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西日の町 (文春文庫) 文庫 – 2005/10/7

4.4 5つ星のうち4.4 23個の評価

少年の日、西の町で暮らす母と僕のアパートに「てこじい」がふらりと現れた。祖父の生涯と死、母の迷いと哀しみを瑞々しく描く

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2005/10/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167679590
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167679590
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 23個の評価

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湯本 香樹実
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人の文章の巧さ。というか美しさに感服しました。
物語は予想も出来なく完結で、良かったです。
その他の作品も読みたくなりました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いっぷうかわったおじいさんと主人公の僕、母とのヒューマン・ドラマ。

この作者がよく題材にする子どもと老人、そして「死」を絡めた物語。

この作品も悪くはないが、「夏の庭」「ポプラの秋」のほうが作品としては上か。

前2作品ほどの力はないように感じた。

読んでいないようだったらそちらもオススメする。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生老病死。その意味。
家族。その意味。
深い洞察を持って書かれています。
じっくり味わえる宝石のような小説です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月31日に日本でレビュー済み
この夏に湯本香樹実という作家の存在を知り、「夏の庭」「春のオルガン」「ポプラの秋」と読んできて、本書が4冊目になる。文庫版で本書が一番字が大きいような気がするのに、一番お子様向けではない。おじいさんの物語だ。それも実のおじいさんでいながら、のら猫のようにやってきて居ついている不思議なカゾクの関係だ。読んでみて良かったと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月29日に日本でレビュー済み
がテーマのようです。
僕に夜につめを切ると親の死に目に会えないわよという母は夜中にパチパチとつめを切る
湯本さん得意の老人と少年の物語。
母を観察する僕、祖父の過去を知りたがる僕、大人になった僕。
短く読みやすかったが、少し怖かったかな?
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年1月8日に日本でレビュー済み
10歳の僕は、母とふたりぐらã-。あるæ-¥çªç„¶ã€ãšã£ã¨è¡Œæ-¹ãŒã‚ã‹ã‚‰ãªããªã£ã¦ã„たç¥-父が、家に転がり込む。1æ-¥ä¸­å‹•ãã"とも話すã"ともほとã‚"どないç¥-父に、また、小さい頃何度も自分たちã‚'裏切った父に、僕も母も戸æƒ'いã‚'隠せない。ã-かã-、僕は次第にç¥-父に惹かれていく。同じ屋根の下での暮らã-ã‚'通ã-て、彼等のé-"に、築かれていくものとは?
3人は果たã-て幸せだったろうか。
それã‚'裏付ã'る記述など、ほとã‚"どない。
それどã"ろか、彼等にはいつも冷ややかな現実がまとわりついているという印象のæ-¹ãŒå¼·ã„。
ã-かã-、彼等のまわりには、確実に、
やわらかくあたたかな空æ°-が流れている。
それが、無性に、心地よい。
みな不器ç"¨ã§ã€å¿ƒã«ã¯ä½™è£•ãªã©ãªãã€ãŸã¾ã«ã¯æ„åœ°æ‚ªã ã£ã¦ã™ã‚‹ã€‚
そã‚"な彼等に愛着ã‚'持てたのは、彼等が自然ä½"で、人é-"らã-く、また、自分ã‚'そã"に投影できたからかもã-れない。
軽やかでリズム感のあるè'-è€...のæ-‡ç« ã¯ã€ã™ã‚‹ã™ã‚‹ã¨å¿ƒã«æŸ"み込む。
æ°-付いてみれば、ふと心ã‚'é·²æŽ'みにされていた、そã‚"な要ç' ãŒã€ã„くつもちりばめられている。
読むã"とは、楽ã-いã"とだ。
シãƒ"アでぐっとくるストーリーとは裏è...¹ã«ã€ãã‚"ã!ªã!!"とã‚'感じた一冊だった。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年10月17日に日本でレビュー済み
主人公が少年時代に一時期同居した祖父、「てこじい」の物語です。この作品は「てこじい」という人物の強烈な個性の描写にほとんどが費やされています。主人公が母と二人で住むアパートに突然転がり込んだてこじいは、初めは、偏屈な困り者にしか見えません。しかし、伝え聞く若かりし頃の活躍や、奇矯な行動を通じて、実に味のある老人の人生が見えてきます。そして、家庭の危機に際しての行動の奥にある家族への優しさがふんわりと浮かびあがり、自らの死後には、ずしりとした存在感を残しています。戦後のある時期、この人物は確かに生きて、確固たる人生を送ったのだと納得させられるていねいな作りです。
てこじい、母親、叔父の3人しか登場しないのに、その濃密な人間関係は、実にリアルに感じられます。
著者は、少年たちが町のある老人の死を観察するという、名作「夏の庭」で世に知られましたが、この作品も老人と死を見つめるという、一風通じるモチーフをもっています。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年1月9日に日本でレビュー済み
「僕」の中で様々な時間が交錯していく。しかし、紛らわしいことや、不可解さはない。

それは一本の物語となって、響いてきた。

「僕」の中で生きる母やてこじいは、読む側の気持ちを揺れ動かすが、とても静かで、懐かしい。セピア色の町に輝く、夕陽みたいだ。

非常に巧い。美しくて、巧い。

「夏の庭」ほどの感動はないが、しっとりと味わい深く、温めてくれる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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