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赤ちゃん取り違え事件の十七年 ねじれた絆 (文春文庫 お 28-1) 文庫 – 2002/10/10

4.3 5つ星のうち4.3 115個の評価

病院で取り違えなんて嘘だよね。私はお母さんの子だよね
小学校にあがる血液型検査で、出生時の取り違えがわかった二人の少女。他人としか思えない実の親との対面、そして交換。「お家に帰りたいよう。」子供たちの悲痛な叫び―。沖縄で実際に起こった赤ちゃんの取り違え事件。発覚時から、二人の少女が成人するまで、密着した著者が描く、家族の絆、十七年にわたる感動の物語。

『ねじれた絆』は、赤ちゃん取り違え事件の取材ドキュメントだが、単なる事件のルポあるいはリポートではない。事件そのものよりも、赤ちゃんが取り違えられたことによって二つの家族に生じた問題ーーとくに親の子どもとの関係と生き方に生じた変化、そして二人の子どもの人生の深刻な曲折という問題に焦点を合わせて、長い年月にわたって見つめてきた家族ドラマの記録なのだ。(柳田邦男氏の解説より)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2002/10/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/10/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 437ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167656418
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167656416
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 115個の評価

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奥野 修司
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月6日に日本でレビュー済み
よい意味で、想像を裏切るノンフィクションだった。事実は小説より奇なり、とはまさにこういうことだろう。最後は不思議なというべきか、爽やかな感動さえあった。

愛とは何かと、つくづく思う。個人的な話で恐縮だが、わたしは両親が自営業で忙しかったため、祖母に育てられた。そのせいで大人になっても、父母への愛情が薄い。それぐらい幼少期に誰から愛情を注がれたかは、重要な意味を持つ。

しかし母だけが残った今、愛情が薄いと思っていた母に、強い「血」のつながりを感じている自分がいる。この人から自分は産まれたんだな、この人がお腹を痛めてくれたんだな、という感覚から逃れられないのだ。

つまり「血」か「情」かなんて、簡単に選べるわけがない、ということだ。そういう意味では、本書の「物語」は閉じていない。いや、終わりなどないのではないかと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は、映画、そして父になるの原作になる作品が読みたいと思い購入しましたが、読み進めると全く別のストーリーでした。映画にはない生々しさがあり、事実かと思うと、息を呑むような驚きの連続で、一気に読み終えました。
映画の父と息子の話とは違い、母と娘の愛憎入り乱れる壮絶な話です。20年以上取材を続け、当事者から信頼を得、まとめられたもの。

星を一つ減らしたのは、取材が膨大だったためか、中盤、冗長なところがあったため。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々の考える事が出ました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
取り違えられた「美津子ちゃん」(作中名)が、実父母を選ばなかったのは、赤ちゃん取り違えとは無関係だと思う。
どんな子供でも、愛情と居場所がなく拒否され安心できない家庭より、他の家の子になりたいと思うのは、当然のこと。
ただ、取り換えを知った母、智子さん(作中名)の気持ちや言動は、心を揺さぶられる。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、赤ん坊の取り違え事件を追跡した「珠玉」のノンフィクションである。

驚いたのは、取材期間の長さ。
取り違えが発覚した6歳児の時点から数えて、足掛け25年もの歳月を費やしている。
(文庫版には、美津子のその後が加筆されている。)
柳田邦男氏が解説で指摘しているように、一過性に行われる取材は、対象の断面しか捉えられず、
下手をすると「瞬間風速を測っただけ」になる虞を秘めている。
それを鑑みると、本書は本当に貴重な記録である。
まずは、両家族をここまで追いかけた奥野氏の情熱に敬意を表したい。

昭和52年当時、実はこうした悲劇が相次いでいたらしい。
けれども、判明までに6年かかったケースは極めて稀であった。
もし、自分が当事者だったなら…と考えるとゾッとしてしまう。

それまで手塩にかけて育ててきた愛娘が、なんと他人の子供だったなんて、
悪い冗談としか思えないだろう。
事実を知ってから子供の交換へ―そして、それから。
我が心境を綴る母親の日記を読むと、胸が抉られる思いがする。
人の親になったことの無い私ですら、そういう思いを禁じ得ないのだから、さぞかし辛かったろう。

考えさせられたのは、以下の言葉である。
「私達がどんなにいっしょうけんめいになっても、
 やっぱり生みの親よりそだての親の方がいいんだな、と思った」(233〜234ページ、母親の日記)
「親子は血のつながりよりも、いっしょに育ったことのほうが重要な気がする」(357ページ、娘の言葉)

角田光代『八日目の蝉』(成島出監督の映画版の方がお薦め)を読んだ時から、
健全な親子関係というものは、必ずしも血の繋がりを求めてはいないのだと考えるようになった。
まあでも、これは作り話なのだからと、あくまで留保付きであったのだが。
けれども今回、それも一つの真実なのだと、思いを深めた。

ある日突然、名前(しかも、下の名前まで)を変えられた幼い子供の気持ち。
愛着の対象を変えなければ、本当の両親を傷つけてしまうという極限の葛藤。
本当の親を愛せない苦しみと、本当の子供に愛してもらえない苦しみ。
途中で何度も、子供の交換は本当に必要だったのか、疑問を感じずにはいられなかった。
痛々し過ぎる。

しかし、そんな読者にも、最後には少しホッとする結末も用意されている。
ただし、万事が万事、上手く運んだのでは勿論ないわけで。
「時間で解決できないものもあるんだねえ…」(385ページ)
という父親の言葉を聞くと、複雑な気分になった。

「子供は親から愛されることがいかに大切かを知らされた」(401ページ)
という著者の感想を肝に銘じておこうと切に感じた次第である。

最後に。
ちょっとした好奇心を動機に本書を手に取った自分を恥じた。
しかし、この奥野修司なる人物の書く本はどれも凄い。
同『心にナイフをしのばせて』(文春文庫)も読んでみて欲しい。
55人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画のエンドロールに書いてあったので原著を知り、読んでみました。
本に書かれていることは実際に起こった出来事。
それも大昔の話とは言えない程度の過去の話。
子供を取り違えられた二組の親子の話なのですが、明暗くっきりという感じになっています。
子供が何を持って親を見るのか。そんなことがわかる一冊。読んでみて孫はないと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この取り替え事件は知りませんでした
生みの親 育ての親 絡み合う情
我が身に置き換えてみると 
いくら考えても当事者の方の思いまでは
軽々しく考えられません
とにかく切ない思いだけが残りました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはほんとに実話なのか…。
とても考えさせられる1冊です。
よくぞここまで長期間レポしましたよね。
1部脚色されているとは思いますが、ほんとによく出来た構成でサクサク読めました。
子供がいる身としてはとても重い題材で、二家族の心境や子供2人の心情を考えると涙が出てきます。
しかし夏子は人の親としてどうなのか…?
智子という受け皿があってこそですよね。
真知子の下の妹達が1番可哀想ですよね…。
なんにしろハッピーエンドで良かったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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