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口笛吹いて (文春文庫) 文庫 – 2004/3/12
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- 本の長さ357ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/3/12
- ISBN-104167669021
- ISBN-13978-4167669027
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/3/12)
- 発売日 : 2004/3/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 357ページ
- ISBN-10 : 4167669021
- ISBN-13 : 978-4167669027
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- カスタマーレビュー:
著者について
1963(昭和38)年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年、『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ、現在は幻冬舎文庫)でデビュー。
著書は他に、『ナイフ』(新潮文庫、坪田譲治文学賞)、『定年ゴジラ』(講談社文庫)、『エイジ』(新潮文庫、山本周五郎賞)、『ビタミンF』(新潮文庫、直木賞)、『隣人』(講談社、講談社文庫で改題『世紀末の隣人』)、『流星ワゴン』(講談社文庫)、『きよしこ』(新潮文庫)、『トワイライト』(文春文庫)、『疾走』(角川文庫)、『その日のまえに』(文春文庫)、『カシオペアの丘で』(講談社文庫)、『とんび』(角川書店)、『十字架』(講談社、吉川英治文学賞)など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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子どもたちは簡単に「負け組」「勝ち組」なんて言う。親たちはそんな「組」なんて存在しない、と一応は言う。けれども本当は親たちがこの10年間でその言葉を作ったのであり、決して子どもが作ったわけではない。なんということだろう。親たちも子どもたちも辛い現実を生きている。
ただ人生どんなときでも「希望」だけはパンドラの箱の片隅には残っている。それが「口笛」だったり、「参考書」だったり、「カタツムリ」だったり、「雪合戦」だったり、「アジサイの花」だったりするのだ。そうだ。それだけが現実でもいつも我々の傍にあることなのではないか。
『口笛吹いて』を含む5作品で構成。
ストレートな感動モノでない。
登場する男性が、ただカッコいいだけ
ではないのが、作品の魅力を引き立てている。
作品も良いけど、
嘉門達夫さんの解説もお薦め!!
大きな感動や衝撃はないが、それが悪いというわけではない。
そこそこ楽しめる。
この本は、べつに「負け組」を描いているわけではない。人が誰しも持つ、強い部分と弱い部分を描いている。さらに主役が30歳くらいまでの場合、成長もしているので、読んでしんみりとするかと言えば、別にしない。まさしく「日常」だ。
良く言えば等身大の小説であり、悪く言えば愛読書になりにくい。
その中で衝撃的だった部分が一ヵ所ある。
表題作の『口笛吹いて』で、主人公は満員電車の中で他人に体を預け「無理をして踏ん張ることはない。身を任せてしまえばいい」と独白する。
この一節は、深い。
おそらく、ほとんどの人は無意識に、そういう思いで過ごしているのだと知る衝撃。
身を任せた人間の誰しもが、負け続けの人生を歩む兄貴分のように、いつ転落してもおかしくないという普遍性。
踏ん張った人間へ集まる周りからの、白けた、時には敵意に満ちた視線をも感じる。敵意がカタチを成せば、踏ん張った人間も転落する。
そういう社会の縮図を見せられて、めまいがした。
割り算して2で割って余りなし・・・
人生ってそんなにシンプルじゃないんだなぁという感じ。
表題作はそんな大人のオヤジ向ハートウォーミングストーリーです。
甘酸っぱさ5%、ビターテイスト95%ってとこでしょうか。
でも、いいんです、それが。
主人公の気分も、晋さんの気分も、「わかるよなぁ・・・」なんですね。
「・・・」というサムシングがついてくるニュアンスで「わかる」なんですね。
オヤジ世代に読んで頂きたい1冊です。
共感してしまって妙に仲間意識を持ってしまったり。
さて、この本は、というと、表題作『口笛吹いて』の人間関係描写と『タンタン』の先生の描写はちょっと単純すぎかなぁ、
と思いました。
でも、『かたつむり疾走』のやりとりや『グッドラック』での小道具―人生ゲーム―の扱いは上手いなぁ、と思いました。
『春になれば』はこの短編集の中でいちばんの名作だと思います。ちょっとだけ単純だけど、ラストはありだなぁ、
と思ってすっきりしました。
『きよしこ』や『半パンデイズ』、『ビタミンF』の「セッちゃん」ほどは感動できないかもしれない。
『リビング』『エイジ』のような斬新な面白さはないかもしれない。
『カカシの夏休み』などに近い、ある意味重松清の王道中の王道をいくオーソドックスな作品かもしれません。
どれもこれも素晴らしい作品ですが、個人的に、他の重松作品との比較で評価しました。
ちょっとだけ単純でマンネリを感じたのと、相変わらず10代後半の若者の描写が相対的に単純なので★1つ引かせてもらっています。
要するに小説の出来としては大満足、でも他の重松清作品のほうが好きだなぁ、ということで。
人生のいわゆる「負け組」となってしまった男性を
家族や周囲の人々の視点から描いた全五編。
そんな状況を打開する特効薬のような成功物語ではない。
むしろ、決して常に前向きというわけではないけれど、
その境遇と向き合って生きるしかない人々を、
重松清らしいやさしい筆が描き出す。
現実の厳しさを感じながら、あたたかい。
一編ずつ、ゆっくり読みたい一冊。
もう人生の勝ち負けから降りてもいいんじゃないかと思いながら、
前を向いて生きるしかない我々40代に読んでほしい。
自殺を考えている人に、死ぬ前に読んでほしい。
そんな思いを抱いた。
表題作「口笛吹いて」の主人公は勇気があると思うのは
私だけかな。
同じシチュエーションなら、私はもっとそっけなく振舞ってしまうだろう。