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読者は踊る (文春文庫 さ 36-1) 文庫 – 2001/12/7

3.9 5つ星のうち3.9 24個の評価

なぜ本を読むのか? 知ったかぶりはしたいし、帯や書評にはつられるし、流行本には文句をつける。そんなあなたが「踊る読者」です
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2001/12/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/12/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 411ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167656205
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167656201
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 24個の評価

著者について

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斉藤 美奈子
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上位レビュー、対象国: 日本

2016年1月19日に日本でレビュー済み
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もう20年ほど前の本。猿岩石、ポケモン、環境ホルモン、ブルセラ、ゆとり教育(円周率三!)、ソフィーの世界等々、「風俗資料的」(文庫版あとがき)に熟成中です。本文の左端にあるハミダシ書評がシンプルで的確です。著者数々の決めゼリフの中でいちばんウケたのが、「見たんか、それを!」
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月4日に日本でレビュー済み
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巻末の解説が米原万里さんで誠に適確な解説ですから、これに加えることは
殆どありません。評者は2点のみ、付け加えたいと思います。
1:当時喧しかった教育改革(ゆとり教育)についての諸本を批評した後:やがて「あの教育改革は天下の改悪であった」と悟る日が来るに違いない(2001.10記)とあります。そして、それは当たりましたので20年後の今、著者の慧眼が証明されています。
2:福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず、、、、」の後に 「人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事を良く知るものは貴人となり富人となり無学なるものは貧人となり下人となるなり」とあり、これが福沢の主張だった(p.399)と述べます。 格差是正が金科玉条の現在、没後120年の福沢諭吉の本意を我々は知るべきでしょう。著者は自身を「ごくごく一般的なそんじょそこらの読者」と「規定」しております。しかし、著者と米原万里さんは日本で書評家の双璧でした。誠に残念なことに米原さんは病没(2006年)したので、いま、著者は日本一の書評家と思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年3月28日に日本でレビュー済み
再掲

読んだのは2004 5刷 初出 1998 単行本

初めて読んだ著者。いや~凄い。書評というものはこうあるべきだなと思った次第。
単に本を一冊読むと言うのではなく、関連する書籍をしっかり読み混んでから切り込んでいきます。斎藤美奈子(1956-)さんは、略歴から見ると文系畑なんです。でも、理科系書籍に対してもバッサバッサと切り刻みます。そしてそれが小気味よいのです。
一体どのくらい本を読んでいるのかと思える位の読書量。一時、知の巨人は立花隆さんだったように思いますが(本書の中でも、立花さんをバッサリと?切っていて気持ちよい)、斎藤さんも、それに劣らない知の巨人の様に思えます。立花さんの書評本(ぼくはこんな本を読んできた)も読みましたが、斎藤さんのこの本の方がインパクトが強いですね。
また、こんな指摘が気持ち良い「芥川賞・直木賞とは何なのか。選考委員が全員作家である(批評家がいない)点に注目したい。つまり両賞は、新しい作品を見きわめて励ますたみのものではない。新人作家の中から自分たちの仲間に入れてやってもよさそうな人材を一方的にピップアップする、一種の就職試験なのですよ。選考委員はいわば文壇の「人事部」で、だからこそ受賞予備軍の人たちが結果に一喜一憂したり、以下略」「地域格差なんて半端な言葉をつかっているから、事態が曖昧になっちゃうのだ。これはつまり「国内南北問題」「国内植民地問題」なんだから、地方分権や地方文化を話題にするなら、ちゃんとそう認識した方がいいぞ」
解説で米原万里が書いているが、本書では253冊が毒に満ちた牙と鋭い舌峰に弄ばれると。
新聞とかの書評を読んで、買ったり、図書館で本を借りたりしても、時間を無駄にしてしまったと思う事がありますよね、今度からは斎藤さんの書評を読んでから読む本を決めた方が良いのかと思った次第。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月22日に日本でレビュー済み
書評本には主に3つの楽しみがある。
1.関心のある本についての書評を楽しむ。
2.関心の持てそうな本を探す。
3.悪口の言い方を学ぶ。
本書は主に3番目の点で役に立った。
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2015年4月21日に日本でレビュー済み
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いつもながらの著者独特の筆力ですが、この人の著作は好き嫌いがハッキリとするタイプかもしれない。
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2015年7月21日に日本でレビュー済み
褒めるにしてもくさすにしても、火力が尋常ではない。

大森望や豊崎由美が手柔らかに見えるほどだ。

評者である斎藤美奈子氏の深い教養、甚大な読書量、そして丹念なリサーチで論拠を積み上げ、話題作を各個撃破してゆく。

論評を読んでるだけで胸がすくような思いである。

また、軽妙な文体も心地良い。

難点はネタにされる本が古いこと。

およそ90年代後半の本が中心だ。

時事ネタは少ないが、正直"乗れない"部分も若干ある。

そういう人は彼女の近著を読めばいいと思うよ。
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2004年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
切り口の斬新さ・表現の面白さはあいかわらずですが、それに加えて対象の選択が絶妙で多岐に渡っていることから、かなり密度の濃い内容になっています。芥川賞受賞作から学習まんが(作者は愛を込めて「学まん」と呼ぶ)に至るまで、みっちりと斉藤美奈子ワールドを楽しめます。おトクです。
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2008年9月14日に日本でレビュー済み
ちょっと頭の切れる女の子が、自分の感覚や論理が現在へ碇を
おろしてるとガッチリ前提したうえで、先達との感覚のずれを
「わかんねぇー」って、何の配慮も気遣いもなく切り捨ててい
く。。。まあ、感じはそんな風です。

地味〜な漫才15分も聞いてらんない、単発でも目先の新しい
ネタや、奇抜なヒネり一つのはいった設定でないと笑えない!
もっと対象をちゃかしてふざけるぐらい余裕がないとペケ!

賢く若く美しい女性の、上から目線と同じ反駁のしがたさと
ある種の諦め感(なにもいえねぇ〜)を感じられる良書。
要は水戸黄門の印籠視点で書かれとります。「印籠評論」。
コレ読んで共振してる女子とはちょっと仕事すんのしんどい
なぁ、正直・・・。

書評としてはどうか。どういう動機からにせよ対象本を結果
として「読んでみたい」と思わせない書評は失格でしょ。
揶揄や批判は評論にまかせればいい。
これが書評だというなら(あくまでそう思っているが)、や
はり、手に取るのを躊躇させるようにマイナスで働いた時点
でアウト。もてあそびつつ、結果的には読んでみたいとおも
わせる、それが「芸」ではあるまいか?

本書で駄文呼ばわりされている(まあ否定しないけど)吉田
秀和氏はすくなくとも、その感覚的だが扇情的な文体で多く
の趣味人にレコードを手にとらせたんじゃないのかな・・・
著者は教科書問題もそうだけど、はすにかまえて揶揄するだけ。
実はツンデレなのかもしれないけれどね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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