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東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編 (文春文庫 き 30-1) 文庫 – 2009/3/10
- ISBN-109784167753535
- ISBN-13978-4167753535
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/3/10
- 言語日本語
- 本の長さ335ページ
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/3/10)
- 発売日 : 2009/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 335ページ
- ISBN-10 : 4167753537
- ISBN-13 : 978-4167753535
- Amazon 売れ筋ランキング: - 298,488位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1972年生まれ。批評家、音楽家。96年~02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。様々な雑誌、webへの執筆・寄稿を行い日本のインディペンデントな音楽シーンに深く関わる。
2004年9月、菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校 【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史』(河出書房新社刊)を上梓。2004、2005年と同氏と共に東京大学教養学部にて講義 を担当。『東京大学のアルバート・アイラー 歴史編』『同 キー ワード編』(菊地成孔・大谷能生/メディア総合研究所)として書籍化される。他に、『日本の電子音楽』(川崎弘二著 大谷能生協力/愛育社)、『200CDジャズ入門200音楽書シリーズ』(200CDジャズ入門編纂委員会編/学習研究社刊)等。2007年9月に月曜 社から初の単独批評単行本『貧しい音楽』刊行予定。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にはソロ・アルバム『「河 岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏を行っている。
2007年には待望の第一批評集『貧しい音楽』(月曜社)を上梓。
2008年には 菊地成孔と共著で待望の『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究』(エスクアイア マガジン ジャパン)を発表。
また、2008年には 第二批評集『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』(メディア総合研究所)も発表された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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取り上げているアーティストは、チャーリー・パーカー、マイルズ・ディヴィス、オーネット・コールマン、ジョン・コルトレーン、アルバート・アイラーなど。
ジャズだけではなく、クラシック(バッハ、ワーグナー、シェーンベルクら)、ブルーズ(ブラインド・ウィリー・ジョンソン、マディ・ウォーターズ)、ソウルやファンク(ジェームズ・ブラウン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン)、現代音楽(ジョン・ケージ)、時代背景(朝鮮戦争、赤狩り、エルヴィス・プレスリー、ジョアン・ジルベルト、キューバ革命、ザ・ビートルズなど)についても言及している。感心したのは、ザ・ビートルズの“Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”(1967年発表)を授業中にかけて、マイルズの“Nefertiti”の時代背景を説明していること。更に、ウェス・モンゴメリー版“A Day In The Life”も紹介している。また、ザ・ビートルズ中心のロックの成功により、ジャズが追いやられた現実についても述べている。
他に私にとって勉強になったのは、サクソフォンやドラムスの成り立ち。
インストゥルメンタルのジャズ曲を面白く解説するのは難しいことだが、本書はよく出来ている。私は、評論家の書く文章は視野が狭くて(しばしば事実誤認もある)うんざりする場合が多いのだが、菊地氏と大谷氏はミュージシャンだけあって音楽に対する視野が広い。当然ながら私と違う感性の部分があるが、本書を読んで良かったと思っている。
(付記)但し、Berklee Methodについての解説などは私には評価不能である。ちなみに"Miles Davis Berklee Method"で検索しても、ぴったりしたものは見つからなかった。米国の参考文献が掲載されていれば信頼度が高まったのだが。
少なくとも日本人によるものはどれも変わり映えのしないものばかりで
スタイルの変遷とそれぞれの時代の代表的名盤の紹介に終始しています。
著者独自の視点や他にない斬新な切り口でのジャズ評論には
今までまず出会ったことがありませんでした。
“十二音平均律〜バークリー・メソッド〜MIDIを経由する近現代商業音楽史”
と題された講義の議事録である「東京大学のアルバート・アイラー/菊地成孔」は
アメリカ合衆国における人種間のせめぎ合いの歴史の中で
ジャズの演奏スタイルがどのように変化したのか?
他の音楽ジャンルや芸術分野にどのような影響を受け、与えたのか?
あくまで演奏を行う側の視点から分析されています。
ジャズを志す人にとっては非常に刺激的な一冊だと思います。
総合大学の一般教養課程の講義としては明らかに専門的過ぎるので
受講者の大半が学外からの“モグリ”だったというエピソードも頷けます。
多少なりとも楽器経験がないと理解が難しいです。
個人的には、エレキギター、エレキベースがなぜビバップと合わないのかの発見がとても興味深かったです。
これらは、読んだことを前提としている部分や、詳しくは「憂鬱と官能を教えた学校」を参照と言う物が数箇所あったので、持っていた方が良いでしょうし、基になった講義はバンバン音源を使った物だったからです。
そのどちらも手元に無い上にジャズ初心者の私は、文中で触れられている曲がどんな物なのか分からないと言う事が多くて、理屈としては分かったが、直感としては分からないという状態です。
しかし、この辺りは私の知識やコレクションが増えれば分かってくる事でしょうし、歴史のあるジャンルならでは楽しみです。そう考えると、ジャズに興味さえあれば、ジャズの知識があまり無い人が読んでも十分楽しめる内容になっています。
まだ、読み始めたばかりですが、とても興味深く思います。
筆者は自分の分野の専門用語は神経質に正確に使うのに、他の分野の専門用語に関しては雑。
その割に、比喩でよく使うので、かえって意味が分かりにくいところがあります。
内容に関しては星4つ。
Kindle版に関しては星1つで、トータルで星2つです。
スキャンしたイメージの字が薄く、読みにくいです。 Kindle (無印), Kindle Paperwhite どちらでも読みにくい。
iPad以上のサイズならば読みやすいのですが、これだと重さで腕が疲れます。
結局、中古の書籍も購入しました。