まずは、幼くしてこの世の生を奪われた二人の尊い命を深く思わざるをえません。
そして、この著書、高山文彦「少年A 14歳の肖像」、 少年Aの「絶歌」を併読することによって、この極悪怪物と思われている少年の虚像が少し見えてきました(自分のこともすべては見えていません)。
なぜこの本をわざわざ書いたのか?
それは、約2億円という慰謝料(出版社の拙速な出版により遺族から受け取り拒否されたようですが)もあるようですが、幼少期からノートに自分の世界を描き、母親から買ってもらった画集、特にダリを愛好した芸術家になるような体質(直観画像素質者:精神鑑定より)があったようです。少年Aとダリには奇妙ほど一致する点が多かったようですが(高山)、なぜダリは芸術家になり、少年Aは、淳君の首を校門に掲げ恍惚となっていたのか。それは紙一重だったかと思います。すべては紙一重なのだと気づかされます。たまたま私でなくて、少年Aだったのか。
母親の厳しい躾けや体罰や、その他さまざまな、性化学物質やホルモンの分泌含め、事象の積み重ねとしか言えません。
本書では、非行少年の更生にかかわる方々の素晴らしい仕事が垣間見えます。
お父さんのような法務教官、お母さんと慕う精神科医、愛情を持って厳しく諭す教誨師などなど、多くの素晴らしい出会いと仕事によって、少年Aが、社会へ出て汗水たらして働こうとする青年へ変わっていく過程が見えます。
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少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫 く 26-1) 文庫 – 2006/4/7
草薙 厚子
(著)
- ISBN-104167679809
- ISBN-13978-4167679804
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/4/7
- 言語日本語
- 本の長さ249ページ
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/4/7)
- 発売日 : 2006/4/7
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 249ページ
- ISBN-10 : 4167679809
- ISBN-13 : 978-4167679804
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,776位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 177位事件一般関連書籍
- - 257位司法・裁判(一般)関連書籍
- - 4,255位文春文庫
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2021年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父と母 悔恨の手記 「少年A」 この子を生んで…… (文春文庫) - 「少年A」の父母を読み、何故かしっくりこないというか、言葉が響かなったので、被害者の父親が書いた「淳」も読み、少年A 矯正2500日全記録 (文春文庫を読みました。少しでもこのような残忍な少年事件が再発しないために、関係者の方が尽力しているのに、加害者と母親にはその熱意が全く届いていないような気がします。残念です。
2015年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事だから、少年法があるのだからやらねばならない。
現在のもちうる知識と熱意を総動員して、Aが更生したと認めた下り。
感動的だし、ある程度の効果はあったかもしれないが。
こういった仕事の限界ってものはないんだろうか。
人間ができうる範囲、そのことに触れないのは、少年Aのためだけだろうか。
更生に限界はないのか。これについて書かれていないのはいかがなものか
その後の支援者のお考えなども聞かせてほしい。
現在のもちうる知識と熱意を総動員して、Aが更生したと認めた下り。
感動的だし、ある程度の効果はあったかもしれないが。
こういった仕事の限界ってものはないんだろうか。
人間ができうる範囲、そのことに触れないのは、少年Aのためだけだろうか。
更生に限界はないのか。これについて書かれていないのはいかがなものか
その後の支援者のお考えなども聞かせてほしい。
2022年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あたかも、事実を全てを取材して、明るみにしたような宣伝をしているが、内容は筆者の憶測や作り話も混ざっており、フィクションと思われても仕方ない内容だと思います。裏の取れていない内容で出版されているのは、残念なことだと思います。キチンと取材されたのでしょうか。
2020年9月26日に日本でレビュー済み
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少年Aが事件後、関東医療少年院でどのように過ごしていたか純粋に興味がありました
絶歌では書かれていない事を知れて良かった
絶歌では書かれていない事を知れて良かった
2020年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実だけを描き綴り、自分の意見が謂えてない。学生の作文にある様な感じ。
2013年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少年Aについては色々していた調べたつもりだった
でも、元院生について
彼からのAについての話は初耳だった
興味深かった
更正しているのかは分からない
でも、変化したのは分かった。
彼は人間だった
悪魔ではなかった
でも、性的に問題があること母親とは会っていないということ
大事な部分が欠けたから
殺人者になった
でも、どう虐待されても強く生きる人もいる
死なずに殺さずに生きてる人もいる
彼は全て異例だった少年院時代
今後どう生きるのか・・・
もう誰も傷つけないでほしい
ただそれだけです
本当に反省していても帰らぬ人は帰らない
複雑になりました
どうみても母親に愛情をもらいたかった
かまってほしかった
自分が大それたことをしているのにTVをみて爆笑している母親
何も気にかけていないんだと思った。
彼のことを可愛そうとは思わない
彼を怖いと思った
可愛そうなのは殺された人
被害者です
それを忘れないで生きて欲しい
もう誰も殺さないで
でも、元院生について
彼からのAについての話は初耳だった
興味深かった
更正しているのかは分からない
でも、変化したのは分かった。
彼は人間だった
悪魔ではなかった
でも、性的に問題があること母親とは会っていないということ
大事な部分が欠けたから
殺人者になった
でも、どう虐待されても強く生きる人もいる
死なずに殺さずに生きてる人もいる
彼は全て異例だった少年院時代
今後どう生きるのか・・・
もう誰も傷つけないでほしい
ただそれだけです
本当に反省していても帰らぬ人は帰らない
複雑になりました
どうみても母親に愛情をもらいたかった
かまってほしかった
自分が大それたことをしているのにTVをみて爆笑している母親
何も気にかけていないんだと思った。
彼のことを可愛そうとは思わない
彼を怖いと思った
可愛そうなのは殺された人
被害者です
それを忘れないで生きて欲しい
もう誰も殺さないで