キモオタの私は読めば読むほど苦痛でした
でも案外キモオタも持たざる者ではないのかもしれませんね…そんな気にもなりました。オススメです
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黄金色の祈り 文春文庫 (文春文庫 に 13-1) 文庫 – 2003/11/8
西澤 保彦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
廃校の天井裏から白骨死体となって発見された天才ミュージシャンとアルトサックス。死の背後に見え隠れする「青春の罠」とは?
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/11/8
- 寸法10.5 x 3.9 x 14.8 cm
- ISBN-104167674017
- ISBN-13978-4167674014
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/11/8)
- 発売日 : 2003/11/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4167674017
- ISBN-13 : 978-4167674014
- 寸法 : 10.5 x 3.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 661,959位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確かに最後まで読んだのですが、
1か月後にはどんな内容かきれいさっぱり忘れてしまいました。
1か月後にはどんな内容かきれいさっぱり忘れてしまいました。
2008年9月28日に日本でレビュー済み
1999年に出た単行本の文庫化。
西澤氏には、ミステリの形式を取ってはいるが、本当に書きたいことは別にある、というタイプの小説が何冊かある。本書もその一冊。
テーマとなっているのは、自身の半生である。中学時代から作家デビューの頃までが、ほぼ自身の体験をなぞるような形で書かれているのだ。さらに、重きを置かれているのは、辛くて痛い若者の内面であり、とことん嫌な奴として、自身の姿が綴られていく。そのあたり、迫力があり、非常に赤裸々に描かれており、随分と共感を覚えてしまい、苦しいほどであった。
作者がどこかで書きたかったというか、告白したかったことなのだろうと思う。そこにはそれなりの価値がある。
こんな結末に納得できるか、と思う。
西澤氏には、ミステリの形式を取ってはいるが、本当に書きたいことは別にある、というタイプの小説が何冊かある。本書もその一冊。
テーマとなっているのは、自身の半生である。中学時代から作家デビューの頃までが、ほぼ自身の体験をなぞるような形で書かれているのだ。さらに、重きを置かれているのは、辛くて痛い若者の内面であり、とことん嫌な奴として、自身の姿が綴られていく。そのあたり、迫力があり、非常に赤裸々に描かれており、随分と共感を覚えてしまい、苦しいほどであった。
作者がどこかで書きたかったというか、告白したかったことなのだろうと思う。そこにはそれなりの価値がある。
こんな結末に納得できるか、と思う。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3,4カ所、ページ右上に折り目がありました。栞代わりのようです。一々戻すのが嫌な感じでした。
2013年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「誰が、何の目的でアルトサックスやトランペットを盗んだのか?」、「数年後、廃校になった学校の天井裏で死んでいた男は、果たして他殺か自殺か?」、このふたつの謎を主軸に、登場人物たちの中学時代から高校、大学、そして大人になるまでの半生を綴った、恐らく誰もがある程度の共感を以って読めてしまうであろう、青春時代の痛みを描いたミステリー。
私自身も、高校時代にはご他聞に漏れずバンド活動をしており(笑)、やはり才能の無さを痛感した経験があったので、この主人公には感情移入しまくって読んでしまった。
自己欺瞞に陥り、他人を傷付けながらも、自分の価値や存在理由を見出そうとする過程が思春期から青春時代において重要な自我形成を担っている。そこで歪んでしまう事も自分の人生の一部として受け入れられるか否か。ここに自分の人生体験と重ね合わせて感情移入できるかどうかですね。
正直、ミステリーの謎解きとしてはアンフェアぎりぎりの内容だけど、青春時代の痛みをテーマに描いた作品としては赤裸々なまでにストレートで読みやすいです。
私自身も、高校時代にはご他聞に漏れずバンド活動をしており(笑)、やはり才能の無さを痛感した経験があったので、この主人公には感情移入しまくって読んでしまった。
自己欺瞞に陥り、他人を傷付けながらも、自分の価値や存在理由を見出そうとする過程が思春期から青春時代において重要な自我形成を担っている。そこで歪んでしまう事も自分の人生の一部として受け入れられるか否か。ここに自分の人生体験と重ね合わせて感情移入できるかどうかですね。
正直、ミステリーの謎解きとしてはアンフェアぎりぎりの内容だけど、青春時代の痛みをテーマに描いた作品としては赤裸々なまでにストレートで読みやすいです。
2008年6月23日に日本でレビュー済み
よくある青春小説にあるような爽快感はあなたの青春時代にありましたか!?
むしろこの小説に共感できる人の方が大多数ではないかと思う。
ただし、読後かなり落ち込む可能性大。
青春真っ只中の中・高校生時代に読んだ日にはトラウマになりそうなくらい落ち込むかもしれませんが、それでもこれは読む価値あり。
ミステリーとしての謎解きではなく、過去・未来において自分の行動に責任を持つことの意味が分かる小説。
むしろこの小説に共感できる人の方が大多数ではないかと思う。
ただし、読後かなり落ち込む可能性大。
青春真っ只中の中・高校生時代に読んだ日にはトラウマになりそうなくらい落ち込むかもしれませんが、それでもこれは読む価値あり。
ミステリーとしての謎解きではなく、過去・未来において自分の行動に責任を持つことの意味が分かる小説。
2018年1月14日に日本でレビュー済み
西澤保彦作品にはすごく面白いと思えるものがある反面、最後まで読むのに苦痛を感じる作品も多い。本作は後者。他の方のレビューを拝見するとミステリー小説ではなく青春小説として読むのが正しいようですがそもそも青春小説としても面白くなかった。作品をエンタメとして仕上げるのではなく作者自身の経験と意見を詰め込み読者に発信することを選んだ結果こうなったという感じ。率直に言うとつまらなかった。☆1.5にしておきます。
主人公は自意識が非常に高く、有り体に言えば嫌な奴です。自分の理想と他者からの評価が乖離していることに気付くと「見る目がない」と現実から目を逸らし、ひとたび他人の成功を目にすれば「運が良かっただけ」と認めない。俺はやればできる、でもやらないだけ。こういう感情は人間誰しも持っている部分だと思います。私自身にも覚えがある感覚なので読んでいてリアルだなぁと思いました。ただ主人公は物語後半まで延々現実から逃げているだけで、話は遅々として進まず、ポッと提示される謎だけで物語を牽引していくには力不足でした。ページ数のわりには無駄が多くいつまでもダラダラと中だるみが酷いです。文章はそこそこ読みやすいのでなおさら引き伸ばし部分が気になりました。
登場人物のキャラ付けも滑ってます。女子高生の一人称にワガハイはない。喋り方も武士みたいだし、この時点で真剣に読む気がだいぶなくなりました。痛いオタク女を書きたかったならともかく人望のある生徒として書かれてるし、タックシリーズの時も思いましたが本当にこの作者のキャラ作りが受け入れられないなぁ…よく言えば斬新ということになるのかな…。
主人公が人生に躓き他人に嫉妬し延々その繰り返しなので中盤から飽きて流し読みでした。この主人公に強く共感できる方なら最後まで楽しめるかもしれませんが、小説にある種のエンタメ性を求めている私には共感はできても退屈な作品でした。長いし、あまりおすすめはできません。
主人公は自意識が非常に高く、有り体に言えば嫌な奴です。自分の理想と他者からの評価が乖離していることに気付くと「見る目がない」と現実から目を逸らし、ひとたび他人の成功を目にすれば「運が良かっただけ」と認めない。俺はやればできる、でもやらないだけ。こういう感情は人間誰しも持っている部分だと思います。私自身にも覚えがある感覚なので読んでいてリアルだなぁと思いました。ただ主人公は物語後半まで延々現実から逃げているだけで、話は遅々として進まず、ポッと提示される謎だけで物語を牽引していくには力不足でした。ページ数のわりには無駄が多くいつまでもダラダラと中だるみが酷いです。文章はそこそこ読みやすいのでなおさら引き伸ばし部分が気になりました。
登場人物のキャラ付けも滑ってます。女子高生の一人称にワガハイはない。喋り方も武士みたいだし、この時点で真剣に読む気がだいぶなくなりました。痛いオタク女を書きたかったならともかく人望のある生徒として書かれてるし、タックシリーズの時も思いましたが本当にこの作者のキャラ作りが受け入れられないなぁ…よく言えば斬新ということになるのかな…。
主人公が人生に躓き他人に嫉妬し延々その繰り返しなので中盤から飽きて流し読みでした。この主人公に強く共感できる方なら最後まで楽しめるかもしれませんが、小説にある種のエンタメ性を求めている私には共感はできても退屈な作品でした。長いし、あまりおすすめはできません。
2006年3月7日に日本でレビュー済み
よくできた青春小説ですが、本格ミステリとしては反則の上にムリムリです。この謎解きに納得できる本格ファンはいないでしょう。読みながらxxxだったらどうしようと思っていたら本当にxxxだった時の脱力感はかなりのものでしたが、しかし青春小説としてのストーリーの面白さがあるために最後まで読ませます。
本格ミステリ=★ 青春小説=★★★★★
本格ミステリ=★ 青春小説=★★★★★