巻末の解説は最初に読まないこと。そして読み終わったあと必ず読むこと。
「私」の手がかりを探すのに必死になってページをめくること請け合いです。
二度読みしたくなる本であることは保証いたします。
ミステリーフアンに。
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六月六日生まれの天使 (文春文庫 あ 47-1) 文庫 – 2008/5/9
愛川 晶
(著)
記憶喪失の女と、ゴム製の仮面をつけた全裸の男。ある日ベッドの中で出会ったふたりの奇妙な同居生活の行方は……。究極の衝撃!
- 本の長さ443ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2008/5/9
- ISBN-104167717786
- ISBN-13978-4167717780
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2008/5/9)
- 発売日 : 2008/5/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 443ページ
- ISBN-10 : 4167717786
- ISBN-13 : 978-4167717780
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,297,980位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年1月30日に日本でレビュー済み
叙述トリックを扱った作品にありがちな、大して面白くない話をとことん分かりにくく
書いただけの作品とでもいうのだろうか
主人公は都合よい部分だけ記憶を忘れ、男にも特殊な設定をつけてと下ごしらえは完璧だ
カンボジアだのポルポトだのと無駄な話も多く、やがて明らかになる真相もとにかくごてごてと
していてああそうといった感想しか湧いてこない
マスクやサンタにも大した意味は無いとあらすじもやや詐欺っぽい
よほどのマニア以外は手を出さない方が無難だろう
書いただけの作品とでもいうのだろうか
主人公は都合よい部分だけ記憶を忘れ、男にも特殊な設定をつけてと下ごしらえは完璧だ
カンボジアだのポルポトだのと無駄な話も多く、やがて明らかになる真相もとにかくごてごてと
していてああそうといった感想しか湧いてこない
マスクやサンタにも大した意味は無いとあらすじもやや詐欺っぽい
よほどのマニア以外は手を出さない方が無難だろう
2017年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知り合いから進められ読んでみました。
ストーリー展開が楽しくてすいすい読ませてもらいました。最初は展開が変わりやすいので把握するまでアレ?って感じでしたが面白かったです。
ストーリー展開が楽しくてすいすい読ませてもらいました。最初は展開が変わりやすいので把握するまでアレ?って感じでしたが面白かったです。
2011年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず本作品は叙述トリックを用いており、
作者は巧みな筆力で、うまく読者を誘導しています。
ただ人物設定があまりに都合がよすぎます。
もちろん小説なので、多少のご都合主義は致し方ないですが、
ここまで行き過ぎてしまっては興ざめしてしまいます。
また主人公にこれといった魅力がなく、感情移入できませんでした。
しかし問題は全体の4分の1くらいを占めているだろうセックスシーンの描写。
これは本編とは何の関係もなく、サブプロットにさえなっていません。
まるで枚数を稼ぐために書いたような感じです。
一方で、暴力団についての記述にはあまりにもリアリティがありません。
この二つの対比が作品全体に薄っぺらさを醸し出してしまった感があります。
全体的にもディテールの濃淡が目に見えて分かるのは読み手として厳しいです。
筆力がものをいう叙述トリック自体はうまく描けていますし、構成も見事です。
でも☆2の評価しかできないのが残念です。
作者は巧みな筆力で、うまく読者を誘導しています。
ただ人物設定があまりに都合がよすぎます。
もちろん小説なので、多少のご都合主義は致し方ないですが、
ここまで行き過ぎてしまっては興ざめしてしまいます。
また主人公にこれといった魅力がなく、感情移入できませんでした。
しかし問題は全体の4分の1くらいを占めているだろうセックスシーンの描写。
これは本編とは何の関係もなく、サブプロットにさえなっていません。
まるで枚数を稼ぐために書いたような感じです。
一方で、暴力団についての記述にはあまりにもリアリティがありません。
この二つの対比が作品全体に薄っぺらさを醸し出してしまった感があります。
全体的にもディテールの濃淡が目に見えて分かるのは読み手として厳しいです。
筆力がものをいう叙述トリック自体はうまく描けていますし、構成も見事です。
でも☆2の評価しかできないのが残念です。
2010年3月20日に日本でレビュー済み
本に巻かれた帯からもわかるように、叙述トリックの類の小説です・・・・が。
すごくわかりにくい。
ラスト付近で、「結局はこういうことだったんだ」みたいな説明が、怒涛のラッシュをかけてやってくるのだが、その説明読んでもわからん。
この小説を一言で言うと、
「叙述トリックを作るために、都合のよい人物の設定を作りました」
これが一番適切な表現だと思った。
つか、あまりにも都合良すぎて、理解できなかったんだと思う。
まあ読んでみりゃわかるけど、本当に、トリックのための人物って感じ。
ここまで都合よすぎると、いくらなんでもこれはありえんだろ、みたいな感覚が出る。
内容はハラハラすることもなく、最後まで煮え切らない。
本編と関係ない余談が結構あって、しかもつまらない。
あと交尾しすぎ。
テキトーにページ開いたら、多分、三回に一回は交尾してるシーン出るんじゃないかと思うくらい。
あまりにもヒマでしょうがなかったら読んでもいいんじゃないかなーと思います。
すごくわかりにくい。
ラスト付近で、「結局はこういうことだったんだ」みたいな説明が、怒涛のラッシュをかけてやってくるのだが、その説明読んでもわからん。
この小説を一言で言うと、
「叙述トリックを作るために、都合のよい人物の設定を作りました」
これが一番適切な表現だと思った。
つか、あまりにも都合良すぎて、理解できなかったんだと思う。
まあ読んでみりゃわかるけど、本当に、トリックのための人物って感じ。
ここまで都合よすぎると、いくらなんでもこれはありえんだろ、みたいな感覚が出る。
内容はハラハラすることもなく、最後まで煮え切らない。
本編と関係ない余談が結構あって、しかもつまらない。
あと交尾しすぎ。
テキトーにページ開いたら、多分、三回に一回は交尾してるシーン出るんじゃないかと思うくらい。
あまりにもヒマでしょうがなかったら読んでもいいんじゃないかなーと思います。
2010年10月30日に日本でレビュー済み
自分の過去が思い出せない女と,新しいことが覚えられない男.
この対比がなかなか面白い.味付け次第でいろんな仕掛けが作れそうな設定である.
ストーリー自体は,記憶を取り戻そうとする女の悪戦苦闘が中核である.
記憶がないというのは,なるほどこういうことなのかな,と思わされる.
記憶障害の男の生活像や反応もリアルで,よく調べられているなと感心した.
トリックの本体は,他のレビューアの方も書かれている通り,叙述トリックである.
最小限の記述で読者をミスリードに誘導しているテクニックはなかなか巧みで
帯に「読み返したくなる」と書かれている通りである.
実際に読み返してみると,初読で不自然に感じた部分のほかにも,
ヒントとなるような記述が発見できて,1粒で2度おいしい作品である.
とはいえ,セックスや暴力に関する記述がやたら多いことと,
事件に背景に暴力団を持ってくるという安易さには少々興ざめした.
その点を星1つ減点.
この対比がなかなか面白い.味付け次第でいろんな仕掛けが作れそうな設定である.
ストーリー自体は,記憶を取り戻そうとする女の悪戦苦闘が中核である.
記憶がないというのは,なるほどこういうことなのかな,と思わされる.
記憶障害の男の生活像や反応もリアルで,よく調べられているなと感心した.
トリックの本体は,他のレビューアの方も書かれている通り,叙述トリックである.
最小限の記述で読者をミスリードに誘導しているテクニックはなかなか巧みで
帯に「読み返したくなる」と書かれている通りである.
実際に読み返してみると,初読で不自然に感じた部分のほかにも,
ヒントとなるような記述が発見できて,1粒で2度おいしい作品である.
とはいえ,セックスや暴力に関する記述がやたら多いことと,
事件に背景に暴力団を持ってくるという安易さには少々興ざめした.
その点を星1つ減点.
2011年1月26日に日本でレビュー済み
「必ず読み返したくなる」に惹かれて購入。以前に同様のキャッチコピーがついていた、乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
の大どんでん返しが悪くなかったので、同じような期待を持ったのだが…
記憶障害という設定のために物語の説明が徐々にされていく。記憶喪失体験をなぞる意味ではおもしろいが、わくわくするわけでもない。
「この先どうなるんだろう?」とワクワクドキドキしながら先を読むのではなく「なんだかよくわからないので先を読んでみよう」という感じ。
しかも別の意味で「読み返したくなる」つまるところ読み終わってもよくわからない。
よくわからないので読み返したくなるのと、隠されていた部分がわかってしまってからもう一度読み返したいというのは違うと思う。
しかも暴力団とか性的場面の描写は(自分もそうだが)不快に感じる人も少なくないと思う。
記憶喪失を始め、記憶障害をなぞるような一人称の小説は発想として面白いし、書き方によってはとてもうまく引き込めると思うが、この作品に関してはその手法だけが先に立ってしまっており、ひとつの小説として魅力があるとは言い難いと思った。
の大どんでん返しが悪くなかったので、同じような期待を持ったのだが…
記憶障害という設定のために物語の説明が徐々にされていく。記憶喪失体験をなぞる意味ではおもしろいが、わくわくするわけでもない。
「この先どうなるんだろう?」とワクワクドキドキしながら先を読むのではなく「なんだかよくわからないので先を読んでみよう」という感じ。
しかも別の意味で「読み返したくなる」つまるところ読み終わってもよくわからない。
よくわからないので読み返したくなるのと、隠されていた部分がわかってしまってからもう一度読み返したいというのは違うと思う。
しかも暴力団とか性的場面の描写は(自分もそうだが)不快に感じる人も少なくないと思う。
記憶喪失を始め、記憶障害をなぞるような一人称の小説は発想として面白いし、書き方によってはとてもうまく引き込めると思うが、この作品に関してはその手法だけが先に立ってしまっており、ひとつの小説として魅力があるとは言い難いと思った。
2010年7月29日に日本でレビュー済み
紹介文からもお分かりになると思いますが、叙述トリック系のお話です。
個人的には叙述系は好きなのですが、作品によってデキの差が出やすいジャンルだと
思います。
この作品は叙述トリックしては明らかに「駄」
読み終わって「やられた」感が全くありませんし、読み返したいとも思いません。
というか、読み終わってもよく意味が分かりませんでした。
ただ途中でページをめくるのがイヤになるということはありませんでしたので、一作品
と割り切って読む感覚でしたら不満も出ないかもしれません。
叙述トリックを期待するならおススメしません。
個人的には叙述系は好きなのですが、作品によってデキの差が出やすいジャンルだと
思います。
この作品は叙述トリックしては明らかに「駄」
読み終わって「やられた」感が全くありませんし、読み返したいとも思いません。
というか、読み終わってもよく意味が分かりませんでした。
ただ途中でページをめくるのがイヤになるということはありませんでしたので、一作品
と割り切って読む感覚でしたら不満も出ないかもしれません。
叙述トリックを期待するならおススメしません。