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輪違屋糸里 上 (文春文庫) 文庫 – 2007/3/9
浅田 次郎
(著)
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「壬生義士伝」に続き、新選組の“闇"=芹沢鴨暗殺事件の謎に迫る!
文久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく。
芹沢の愛人お梅、平山五郎の恋人吉栄、新選組の屯所、八木・前川両家の女房たちは、それぞれの立場から、新選組内部で深まる対立と陰謀を感じ取っていた。愛する土方のため、芹沢暗殺の企みに載った糸里の、最後の決意とは?
息をのむクライマックスと感動のラスト。巻末に著者と輪違屋当主の対談を収録。解説・末國善己。
2007年9月に、上戸彩主演でドラマ化。
文久三年八月。「みぶろ」と呼ばれる壬生浪士組は、近藤勇ら試衛館派と、芹沢鴨の水戸派の対立を深めていた。土方歳三を慕う島原の芸妓・糸里は、姉のような存在である輪違屋の音羽太夫を芹沢に殺され、浪士たちの内部抗争に巻き込まれていく。
芹沢の愛人お梅、平山五郎の恋人吉栄、新選組の屯所、八木・前川両家の女房たちは、それぞれの立場から、新選組内部で深まる対立と陰謀を感じ取っていた。愛する土方のため、芹沢暗殺の企みに載った糸里の、最後の決意とは?
息をのむクライマックスと感動のラスト。巻末に著者と輪違屋当主の対談を収録。解説・末國善己。
2007年9月に、上戸彩主演でドラマ化。
- 本の長さ366ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/3/9
- ISBN-104167646064
- ISBN-13978-4167646066
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋; 初版 (2007/3/9)
- 発売日 : 2007/3/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 366ページ
- ISBN-10 : 4167646064
- ISBN-13 : 978-4167646066
- Amazon 売れ筋ランキング: - 117,939位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、東京都出身。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、それぞれ受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 終わらざる夏 上 (ISBN-13: 978-4087713466 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女性たちの目から見た新撰組の描き方がとても面白かった。何より、島原の太夫というものを正しく知らずにいたので、本書を読む事でその知識を得られたことはとても大きい。それぞれの思惑や事情が絡み合って見えてくる心理描写も素晴らしい。
2021年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芹沢鴨のイメージが徐々に変わっていくようで楽しく読めました。ただ後半(ネタバレ)に斎藤に両手を切断された浪士らしき男が、屯所に連行され、土方から受けた拷問の下りは読んでいて、お勝さんと同じく吐気をもよおすほどの凄惨さでした。これが史実ならば、長年の新選組ファンであっても、この面々とはしばらく距離を置きたいと心から思いました。
2014年3月28日に日本でレビュー済み
新撰組シリーズ3部作の第二弾。
新撰組をモデルに扱った作品は世に多いものの、女性たちの新撰組とのかかわりをモチーフにした作品は稀といえる。
結成間もない新撰組の芹沢鴨を始めとする内部粛清を物語の軸に据えつつ、個性派ぞろいの新撰組幹部たちのキャラクターを
余すところなく描写している。加えて新撰組と縁のあった女性たちをそこに登場させるなど、二重三重に物語に厚みを加えている。
結成から消滅まで決して一枚岩でなかった新撰組の姿を、結成初期とは言えども丹念に描いているところに、その後の新撰組が
辿るべくであろう道筋も見え隠れする。
新撰組をモデルに扱った作品は世に多いものの、女性たちの新撰組とのかかわりをモチーフにした作品は稀といえる。
結成間もない新撰組の芹沢鴨を始めとする内部粛清を物語の軸に据えつつ、個性派ぞろいの新撰組幹部たちのキャラクターを
余すところなく描写している。加えて新撰組と縁のあった女性たちをそこに登場させるなど、二重三重に物語に厚みを加えている。
結成から消滅まで決して一枚岩でなかった新撰組の姿を、結成初期とは言えども丹念に描いているところに、その後の新撰組が
辿るべくであろう道筋も見え隠れする。
2023年10月12日に日本でレビュー済み
浅田次郎の傑作。
手元に置き、再読するに足る作品、
ただし、新選組について、ある程度の基礎知識ある人向け。理由は、
・新選組が跳梁した時代の一部を新たな視点で描いた作品。
・浅田次郎作品らしく創作度高め。
手元に置き、再読するに足る作品、
ただし、新選組について、ある程度の基礎知識ある人向け。理由は、
・新選組が跳梁した時代の一部を新たな視点で描いた作品。
・浅田次郎作品らしく創作度高め。
2016年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みぶろに始まり、新撰組の芹沢鴨が暗殺されるまでを描いています。
表紙絵にありますように、幕末の歴史の渦に巻き込まれた女性たちの目線から
新撰組を見ています。
今まで読んできた私の芹沢鴨像が大きく変わった。
確かに局長になったような人なのだから、悪いばかりの人ではではないのだろう。
そんな観方の出来る一冊です。
あ、上下巻なので二冊です。orz
当時の女性は理不尽な事でも抗いながら、受け入れながら強く強く生きていく。
割り切れない、切ない思いで読ませていただきました。
幕末に精通していなくてもとても楽しく読めます。
表紙絵にありますように、幕末の歴史の渦に巻き込まれた女性たちの目線から
新撰組を見ています。
今まで読んできた私の芹沢鴨像が大きく変わった。
確かに局長になったような人なのだから、悪いばかりの人ではではないのだろう。
そんな観方の出来る一冊です。
あ、上下巻なので二冊です。orz
当時の女性は理不尽な事でも抗いながら、受け入れながら強く強く生きていく。
割り切れない、切ない思いで読ませていただきました。
幕末に精通していなくてもとても楽しく読めます。
2015年6月18日に日本でレビュー済み
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最初、女性視点での新撰組というのに抵抗感あったが、芹沢鴨の新しい解釈や、永倉新八、斎藤一の書き方が面白く、一気に読み切りました。
男も女も自分の信じるもののために、懸命に生きている有様が、美しく書かれていて、読み応えがあります。
男も女も自分の信じるもののために、懸命に生きている有様が、美しく書かれていて、読み応えがあります。