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ヴァンサンカンまでに (文春文庫 の 7-6) 文庫 – 2008/3/7

3.3 5つ星のうち3.3 20個の評価

同期入社の祥一郎と付き合いながら、彼の上司とも不倫している新入社員の翠。恋愛はゲーム感覚と思っていた翠にとんでもない事件が
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2008/3/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/3/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 303ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167652064
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167652067
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 20個の評価

著者について

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乃南 アサ
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1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.3つ
5つのうち3.3つ
20グローバルレーティング

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女の内面をわかった気にさせてくれる作品
4 星
女の内面をわかった気にさせてくれる作品
アパレルメーカーのOL・仲江翠が主人公。一見ごく平凡な彼女であるが、実は上司と不倫しながら、同僚との恋愛も続けている。そして、したたかさや打算的なところ、陰湿で残酷な面も持ち合わせている。男の自分にとっては、仲江翠を通して描かれた女の内面がおもしろくて、読み出したら止まらなくなった作品である。もちろん、これが一般的な女の内面と思い込むべきでないのだが、仲江翠と言うキャラクターが、本当にどこにでも居るような感じに描かれているので、思わず納得してしまうのである。ストーリー展開などよりも、仲江翠の内面の描写を楽しむべき作品だと思う。
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上位レビュー、対象国: 日本

2013年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好き嫌いなのでしょうが、読み進めて、しまったと思いました。精神的自立をしていない女性のバブル期の話、ですね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月8日に日本でレビュー済み
男にとっては、残念な結末。
女性から見たら「してやったり」。

不倫をしている上司の方が魅力があって、若い元気な新しい彼氏はしょぼい男。

彼氏がふたりもいるのになんだかとっても寂しい翠。

翠がアパートで飼っているミドリガメがまた可愛い。

乃南さんらしい作品でしたー。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の主人公の心の動きがわかり易く書かれており、心情も理解できた。
この本は是非年頃の女性には読んで頂きたいと思った。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年12月23日に日本でレビュー済み
40代男性として、”勉強になった”と同時に”怖い”とも思いました。主人公の女性には悪気は無いのだと思います。ただ自分が幸せになりたいだけ。しかし、そんな”女”に、純粋だった若い時の自分と、それなりに経験を積んだつもりの今の自分の両方が痛めつけられたように感じました。
”怖い”という気持ちが、必ずしも後味の良いものではありません。

他の作品も読んで勉強させてもらいます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年11月16日に日本でレビュー済み
「誰もがうらやむ結婚相手」と、「ちょうどいい不倫相手」の二人との恋愛を都会の女としてうまくやっているつもりだったのが、でもそうもいかなくて…、というのがこの本の筋です。
 うーん、この本を読んで男性諸君に「女って…」と思ってほしくないですね。こんなふうに条件だけで、好きと思えない男の人を結婚相手に選ぶ20代前半の女性がいるかいなと思ってしまいます。少なくとも、私の周りにはそんな女性はいません。なので、この本を読んでいると気分が悪くなってきます。でも、周りを固める脇役たちはなかなか興味深かったです。社会人になってやっと恋人ができてはしゃぐ女友達、なんでも割り勘にしようとする恋人、心が参っちゃっている不倫相手の奥さん、そして不倫の恋を衝撃的な形で終わりにした同僚、など。
 私も田舎から東京の大学に行ったので、主人公の気持ちがわかる部分もあります。田舎から出てきた人って、都会の人になる(見える)ように妙に背伸びしちゃうんですよね。でも、結局そんなのうまくいかないし、疲れてしまう。中にはちゃんとやっている人もいるけど、それは少数派なんじゃないでしょうか。女性としては共感できなかったけど、田舎者としては、共感できる部分もありました。しかし、東京にいる人たちのいったいどれくらいの人が本当の「東京の人」なんでしょう。みーんな、嘘の自分を見せ合いながらつま先だって生きているとしたら、物悲しいですね。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月19日に日本でレビュー済み
主人公の翠は、何よりも自分が大切で、
だから、傷つくことに臆病。
だからこそ、自分の感情に素直に生きる事が出来ず、
社会的に羨ましいとされる恋愛の状況を創り出す事を第一と考えて自分を守ろうとする。
つまり、理性(打算)を優先して、本能(感情)を押し殺し、
したたかに立ち回り事を賢さだと自分に言い聞かせる。

しかし、本能(感情)を優先し、
理性(打算)を超えて人を好きになる同僚達が、
自分よりも遥かに、
幸せそうに、楽しそうに、
日々気持ちを揺さぶりながら生きている姿を見て、
翠は気付く。

本当は。
誰かを愛してみたい。
そして愛している人に愛されたい。

僻み、妬み、寂しさ、傲慢さ。
普段は蓋をしているそんな感情を、
直視させられる作品。

けれど、嫌な女が孤独に耐え、懸命に歯を食いしばり、
都会を生き抜こうとする作品。

狡いけれど、純粋だからこそ狡くなってしまうのもしれない、と感じた。

この作品の結末は、
ハッピーエンドとは言えないかもしれない。

ただ、目には見えない彼女の何かが成長したのだろうと思います。

女の嫌な部分を自分の中に感じる瞬間がある人は、
ぜひ読んでみて下さい。

……ていうか。
コンドーム代まで割り勘しようとする男は、
翠じゃなくてもさすがに無しだよねーー><
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年9月4日に日本でレビュー済み
 不幸な家庭環境で育った翠は、恋愛で自分の人生を台無しにすることは絶対に避けたいと思う余り、恋愛の幸福感を知らない。会社の上司とゲーム感覚で不倫をし、高価なプレゼントや豪華な食事を楽しみ、出世間違いなしと噂される同期の男性社員をつまらない男とは思いながら結婚相手としてキープする。うまくやっているはずなのに幸福感を得られず、次第に苛立ちを募らせる翠。会社の人間関係も煩わしければ、女友達の幸せそうな様子も気に入らない。次第に焦燥感と苛立ちを募らせ、遂には不倫相手も結婚相手も失ってしまう。
 若さを思い切りぶつけられるものがないとやっぱり人生はつまらない。恋愛にもはまれなければ、仕事も燃えるほど楽しい仕事じゃない、となればエネルギーは消化不良のまま腐ってしまうのも当たり前。
 さらっと読むにはいいけど、不倫や恋愛に煮詰まっている方にはあまりお勧めしません。だって前向きになれない内容ですから・・・
2008年10月6日に日本でレビュー済み
この作品、若い方にはぴんとこないかもしれません。
結婚のひとつの区切りが25歳だった、バブルの頃が舞台になっています。
仕事もきちんとこなし、女子社員の先輩たちともそつなくおつきあいができる主人公の翠。
でも、実際は上司と不倫の関係にありながら、その部下で同期のホープと目される男ともつきあっている。
その男を誘い込むところなんか、計算高い女そのもので、本当に嫌な女だな〜って思ったものです。
でも、作品を読み進めるうちに彼女の寂しさや孤独も見えてくるし、男たちの本性も見えてくる。
あの浮かれたようなバブルの時代にだけ許された恋愛というものが、確かにあったのだ。
今、アラフォーと呼ばれている人たちなら、楽しめる作品ではないかと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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