発端が、ドイツが原発を停止してエネルギー不足に陥いるという事なのですが、実際それに近い状況になりましたが何事も起らず、ちょっと前提条件が崩れた気がします。細菌を使ったテロのところも十分に練られているとは言い難く、戦闘に至るお膳立てはかなり無理があると言わざるを得ません。また、アメリカ大統領が相手と同数の水上艦艇だけで勝負を決せよと命じるあたりも現実味に乏しいです。ところどころに挿入されている魚雷の歴史講話も話の腰を折るような気がします。むしろ冒頭にまとめて持ってきた方が良かったのではないでしょうか。
しかし、下巻の大部分を占める戦闘シーンは一気に引き込まれます。この本では、あれこれ考えずに、純粋に戦闘シーンだけを堪能するべきです。それにしても、アメリカのホワイトハウスや軍の危機管理体制には我が国は足元にも及ばないなと考えさせられる一冊でした。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
U307を雷撃せよ 上 (文春文庫 エ 8-1) 文庫 – 2007/7/10
中東に向かうドイツ最新鋭潜水艦群。追う米英の戦術を知り尽くす敵を倒せるのか? 熾烈な海戦が連続する最上級の軍事スリラー
- 本の長さ327ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/7/10
- ISBN-104167705508
- ISBN-13978-4167705503
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/7/10)
- 発売日 : 2007/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 327ページ
- ISBN-10 : 4167705508
- ISBN-13 : 978-4167705503
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,276,419位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
6グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代における潜水艦と水上艦の息詰まる戦いが描かれています。描写も的確で、内容の正確さからいえば昨今にない傑作です。
2007年8月3日に日本でレビュー済み
トム・クランシー、パトリック・ロビンソン、(潜水艦ではないけど)ジェイムズ・H・コップに続く新鋭作家が登場です!
(ジョー バフは核弾頭魚雷を使うので、私は厭だ...)
ディーゼル型AIP潜水艦を敢えて使う凄さもあります!
今のディーゼル型潜水艦の技術力の凄さを思い知らされます(パトリック・ロビンソンの「キロ・クラス」を超える衝撃!)。
潜水艦発射のSAMは従来のASWを打ち崩します。うーん!!!!!!
対潜ヘリもSAMからは逃げられない...
(ジョー バフは核弾頭魚雷を使うので、私は厭だ...)
ディーゼル型AIP潜水艦を敢えて使う凄さもあります!
今のディーゼル型潜水艦の技術力の凄さを思い知らされます(パトリック・ロビンソンの「キロ・クラス」を超える衝撃!)。
潜水艦発射のSAMは従来のASWを打ち崩します。うーん!!!!!!
対潜ヘリもSAMからは逃げられない...
2007年10月27日に日本でレビュー済み
確かに潜水艦vs洋上艦の戦いを書いた作品は少な目なので、興味はあったが割と描写があさっりしている。複数隻いた潜水艦もあれよあれよとやられて行くので、これなら1vs1みたいなドラマでも良かったのではないかと。まぁ、主人公側が一方的に勝つ展開ではないのはとても良かったと思う。
2007年8月4日に日本でレビュー済み
本書が処女作となる筆者だがその力量は十分。政治、情報戦、水上戦闘、数多くの兵器知識に彩られた本作は期待に答えてくれる。上巻はどちらかというと導入部。だが退屈しない。後半の山場に向けてしっかりとした導入になっている。下巻に期待。