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新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-105) 文庫 – 2003/3/10
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長州萩・松本村の下級武士の子として生まれた吉田松陰は、浦賀に来航した米国軍艦で密航を企て罪人に。生死を越えた透明な境地の中で、自らの尊王攘夷思想を純化させていく。その思想は、彼が開いた私塾・松下村塾に通う一人の男へと引き継がれていく。松陰の思想を電光石火の行動へと昇華させた男の名は、高杉晋作。身分制度を超えた新しい軍隊・奇兵隊を組織。長州藩を狂気じみた、凄まじいまでの尊王攘夷運動に駆り立てていくのだった……
骨肉の抗争をへて、倒幕へと暴走した長州藩の原点に立つ吉田松陰と弟子高杉晋作を中心に、変革期の青春群像を鮮やかに描き出す長篇小説全四冊。
吉川英治文学賞受賞作。
- 本の長さ313ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/3/10
- ISBN-104167663066
- ISBN-13978-4167663063
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/3/10)
- 発売日 : 2003/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 313ページ
- ISBN-10 : 4167663066
- ISBN-13 : 978-4167663063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 13,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 56位歴史・時代小説 (本)
- - 212位文春文庫
- - 355位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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が、その教えを受けた久坂玄瑞や高杉晋作の活躍が描かれていてどんどんのめり込んでいく面白いストーリーです
おすすめです
行動あるのみの松陰の哲学は既に現れており、行動がみていて面白いというかなかなかぶっ飛んでいることが分かります。
これからどう話が広がっていくのか、楽しみです。
倒幕に突き進んだかが、長々と描かれています。
最後まで思想家で終わってしまった松陰と、その思想を実行へと移した晋作を
ある意味、対称軸において攘夷から開国へ、佐幕から倒幕へともがき苦しみながら
変転していく長州藩。その起爆剤としての高杉晋作なくして、維新の原動力たる長州も、
そして明治維新もあり得なかったことがよくわかります。
ちなみに、天下に名高い松下村塾も松陰が関わったのはわずか3年。その弟子、高杉晋作
も、維新を迎えることなく、わずか27歳数ヶ月という短い生涯を終える。
彼なりにその短い生涯で、面白くもない世の中を、いかに面白く生きようかと、持ちうる生命の
最後のひと滴まで使い切ったその生き方に清々しさを感じました。
第1巻は吉田松陰の半生。幼少時代に山鹿流兵学を継ぎ、明倫館で教える師範に。平戸を始め九州に留学し、帰国後はすぐに江戸へ留学。友との出発日の約束を守るためだけに脱藩。罪に問われて浪人の身になった頃に、ペリーが浦賀に来航。外国留学を決意し、長崎に寄港していたロシア軍艦に乗り込もうとするが失敗に終わるところまで。
松蔭が幼少時代に従事した玉木文之進に、読書中に顔を掻くだけで殴られるという話が一番印象的でした。
玉木文之進によれば、侍の定義は公のためにつくすものであるという以外にない、ということが持説であり、極端に私情を排した。学問を学ぶことは公のためにつくす自分をつくるためであり、そのため読書中に頬のかゆさを搔くということすら私情である、というのである。「痒 みは 私。搔くことは私の満足。それをゆるせば長じて人の世に出たとき私利私欲をはかる人間になる。
幕末~明治維新期における長州藩の吉田松陰、高杉晋作の生き様を描く。
高杉晋作の「おもしろき こともなき世を おもしろく」ていう言葉の時代背景を味わいたくて読み始めた。
が、そこにたどり着く前からひたすらに熱い。
文庫で4巻あるうちの1巻目は、まだ吉田松陰の生涯で高杉晋作は全く出てこないが、松陰の生涯も情熱一色なことが感じられた。
吉田松陰に関する予備知識としては、高校までの歴史の授業で習った、松下村塾、海外への密航未遂くらいしかなく、正直ちょっと頭のいってしまったインテリだと思っていた(←教養のなさを露呈)のですが、(彼の思考回路に完全に共感できるかはともかく、)密航にいたるまで松陰の中で一貫した道筋があったことが感じられた。
いやそもそも幕末~明治維新期ていう時代自体、対外危機やら体制転換やらで日本の歴史の中でも指折りの熱をもった時期だと思うのだが、この時代の中でも屈指の情熱の人たちの小説(、更にはそれを司馬遼太郎が書く)とあっちゃあ読んでて意識高まるわけです。
尚、その他良かった所。
・堅苦し過ぎず読み易い。『坂の上の雲』なぞは中盤の戦闘の描写に使われる単語がごつ過ぎて挫折しそうになったが、本書ではその心配はなさそう。
・随所に司馬遼太郎による時代考証が織り交ぜられていて当時の社会状況へのイメージも膨らむ。江戸期は教育が全国、むしろ都市より地方の方が充実していた、とか。
残りの巻を暇を見つけて読破する所存です。
・・ふしぎな性格で、いつでも自分の前途には楽しいことやたのもしいことが
待ちうけているいるように自然におもいこんでいる若者だった。
だから松陰には暗さというものがない。・・
松陰以前の長州藩はただの平凡な大名にすぎなかった。ひたすら事なかれ主義の
国であった。関ヶ原の戦いで西軍についた毛利家は領土を大きく削られ、徳川幕府の
きびしい監視下におかれた。以来委縮してしまったからである。
その藩がわずか30歳の松陰の出現で変わった。
その秘密をこの本は解き明かしてくれる。
松陰が最初の弟子金子重之助と巡り合った時、どのように学問をしたらいいかと
質問され、「人事を論ぜんと欲せば、先ず地理を観よ」と言った。 即ち、社会と
社会現象を理解しようとすればまず地理からはじめなければならないということである。
司馬遼太郎が後年、あれほどライフワークである「街道をゆく」にうちこんだのも、
この松陰のことばがあたまのどこかに残っていたからかもしれない。