まだ生まれてもいない時代の、行ったこともない土地の景色や温度が伝わる本書は、ありもしない架空の楽園を描き、お金だけならまだしも家族のつながりや人の命まで奪ってしまう北朝鮮と朝鮮総連のルポルタージュです。
叩きこまれる全体思想、べったりとつながり合う同胞たち、北朝鮮のパチンコ産業縁起から、インテリやくざと化していく朝鮮総連。
冷戦の代理戦争の舞台にされた朝鮮半島とそのとばっちりを受けた日本。とばっちりは言い過ぎか。弱った国からまだ巻き上げようと友好という名の原子力利権や人材投与を黙認していました。帰還事業で帰った方たちは差別されない自由で豊かな国へ行ったはずが、殺風景な貧しい国だった。。。そして日本に戻りたくても戻れない。一方、差別や貧しさのなかで暮らしていた在日の方たちは、北朝鮮の幹部たちからの驚くような指令もこなす。
工作員の上陸ポイントを調査したり、韓国人をスパイにすべく北に送り込んだりする。その送り込んだ学生に対しての心情があっさりしていて、深淵を覗きこんだように冷気が襲ってきました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
わが朝鮮総連の罪と罰 (文春文庫 は 29-1) 文庫 – 2005/5/10
韓 光煕
(著, 原名)
工作船の接岸ポイント、「北」への送金方法、総連式オルグ術…。40年間にわたって朝鮮総連にすべてを捧げた著者の痛恨の懺悔録
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/5/10
- ISBN-104167679418
- ISBN-13978-4167679415
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/5/10)
- 発売日 : 2005/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4167679418
- ISBN-13 : 978-4167679415
- Amazon 売れ筋ランキング: - 443,078位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 80位朝鮮半島のエリアスタディ
- - 2,603位政治入門
- - 5,295位その他の思想・社会の本
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北朝鮮の工作員に関しては、自分が想像していた以上に相当数が密航し、平然と日本の街中で活動しているという事実。
オルグした韓国人に北朝鮮で教育を受けさせ、再度韓国で活動させている中には、過去に国会議員になった者がいたとは驚いた。
個人的にツボにはまったのは、戦後そのまま日本にいついて栃木県の山奥で昔ながらの朝鮮式の焼畑農業で自給自足の生活を行っていた咸鏡北道出身者家族がいたということ。
在日朝鮮人の擁護団体であるはずの朝鮮総連が、いつからか北朝鮮の金づる団体に成り下がってしまった事実も悲しい現実ではあるが、色々と北朝鮮とのつながりがわかり読み応えがあった。
オルグした韓国人に北朝鮮で教育を受けさせ、再度韓国で活動させている中には、過去に国会議員になった者がいたとは驚いた。
個人的にツボにはまったのは、戦後そのまま日本にいついて栃木県の山奥で昔ながらの朝鮮式の焼畑農業で自給自足の生活を行っていた咸鏡北道出身者家族がいたということ。
在日朝鮮人の擁護団体であるはずの朝鮮総連が、いつからか北朝鮮の金づる団体に成り下がってしまった事実も悲しい現実ではあるが、色々と北朝鮮とのつながりがわかり読み応えがあった。
2017年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北朝鮮や朝鮮総連について書いた本は、沢山ありますが、読み易さと内容の充実度の両面から判断してお勧めできる本です。
北朝鮮や朝鮮総連についての入門書としてもお勧めできます。
北朝鮮や朝鮮総連についての入門書としてもお勧めできます。
2015年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝鮮総連幹部だった人の貴重な証言を読めます。希望に満ちた青年時代から、次第に幻滅していく過程が描写されており、日頃の浅薄なマスコミ報道では分からない部分を知ることが出来ます。
疑問なのは、拉致問題に関する事への言及がほとんど無いこと。そこまで知らないのか、そこまでは喋れなかったのかは謎ですが、本書の価値を減ずるものではありません。
疑問なのは、拉致問題に関する事への言及がほとんど無いこと。そこまで知らないのか、そこまでは喋れなかったのかは謎ですが、本書の価値を減ずるものではありません。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メディアや評論家は、憲法九条があるから拉致被害者は助けられないとおっしゃいます。しかし今でも日本で行っている国家妨害活動主権侵害は、憲法には違反にならないはずです。拉致事件こそ、日本の国家主権を脅かした人権テロです。即刻自衛隊を発動させ救出できるはず。しかし日本の政治家は動きません!!慰安婦問題ばかりに怠けて、何故政府は拉致被害者をいつまでたっても取り返せないのでしょうか?
2015年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝鮮総連の裏がよくわかりました。
筆者が調べ上げた上陸ポイントが地元でよく見る海岸線であったことには驚きでした。
いい本です。
筆者が調べ上げた上陸ポイントが地元でよく見る海岸線であったことには驚きでした。
いい本です。
2005年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者と朝鮮総連との関わりが総連を辞めるに到るまでずーと述べられている。若者を騙して組織に組み入れて工作員に仕立てたり、せっせと本国に現金を送るのである。著者が骨身を削ってまで作ったお金(パチンコ業、高利貸し、土地ころがしなどで)を本国はどう使ったか、周知のとおりである。自身も組織に裏切られ夢も情熱も奪われた。そして自分で自分の過ちを責める気持ちに到る(辛いやろなあ)ただただ同胞の役に立ちたかっただけなのに・・・。
悔しさがにじみ出る結末。
悔しさがにじみ出る結末。
2009年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元・朝鮮総連幹部の告発本。
著者は,この告発本を命がけで書いた。
朝鮮総連の功罪,北送事業,工作船,対南工作などについての話題。
この本を書いてから,著者やその家族に朝鮮総連関係者からと思われる嫌がらせや,時には命を狙われることにもなったという。
改めて,朝鮮総連への恐怖を感じたと共に,南北問題などについても考え直す契機となった。
著者は,この告発本を命がけで書いた。
朝鮮総連の功罪,北送事業,工作船,対南工作などについての話題。
この本を書いてから,著者やその家族に朝鮮総連関係者からと思われる嫌がらせや,時には命を狙われることにもなったという。
改めて,朝鮮総連への恐怖を感じたと共に,南北問題などについても考え直す契機となった。