を覚えた主人公が調べ始めると、さまざまな事件に主人公が巻きこまれていく…。
とりあえず、主人公はずっと高熱で、だけど頭は良いし、アクションもこなしちゃうし、
聡明な人妻の部下はいるし、
バイクのドゥカティのってる飲み屋のねーちゃん(美人)とも仲良いし、
剣道は強いし、
まるで光源氏をちょいワルにした風情なんですよね。
すべてが完璧というか…。
なんといいますか、バブル臭のするダンディズムがぷんぷんする主人公なんですが、
話自体としては、飲料メーカーから、政界の話、ヤクザの話と、
次々と話がリンクしていく、という面白さはあるのですが、
最期はややこしい人間関係の話におちついていって、
なんか、こういうのって、どっかで読んだことあるなぁ…なんか、大沢在昌っぽいなぁ、と思っちゃいました。
まあ、時間潰しには良いかもしれませんが、読み終わった後に、何も残っていない小説ですね。
ハードボイルド系統の本だと感じました。
舞台はバブル後の飲料メーカー。主人公はリストラ間際の宣伝部の課長堀江。
堀江は、ヤクザの父を持つものの、それを隠してリーマンしているという、アウトロー系。
プランニングしたCMが評価されているものの、辞職を申し出ている。
そんな主人公のもとに、会社の会長から呼び出しがあり、ある映像を提示される。
人助けをする映像で、それをCMに使えないか、というもの。
違和感を覚えた主人公が調べ始めると、さまざまな事件に主人公が巻きこまれていく…。
とりあえず、主人公はずっと高熱で、だけど頭は良いし、アクションもこなしちゃうし、
聡明な人妻の部下はいるし、
バイクのドゥカティのってる飲み屋のねーちゃん(美人)とも仲良いし、
剣道は強いし、
まるで光源氏をちょいワルにした風情なんですよね。
すべてが完璧というか…。
なんといいますか、バブル臭のするダンディズムがぷんぷんする主人公なんですが、
話自体としては、飲料メーカーから、政界の話、ヤクザの話と、
次々と話がリンクしていく、という面白さはあるのですが、
最期はややこしい人間関係の話におちついていって、
なんか、こういうのって、どっかで読んだことあるなぁ…なんか、大沢在昌っぽいなぁ、と思っちゃいました。
まあ、時間潰しには良いかもしれませんが、読み終わった後に、何も残っていない小説ですね。
2016年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者のものはおよそ外れがない。早くに亡くなったので本当に惜しい人だった。
2019年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テロリストのパラソルを初版本で読み、うまい作家が出たなと思いました。その後ひまわりの祝祭も初版本を買いましたが、いまいちで、その後読んでおりませんでした。今回たまたま読んでみましたが、すごく面白かったです。この頃、良い作家が早くなくなるので、かなしいですね。
2018年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読むのは2回目だが、実に面白い。全編を通して、論理の破綻もなく、必要最小限の表現で、ミステリー小説として優れている。
2010年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常にインテリ感漂う作品。作中の大原のような人物が会社にいたら自分は惚れ込んでしまうに違いない。
商売とヤクザは一種似たような存在であると藤原伊織の作品を読むと認識させられる。仁義や道義などは今の社会では説得力を
失っているかもしれないが「まっとうな仕事」とはそのようなものであるに違いない。見事に二つの職業が融合され、ビジネス
小説でもなくヤクザ小説でもない絶妙なバランスがとられた作品だ。
然しながら、主人公のバックグラウンドや取り巻く環境の非日常性が現実感をなくしていると思うのが残念。強いていえばだが…
商売とヤクザは一種似たような存在であると藤原伊織の作品を読むと認識させられる。仁義や道義などは今の社会では説得力を
失っているかもしれないが「まっとうな仕事」とはそのようなものであるに違いない。見事に二つの職業が融合され、ビジネス
小説でもなくヤクザ小説でもない絶妙なバランスがとられた作品だ。
然しながら、主人公のバックグラウンドや取り巻く環境の非日常性が現実感をなくしていると思うのが残念。強いていえばだが…