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太陽と毒ぐも (文春文庫 か 32-4) 文庫 – 2007/6/8

3.8 5つ星のうち3.8 54個の評価

大好きなのに、許せないことがある。太陽の光が雲にさえぎられて届かないように…。恋人たちの日常と小さな諍いを描く恋愛短篇集

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2007/6/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/6/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 299ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167672049
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167672041
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 54個の評価

著者について

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角田 光代
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
54グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年5月15日に日本でレビュー済み
本書は「恋愛感情」(便宜的な関係も含む)で結びついたカップルたちのちょっとダメダメな日々を描いた作品集。
登場するカップルたちの一方から見た相手の(男→女性側あるいは女→男性側)「ちょっと困った性癖」が呼び起こすイライラだったり諍いだったり諦念だったりが描かれています。

[自分は人とは違う]という自意識が現代ほど尊重され、かつ許容される時代は無かったと思うのですが、では「自分とは違う他者」に対する許容値も比例して大きくなったのかと言えばそう簡単な話ではない。
僕らは相も変わらず我儘なままなのだと思います。
本書で描かれる買い物依存、盗癖、酒好き、迷信狂い等など、確かに相方がこうだったら「面倒くさい」だろうなぁと思わされますが微妙なところで陰鬱な話になってはいない。
その辺りはさすがに巧いところで、世の中にはそんな「カワイイ面倒くささ」では済まない洒落にならない御仁もたくさん存在する訳ですし、
また相手の面倒くささに付き合う気などさらさらお持ちでない方も大勢いらっしゃる訳です。

ちょっとヤヤコシイところのある方々のお話を読み物としてちゃんと提示できる筆力には素直に感服しました。
ただ、正直言って読んでいて余り楽しい話ではないのもまた事実。
「ヤヤコシイ方々の面倒臭い話」に付き合わされることになりますのでちょっと好き嫌いが分かれそうですね。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月28日に日本でレビュー済み
変わった性癖を持つ恋人を持つ色んなカップルの短編集。「オイオイ、そんな奴とは別れちまえ!!」と思うような癖から、「あー、それでも相手が好きなのね」と思えるカップルまで盛り沢山。

でも読んでいて案外大袈裟ではないのかも?と思った。リアルにカップルってこんなもんだと思う。どうしても許せない、もしくは受け入れなれない恋人又は配偶者の性癖と【愛】(または情??)の狭間を揺れてる事って、あるんだろうなぁー。
カップルの事情って本当に本人達にしかわからないものですよね。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同棲をテーマにした短編集、価値観なんて人それぞれ、それを一致させる
ことは難しい、許したり、許せなかったり、いずれも最後はハッピーエンド
であるが、筆者のこの世代の女性の濃やかな日常、心理描写は秀逸である。
人を好きになるというのは理屈ではない、嫌いな部分とどう折り合いをつけ
ていくという内容の中味の濃い一冊である。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年11月11日に日本でレビュー済み
角田光代さんといえば『ピンクバス』『まどろむ夜のUFO』など、この人っていつもどこか
遠くへ 逃亡したい願望が強いお人なのかなあ〜〜?と思わせるところがありーの、
また、登場人物もちょっと、こんな人そうそういないっしょーみたいな人が多くて
あまり、私には共感したり、なるほどとうなずかされるところがなかったりーのだったのですが、
今回の『太陽と毒雲』はイイ。なんだか、渋谷系とか下北沢系とかいわれるCOOLな
恋愛ショートフィルムを観ている感じ。で、うんうんそうだなあーと共感できるところ
もたくさんありました。年とともに経験を重ねてきたのですネエ。
「なんだか自分自身をごまかしているような気がしたけれど、アタシ自身ごまかされたいのかもしれなかった。あの浮ついた、非現実的な恋愛初期のように」
作中の文章より。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月15日に日本でレビュー済み
表紙は無茶かわいいんですけど・・・。

内容は・・・。

好きなのに、好きになれない。

好きなのに、嫌い。

そんな恋人たちの毎日を描く作品。

登場人物のほとんどが30代で、

付き合ってる人がいたり、

別れたけれど

なんとなく前の人が気になってたり。

付き合っているといいことも、楽しいこともたくさんあるけど、

それと同じくらい、

嫌な事も楽しくないこともあって

それでもなぜだかくっついたまま毎日を送る。

人間だから

まったく同じ人間じゃないわけだから

相手のある部分にものすごい嫌悪感を感じてしまうことってよくあるし、

それでも好きという気持ちを最大限に持ち出して

なんとかくっついている毎日。

読んでて、あ〜いやだな〜こういうの、って思いながら

でもよくあるな〜こういうの。

誰かと付き合うってことは

ある意味自分の何かを犠牲にしなくちゃいけないことであって

それを我慢できれば付き合いは続くし、

それを我慢できなければ破局に繋がるし。

この作品に出てくる恋人たちは

何とか現状に目を瞑りつつ、

これでいいかと開き直り、

それでも、我慢できなくなっていたり、

でも、許しあったり。

忙しい・・。

でも人の気持ちってそんなモンだよね。

そんな思いを抱かせてくれる作品でした。

すべてがうまくいくカップルなんていないんだよ。

でも、だからこそ楽しいんじゃない?

そう言ってるような作品です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月28日に日本でレビュー済み
今まで
どうしてあたしはこうなの
とかどうしてあたしは間違ってるっていわれるの
ってひとはじっくりよんでなるほど
自己愛がゆがんでるんだ
って思える
許容量がふやせる一冊!!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年7月5日に日本でレビュー済み
あなたの彼女が風呂嫌いだったら?
彼氏が買い物依存症だったら?あなたはどうしますか?
ある恋人達の11の物語がコミカルに、かつシニカルに描かれています。
どの物語も現実にはなかなか起こらないことですが、物語の恋人達の日常が細部まで描かれているので、
もしかしたら自分にも程度の差はあってもこんな部分があるにでは?
そんな気分になります。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年5月10日に日本でレビュー済み
もう若くない男女11組の関係を描いた短編集です。キラキラだったり甘甘だったりする恋愛の絶頂期をとうにすぎた二人のダラダラとした日常が描かれています。

サラリと読めますし、ところどころ思わずクスッと笑えるところもあり、さすがにうまいなぁ〜と思いました。少々大げさに書かれているので自分の体験とバッチリかぶると言う方は少ないと思いますが、自分の過去の恋愛がチラっと思い出され知らぬ間に苦笑いしてしまう雰囲気です。

ただ、読み終えて本を閉じたらソレでおしまい!といった感じで、読後に心に何かが残るという作品ではないかもなぁ〜というのが正直なところ。特に私のような恋愛体質ではない人間が読むと、「こんなんさっさと別れろ!面倒くせぇ!一人でいるほうがよっぽどマシ!」と少々鬱陶しくなる可能性もあるので、★は2つか3つか悩むところですが・・・一応3つで。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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