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無限連鎖 (文春文庫 に 14-1) 文庫 – 2004/11/10
楡 周平
(著)
巨大タンカーが謎のテロリスト集団に乗っ取られる。爆薬を積んだ船は東京湾に進入。犯人の要求に日米首脳は苦渋の決断を迫られる
- 本の長さ640ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/11/10
- ISBN-104167689014
- ISBN-13978-4167689018
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/11/10)
- 発売日 : 2004/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 640ページ
- ISBN-10 : 4167689014
- ISBN-13 : 978-4167689018
- Amazon 売れ筋ランキング: - 798,604位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月10日に日本でレビュー済み
久々に経済小説以外の作品を読んで興奮した。
圧倒的な迫力とノンストップのタッチが面白かった。
普通の作品なら中性子爆弾が投下する一歩手前で投下を回避するストーリーでハッピーエンドだが楡作品はそうはさせてくれない。
日本に再度原爆投下を許してしまったのだ。
しかも一国の総理が許可したものだ。
イスラム原理主義者のテロ活動は永遠に終わることがないのか。
日本の危機管理が改めて問われる作品だった。
一般文学通算1544作品目の感想。2015/11/10 16:00
圧倒的な迫力とノンストップのタッチが面白かった。
普通の作品なら中性子爆弾が投下する一歩手前で投下を回避するストーリーでハッピーエンドだが楡作品はそうはさせてくれない。
日本に再度原爆投下を許してしまったのだ。
しかも一国の総理が許可したものだ。
イスラム原理主義者のテロ活動は永遠に終わることがないのか。
日本の危機管理が改めて問われる作品だった。
一般文学通算1544作品目の感想。2015/11/10 16:00
2011年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
分厚い本ですが読みやすいです。この手のサスペンスが好きな人なら読んで損はないかと思います。
ただし、題材としてタンカー乗っ取りはフォーサイスの「悪魔の選択」、舞台が東京湾で米軍が関わってくるところは福井晴敏の「亡国のイージス」という素晴らしいクライシス小説とかぶる設定で、個人的にはそれら二作品には遠く及ばないなと思いました。(逆にこの本を読んで面白いと思った方には、是非この2作品も手に取っていただきたいです)
前半のテロと後半のつながりが希薄だったのも残念です。
ただし、題材としてタンカー乗っ取りはフォーサイスの「悪魔の選択」、舞台が東京湾で米軍が関わってくるところは福井晴敏の「亡国のイージス」という素晴らしいクライシス小説とかぶる設定で、個人的にはそれら二作品には遠く及ばないなと思いました。(逆にこの本を読んで面白いと思った方には、是非この2作品も手に取っていただきたいです)
前半のテロと後半のつながりが希薄だったのも残念です。
2005年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
9・11のトラウマが消えないアメリカでの同時多発物流テロ。
そして未だ平和ボケから抜け出ない日本での、原油を盾にした東京湾テロ。
フィリピンに帰国した「ジャパゆきさん」が生んだ日比混血児の行く末。
現代に生きる船乗りたちの家族の肖像。
人種の坩堝アメリカ合衆国に生きるイスラム圏出身者の心理。
これら、非常に興味深いテーマが、最後にリンクしきれていない。
「あれ、あの話は、どうなったの?」
「あの登場人物は、最後に何も絡まないの?」
といった疑問が本を閉じた時に残りました。
このような素晴らしい素材、無駄にせずに、もっと推敲を重ねて
欲しかった。
そして未だ平和ボケから抜け出ない日本での、原油を盾にした東京湾テロ。
フィリピンに帰国した「ジャパゆきさん」が生んだ日比混血児の行く末。
現代に生きる船乗りたちの家族の肖像。
人種の坩堝アメリカ合衆国に生きるイスラム圏出身者の心理。
これら、非常に興味深いテーマが、最後にリンクしきれていない。
「あれ、あの話は、どうなったの?」
「あの登場人物は、最後に何も絡まないの?」
といった疑問が本を閉じた時に残りました。
このような素晴らしい素材、無駄にせずに、もっと推敲を重ねて
欲しかった。
2011年11月29日に日本でレビュー済み
24のような緊迫感とプリズン・ブレイクのような緊張感が錯綜する超大作だと思います。これが実写化されたらとんでもないことになるだろうなと思います。こんなリアリティのあるテロリズムは見たことがありませんでした。
楡周平氏の凄いところは、絵空事の机上の空論ではなく、かなり現実的だということです。ドラマだから映画だからだとかいう批判は該当しないでしょう。もしかしたら実現可能なことかもしれないからです。
アメリカという国、日本という国、そして、東南アジア・中東が世界でどのような位置付けにあるか、あるいは、現実・実情はどうか、もしくは、それらの虚像と真実は、とジャーナリスト的な視点で世界が構築されているのも見処だと思います。
文句なしの名作だと思います。度肝を抜かされました!お勧めです!
楡周平氏の凄いところは、絵空事の机上の空論ではなく、かなり現実的だということです。ドラマだから映画だからだとかいう批判は該当しないでしょう。もしかしたら実現可能なことかもしれないからです。
アメリカという国、日本という国、そして、東南アジア・中東が世界でどのような位置付けにあるか、あるいは、現実・実情はどうか、もしくは、それらの虚像と真実は、とジャーナリスト的な視点で世界が構築されているのも見処だと思います。
文句なしの名作だと思います。度肝を抜かされました!お勧めです!
2008年9月30日に日本でレビュー済み
ここに書かれたテロはすごい。
単に無差別に大量殺戮するテロではなく、
国民生活をじわじわと痛みつけるテロ。
それも生物兵器や原子力発電所破壊などではない。
こんなテロが起こったら・・・
実にリアル世界にも起こりうる恐ろしいテロを予感させる、
すごい内容でした。
ただ1点残念なのは、
はじめのテロは成功裏に終わったわりに、
その後の人々の恐怖や混乱の記述はなく、
あっさり別のテロの話に移ってしまうのが、
やや物足りなさを感じたが、
総じて興味深い内容でおもしろく読めると思う。
単に無差別に大量殺戮するテロではなく、
国民生活をじわじわと痛みつけるテロ。
それも生物兵器や原子力発電所破壊などではない。
こんなテロが起こったら・・・
実にリアル世界にも起こりうる恐ろしいテロを予感させる、
すごい内容でした。
ただ1点残念なのは、
はじめのテロは成功裏に終わったわりに、
その後の人々の恐怖や混乱の記述はなく、
あっさり別のテロの話に移ってしまうのが、
やや物足りなさを感じたが、
総じて興味深い内容でおもしろく読めると思う。
2005年3月28日に日本でレビュー済み
と、久しぶりに思える作品です。
アメリカのテロから、一転舞台は東京湾に。
テロリストを前にした日本の政治家の醜態は、リアルの一言に
つきます。
終盤の予想外の展開にハラハラしました。テロリストを殺すた
めに出撃したアメリカ軍・・・しかし、タンカーを攻撃した
直後、テロリストが全員死亡していることがわかり、大統領か
らの攻撃中止命令がはいった!
Cの福音ほどではないにしろ、読んで損はないです。
アメリカのテロから、一転舞台は東京湾に。
テロリストを前にした日本の政治家の醜態は、リアルの一言に
つきます。
終盤の予想外の展開にハラハラしました。テロリストを殺すた
めに出撃したアメリカ軍・・・しかし、タンカーを攻撃した
直後、テロリストが全員死亡していることがわかり、大統領か
らの攻撃中止命令がはいった!
Cの福音ほどではないにしろ、読んで損はないです。
2004年11月23日に日本でレビュー済み
作者の作品は過去にも数点拝読しているが、現在の社会情勢を含めた設定、小物に至るまでの設定・配置がすばらしく小説を越えたドキュメンタリーと感じさせられる世界が展開している。
願わくは、テロリストが手口を真似ても、不首尾に終わるように日本の警備当局が対応済みとなっていることだけである。
願わくは、テロリストが手口を真似ても、不首尾に終わるように日本の警備当局が対応済みとなっていることだけである。