丹羽さんはみなさんご存知だろう。伊丹氏は注意してNHK等の番組を見ていると、時に深夜の解説番組等に出演をされている。共に、米国通とのことであるが、長幼の序ということであろうか、大半の部分で丹羽氏を伊丹氏が立てる形で討論が続いているように見受けられる。
それにしても、この対談自体は2001年に行われたということであるが、考えてみれば日本のどん底はその後に訪れたわけであり、お二人の忠告はずばり的中したと言えるだろう。
その意味で、平成以降の日本のあり方を反省する意味で、本書は読んでみる価値はあると思われる。
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まずは社長がやめなさい (文春文庫) 文庫 – 2005/9/2
恐れるな。変化とは新しいものを獲得することなのだ! いま最も注目される異能の経営者と碩学が語り合うこの国100年の「構想」と志
- 本の長さ267ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/9/2
- ISBN-104167679566
- ISBN-13978-4167679569
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/9/2)
- 発売日 : 2005/9/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 267ページ
- ISBN-10 : 4167679566
- ISBN-13 : 978-4167679569
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,190,294位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,365位文春文庫
- - 28,624位経営学・キャリア・MBA
- - 63,793位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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伊丹 敬之 (いたみ ひろゆき)
一橋大学 名誉教授
1945年生まれ、1967年一橋大学商学部卒業、
1972年カーネギー・メロン大学経営大学院博士 課程修了。
1975年、1982年スタンフォード大学ビジネススクール客員准教授。
1978年、1982年日経図書文化賞受賞。
2005年紫綬褒章受章、2009年宮中講書始の儀 進講者。
2017年9月~2023年9月、国際大学学長。
2023年文化功労者。
IT戦略本部など政府関係委員を多数歴任し、東芝 社外取締役など数社の社外役員も歴任。
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
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トップレビュー
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2005年10月28日に日本でレビュー済み
社長の集まりの講演会であなたたちがまずお辞めなさい、と
言える立場というものはどういうものだろう。と
考えさせられる内容。
MBAさえ持ってれば優秀なビジネスマンか、という問いかけは
納得できるが、持ってない人より持ってる人の方が
話が通じやすい、という側面は、いちいち人材を育ててられない
現在の会社の状況を考えればありがたがるのも無理はないかも。
言える立場というものはどういうものだろう。と
考えさせられる内容。
MBAさえ持ってれば優秀なビジネスマンか、という問いかけは
納得できるが、持ってない人より持ってる人の方が
話が通じやすい、という側面は、いちいち人材を育ててられない
現在の会社の状況を考えればありがたがるのも無理はないかも。
2001年4月8日に日本でレビュー済み
伊藤忠商事の現役の社長である丹羽氏と、経済学者との対談集である。対談からなる本の中には、珠玉の物も多少はあるが、やはり、作りとしてはイージーなだけに読み飛ばしにも値しない質の低いものも多い。
その点、本書は対談者の一橋教授の自己宣伝臭がやや気にはなるが、やはり伊藤忠の経営改革を陣頭指揮している司令官の本音が聞こえるという意味では、成功している部類だ。
日本社会が安逸に安住しているからこそ変革が出来ないでいるのとパラレルに、日本の企業自身も変革できないでいる。その為に日本も企業もダメになるのではという危機感が丹羽さんの行動の原点だ。
それでは社会も企業もどうしたら変革できるのだろうか。本書にはさまざまな提案が為されているが、それらは机上の空論ではなく、丹羽さんが実際に自ら行ってきたことだけに説得性がある。
曰く、「内部に悪をもて」「スキップ・ワン・ジェネレーション」「社外取締役は役に立たない」「まずアクションを起こしなさい」等々。
米国経験の長い丹羽さんだけに、「経営は英語でやりなさい」「とにかく海外に出て慣れろ」といった国際化提言も多いが、一方、やみくもな、米国流追随や、グローバルスタンダード化には批判的で、日本的資本主義の確立を勧め、又従業員重視の日本的経営を評価する姿勢には賛同できる。
強烈な個性を持ちつつも、日本的の伝統的な良さを認めて行こうという経営哲学には魅力を感じる。
その点、本書は対談者の一橋教授の自己宣伝臭がやや気にはなるが、やはり伊藤忠の経営改革を陣頭指揮している司令官の本音が聞こえるという意味では、成功している部類だ。
日本社会が安逸に安住しているからこそ変革が出来ないでいるのとパラレルに、日本の企業自身も変革できないでいる。その為に日本も企業もダメになるのではという危機感が丹羽さんの行動の原点だ。
それでは社会も企業もどうしたら変革できるのだろうか。本書にはさまざまな提案が為されているが、それらは机上の空論ではなく、丹羽さんが実際に自ら行ってきたことだけに説得性がある。
曰く、「内部に悪をもて」「スキップ・ワン・ジェネレーション」「社外取締役は役に立たない」「まずアクションを起こしなさい」等々。
米国経験の長い丹羽さんだけに、「経営は英語でやりなさい」「とにかく海外に出て慣れろ」といった国際化提言も多いが、一方、やみくもな、米国流追随や、グローバルスタンダード化には批判的で、日本的資本主義の確立を勧め、又従業員重視の日本的経営を評価する姿勢には賛同できる。
強烈な個性を持ちつつも、日本的の伝統的な良さを認めて行こうという経営哲学には魅力を感じる。