麻酔の考案前の手術は悲惨なものでした。だから麻酔考案者は人類に偉大な貢献をしているのです。
しかしエーテルなどの薬品はその前からあったのです。何に使われていたかというと、吸入することによって酩酊して楽しむために使われていたのです。(シンナー遊びみたいなものでしょうか。でも不良ばかりが使っていたものではなかったようです)
だから麻酔が知られると、自分も考案していた、という主張する人が現れました。善良な歯科医ウェルズ、もと詐欺師のモートン,紳士である研究者ジャクソン、これらの人が麻酔考案者の名誉を争うのです。しかしこれらの人たちにはそんなに幸せな生活は待っていなかったのです。
ノンフィクションです。英語を翻訳したもの特有の読みにくさがあります。でもやはり事実は小説より奇なり。
ちょっと自己満足も得られます。
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エーテル・デイ: 麻酔法発明の日 (文春文庫 フ 22-1) 文庫 – 2002/6/1
医学史上最大の発見を追うノンフィクション
一八四六年十月十六日、麻酔薬を使用した初の外科手術が執行──この画期的発明にまつわる秘話、様々な悲劇と奇跡が明かされる!
一八四六年十月十六日、麻酔薬を使用した初の外科手術が執行──この画期的発明にまつわる秘話、様々な悲劇と奇跡が明かされる!
- 本の長さ363ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/6/1
- ISBN-104167651246
- ISBN-13978-4167651244
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/6/1)
- 発売日 : 2002/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 363ページ
- ISBN-10 : 4167651246
- ISBN-13 : 978-4167651244
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,050,610位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エーテルという液体の存在は昔から知られていたそうです。でも、それが麻酔として効果がある、ということが発見されるまで大変な紆余曲折がありました。本書を読んでびっくりしてください。冒頭では麻酔なしの四肢切断手術や胸部腫瘍除去手術の模様が描かれています。テレビドラマ「ER」で手術場面の免疫はついていると思っていたのですが、なんのなんの身体中がそわそわしてしまって、変なところが不意にこそばゆくなってしまって大変でした。麻酔法の発展史が紐解かれるのだろうと思っていたら、そうではなくて、世界で初めて公の場で全身麻酔の手術が行われた記念すべき「エーテル・デイ」に絡む男たちの数奇な運命が克明に辿られるのでした。虫歯などでお馴染みの局部麻酔の歴史はどのようになっておるのか、そちらも気になりましたが、別の本を探さないといけないようです。
2009年1月31日に日本でレビュー済み
エーテルを発見したと主張する3人が、第一発見者の栄誉を求めて
醜く争う。
関係者の日記や当時の新聞・雑誌記事を引用しつつ、同時の情勢を
鑑みながらドキュメンタリータッチで展開する物語には、おもわず
引き込まれてしまう。
3人とも幸福な最後を迎えられなかったような記述だったが、人間
の最後なんてものは、大抵みっともないものだろう。
強欲に走ったため、それがクローズアップされただけという印象が
残った。
醜く争う。
関係者の日記や当時の新聞・雑誌記事を引用しつつ、同時の情勢を
鑑みながらドキュメンタリータッチで展開する物語には、おもわず
引き込まれてしまう。
3人とも幸福な最後を迎えられなかったような記述だったが、人間
の最後なんてものは、大抵みっともないものだろう。
強欲に走ったため、それがクローズアップされただけという印象が
残った。