NYの911追悼セレモニーをTVで見て、この本の事を思い出し、読んでみた。 ここまではっきり言いきれる彼には敬意を表するけどチョムスキーさんご自分のセキュリティとかちゃんとしているの、なんて余計な心配をするくらいだ。
アメリカの良心、懐の深い国、自由の国。確かに戦後日本はアメリカを手本にしながら発展してきた。ハリウッド映画が悪人として描いてきたテロリスト。確かにテロは許し難い行為であるが、何故それが起こったのか、それを一言で説明出来ない複雑な長い歴史があるのは皆が知るところだが、どっちもどっち、という言い方はしたくない。
ひとつだけ言える事、そこでいつも犠牲になるのは軍事力、利権、パワーゲームとは無縁の普通の生活をしている普通の人々である、という事が許せない。いつもどこかの国で肉親を失った人が泣いている映像がTVに流れるたびに私はそう思う。 ハリウッドがCGで作った映画どおりのテロを起こされてしまった国にそう言いたい。
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アメリカに報復する資格はない! 9・11 (文春文庫 チ 9-1) 文庫 – 2002/9/3
9・11の自爆テロは「テロ国家の親玉」アメリカに対する別のテロ集団の挑戦だ――米国の知性が国際政治におけるテロの実態を明かす
- ISBN-104167651289
- ISBN-13978-4167651282
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/9/3
- 言語日本語
- 本の長さ155ページ
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/9/3)
- 発売日 : 2002/9/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 155ページ
- ISBN-10 : 4167651289
- ISBN-13 : 978-4167651282
- Amazon 売れ筋ランキング: - 336,384位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 120位アメリカのエリアスタディ
- - 1,863位政治入門
- - 4,724位文春文庫
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上位レビュー、対象国: 日本
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2002年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年5月12日に日本でレビュー済み
本書で最も印象に残ったのは次の一節で、2018年の現在、この著者の見方に深くうなずかされる。
“西側は敵の選び方において極めて普遍的、世界的である。判定基準は、服従しているか否かであり、権力へ奉仕しているか否かであって、
宗教のいかんではない。”
9.11World Trade Center 攻撃事件後、評者はメディアを通じたホワイトハウスの大本営発表を素直に信じ、米軍によるアフガニスタン攻撃、イラク侵略はやむを得ないと思っていたことを思い出す。評者が優れた政治家だと評価していたイギリスのブレア首相もアメリカ政府を全面的に支持していた。NATOがアフガン攻撃に参加したのも、アメリカの言い分に同調したからであろう。
欧州の駐在経験があり、少しは世界のことを知っているつもりだった評者でも、事件後のマスコミ報道、ホワイトハウスの大本営発表を素直に信じ、結果的に簡単に騙されてしまった。ところが本書の著者は、全く違う。9.11直後でさえ、「誰がやったのか。証拠はなにか」と冷静に問う。アフガン攻撃に対しては「米国国民が他国でテロ行為をしたときに、報復に他国が米国に攻め込むのを認めるか」と問う。問題の核心は「なぜイスラム過激派が西側諸国でテロをするのか」だという。その原因、責任は…、本書から改めて世界情勢を見る視点を教えてもらった。
“西側は敵の選び方において極めて普遍的、世界的である。判定基準は、服従しているか否かであり、権力へ奉仕しているか否かであって、
宗教のいかんではない。”
9.11World Trade Center 攻撃事件後、評者はメディアを通じたホワイトハウスの大本営発表を素直に信じ、米軍によるアフガニスタン攻撃、イラク侵略はやむを得ないと思っていたことを思い出す。評者が優れた政治家だと評価していたイギリスのブレア首相もアメリカ政府を全面的に支持していた。NATOがアフガン攻撃に参加したのも、アメリカの言い分に同調したからであろう。
欧州の駐在経験があり、少しは世界のことを知っているつもりだった評者でも、事件後のマスコミ報道、ホワイトハウスの大本営発表を素直に信じ、結果的に簡単に騙されてしまった。ところが本書の著者は、全く違う。9.11直後でさえ、「誰がやったのか。証拠はなにか」と冷静に問う。アフガン攻撃に対しては「米国国民が他国でテロ行為をしたときに、報復に他国が米国に攻め込むのを認めるか」と問う。問題の核心は「なぜイスラム過激派が西側諸国でテロをするのか」だという。その原因、責任は…、本書から改めて世界情勢を見る視点を教えてもらった。
2015年5月21日に日本でレビュー済み
著者は数々の傍証から米国はテロ国家と結論ずける。 9・11も新たなテロ国家が米国という最大のテロ国家を襲ったに過ぎないという。 国際司法裁判所の勧告を無視してグアテマラの侵略を繰り返したのは米国である。 9・11は1915年現在では米国政府のネオコングループがビン・ラデンとアルカイダをを利用して起こした自作自演のテロ攻撃と推測されている。 ビン・ラデンはあの攻撃は国家規模で彼の小さな組織では不可能と述べている。 イスラム人をテロリストとして差別が沸き起こったが、これで得をしたのはイスラエルである。 攻撃日にはイスラエル人は世界貿易センタービルに出社していない。 また米国公務員には飛行機への搭乗が禁止されている。 テレビでは崩壊前の第7ビルが崩壊と報じられ、飛行機の突入シーンは事前に作られたCGとみなされている。サウジアラビア人がテロリストと発表しながらアフガニスタンに侵攻している。 ビン・ラデンの証拠を示せとタリバンに要求されながらその提示もできずに侵攻している。 死亡したはずのテロリストがサウジ等で生きているが捕縛しない。 FBIは9・11の犯人をビン・ラデンと特定していない。 独仏の諜報機関は9・11は米国の国家犯罪とみなしている。 米国政府にもひるまない著者の正確な情報収集を期待する。
2012年11月23日に日本でレビュー済み
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数ページ読んで、たまらず読むのを諦めました。
英文を読むときに返り読みをすることはありますが、
日本語を読むときに何度も行ったり来たりしなければならない経験は
そうありません。何度読んでも理解できないので、一瞬自分が悪いのかと錯覚する程でした。
あとがきの最後に、「旧版に対しては文章が下手で読みにくいなどお叱りを頂戴したので、(中略)できる限り読みやすいものにしたつもりである」とありました。旧版を手に入れたくなりました。
チョムスキーがあまりに憐れでなりません。
英文を読むときに返り読みをすることはありますが、
日本語を読むときに何度も行ったり来たりしなければならない経験は
そうありません。何度読んでも理解できないので、一瞬自分が悪いのかと錯覚する程でした。
あとがきの最後に、「旧版に対しては文章が下手で読みにくいなどお叱りを頂戴したので、(中略)できる限り読みやすいものにしたつもりである」とありました。旧版を手に入れたくなりました。
チョムスキーがあまりに憐れでなりません。
2003年2月7日に日本でレビュー済み
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今更重ねて言うべきでない事なのかも知れませんが、翻訳がちょっと酷すぎるのではないか、と思います。ものすごく急いで訳されたのでしょうから、仕方がないことなのかも知れませんが、大手の出版社からそれなりの体裁で売り物として出されたものとは思いにくいクオリティの翻訳だという印象は個人的には否めませんでした。具体的にはおそらく代名詞を訳者もわからないまま漠然と「彼ら」などと訳している部分が数多く見られること(論点が曖昧になるし、私程度の読者では誰が誰かわからなくなって非常に読み辛い)、日本語としてセンテンスになっていないところが多いこと、時々どこからどこまでが引用なのか曖昧に訳されている点などでしょうか。もちろん、ほぼリアルタイムでチョムスキーの思想を日本語で伝えた意義はあると思います。日本語になることで、より多くの読者がこの本を手に取ったと思います。それは大変な功績だと思います。しかし、読者はちょっとこの翻訳に問題があることをふまえて読むべきだと思います。
悪いことばかり書いてしまいましたが、原著から時間をあけずに翻訳をなさった訳者のヴァイタリティーには皮肉ではなく敬意を表します。また、翻訳の不味さを念頭に置いても、内容は興味深く素晴らしい本だと思います。その意味では、必読書と言えますし、私自身もっと早く手に取るべきだったと思っています。色々な意味で勉強になりましたし、結論としては買って良かったと思っています。
悪いことばかり書いてしまいましたが、原著から時間をあけずに翻訳をなさった訳者のヴァイタリティーには皮肉ではなく敬意を表します。また、翻訳の不味さを念頭に置いても、内容は興味深く素晴らしい本だと思います。その意味では、必読書と言えますし、私自身もっと早く手に取るべきだったと思っています。色々な意味で勉強になりましたし、結論としては買って良かったと思っています。
2002年12月21日に日本でレビュー済み
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アメリカ同時多発テロ以降、アメリカのナショナリズム的な動きは世界を巻き込みつつ広がりを見せようとしている。 我々はこの事件をどのように理解すればよいのか、どのように対処していけばいいのか。
我々はアメリカがしたこと、考えていることを知らなさすぎる。というより、敢えて知ろうとしなかったのかもしれない。今こそ、少しでもそれを知るときではないだろうか。
著者は、アメリカにいながら、鋭い視点でテロに対して検証可能で客観的な事実のみからその本質にあるものをえぐり出してくれる。かろうじてアメリカにもこのような知性が存在することに微かな安心を覚え、本書に書かれていることを理解してくれる人が一人でも増えてくれることを心から望む。
我々はアメリカがしたこと、考えていることを知らなさすぎる。というより、敢えて知ろうとしなかったのかもしれない。今こそ、少しでもそれを知るときではないだろうか。
著者は、アメリカにいながら、鋭い視点でテロに対して検証可能で客観的な事実のみからその本質にあるものをえぐり出してくれる。かろうじてアメリカにもこのような知性が存在することに微かな安心を覚え、本書に書かれていることを理解してくれる人が一人でも増えてくれることを心から望む。
2003年5月14日に日本でレビュー済み
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2005年8月7日に日本でレビュー済み
著名な言語学者でありながら、反米論者としても有名な思想家であるチョムスキーが9.11と米国について語ったインタビューが掲載されている。
建国以来、米国は他国を攻めるようなことはあっても、自国が本格的に攻められることはなかった。攻撃の矛先が初めて米国に向いたという意味で、9.11は未だかつてない出来事であった。しかもそれは得体の知れないテロリスト集団によるものであり、9.11は米国のみならず世界を震撼させた。
しかし、それとアフガン空爆に踏み切るのとは別問題である。米国に反撃する権利はない。これがチョムスキーの主張である。この本では、ICJがニカラグア事件で米国を「テロ支援国家」としたことや、米国のスーダン空爆によって特効薬を製造していた工場が破壊され、結果的に多くの被害をもたらしたことなど、具体的事例をもとに、気持ちのいいくらい強烈な対米批判がなされている。
確かに米国はしばしば国際法を破るし、常に人道的な行動を取っているわけではない。ただ、ある事例を取り上げて国全体の性質を断定することによって、著者は合成の誤謬に陥っているのではないだろうか。
建国以来、米国は他国を攻めるようなことはあっても、自国が本格的に攻められることはなかった。攻撃の矛先が初めて米国に向いたという意味で、9.11は未だかつてない出来事であった。しかもそれは得体の知れないテロリスト集団によるものであり、9.11は米国のみならず世界を震撼させた。
しかし、それとアフガン空爆に踏み切るのとは別問題である。米国に反撃する権利はない。これがチョムスキーの主張である。この本では、ICJがニカラグア事件で米国を「テロ支援国家」としたことや、米国のスーダン空爆によって特効薬を製造していた工場が破壊され、結果的に多くの被害をもたらしたことなど、具体的事例をもとに、気持ちのいいくらい強烈な対米批判がなされている。
確かに米国はしばしば国際法を破るし、常に人道的な行動を取っているわけではない。ただ、ある事例を取り上げて国全体の性質を断定することによって、著者は合成の誤謬に陥っているのではないだろうか。