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だれかのいとしいひと (文春文庫 か 32-2) 文庫 – 2004/5/11
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仕事も何となく続けているし、恋愛もいくつか経験した。将来も見えてきたような……そんな負け犬予備群たちのものがたり。
転校生じゃないからという理由でふられた女子高生、元カレのアパートに忍び込むフリーライター、親友の恋人とひそかにつきあう病癖のある女の子、誕生日休暇を一人ハワイで過ごすハメになったOL…。どこか不安定で仕事にも恋に対しても不器用な主人公たち。ちょっぴり不幸な男女の恋愛を描いた短篇小説集。
「転校生の会」「ジミ、ひまわり、夏のギャング」「バーベキュー日和(夏でもなく、秋でもなく)」「だれかのいとしいひと」「誕生日休暇」「花畑」「完璧なキス」「海と凧」の8編収録。
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/5/11
- ISBN-104167672022
- ISBN-13978-4167672027
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/5/11)
- 発売日 : 2004/5/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 228ページ
- ISBN-10 : 4167672022
- ISBN-13 : 978-4167672027
- Amazon 売れ筋ランキング: - 249,469位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,421位文春文庫
- - 6,113位日本文学
- - 49,629位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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描写され、表情、心の機微までも見えるような文章、読み手を飽きさせない筆力、不安定な
物語であるが読み手の状況で感じ方が変わるような作品である。
最初の数編は「対岸の彼女」や短編集「ドラママチ」など角田さんの他の作品に比べると、少し拍子抜けというか、終わり方が「あれ? これで終わり?」という感じでしたが、「誕生日休暇」は心に訴えるものがありました。
(以下、少しネタバレあり)
主人公のシングル女性は目の前に迫った誕生日休暇を含む六日間の連休をもてあましています。ほんとうの気持ちを言えば、べつに旅行になど行きたくないし、特に何もしたくないのに、同僚たちがどんどん勝手に計画を立て、ハワイの静かなホテルに一人旅をする羽目になります。
何をしても虚しく、来たことを後悔し始めたころ、バーで翌日に結婚式を控えた男性の身の上話を聞くことになります。
無意味な、お手軽な、運命に抵抗することもできたのに、形の上では風船のようにもてあそばれて結婚の決意をしたというその男性の話に、主人公は二年前の失恋からやっと一歩を歩みだす予感を覚えます。
彼女がハワイに来たこと自体も、運命に抵抗しなかった結果でした。
誰にでも一生のうち一度くらいは、運命に身を任せようか、逆らおうかとの決断をする局面はあるのではないでしょうか。
いいお話でした。
マイナス一星なのは、全般的に角田さんのいつものひねりが足りなかったからです。
でも、のどかな休日に広げるにはぴったりの短編集でした。
角田さんの書きたかったのは、人生の連続性と不連続性とか、そういうことかもしれない。僕自身が2,3年毎に転居する人生を歩んでいるから、その辺はすごく共感できる。結局、読者っていうのは自分の人生と交差する部分だけをすくいとっていくだけなのかもしれない。角田さんは僕と同じ年齢なので、そういう意味でも彼女の本から僕がすくいとれるものは多い気がする。
恋の終わりの予感、再び希望が胸に湧きだす微かな音
作者は豊かな感受性でそれをシッカリと掴み取り
選び抜かれた言葉とその見事な配置によって
読者の胸に深く刻みつけます。
ちょっとした読書の楽しみを味わいたいひと
自分の人生を省りみながら深い感動を感じたいひと
何度も読み込んで文章を堪能したいひと
どなたにもオススメ出来るので、
「オススメの本は?」と聞かれた時には、この本の名前をあげることにしています。
ぜひ、あなたにも読んでもらいたい、ちょっと切ないけど素敵な短編集です。