手塚作品はブラックジャックと七色いんこが大好きで10代のころに愛読していましたが、それから約40年、ようやくこの作品を手にする縁に恵まれました。
映画のようなストーリーで、映画以上に心を動かされました。
これをリアルタイムで週刊誌購読されていた方々をうらやましく感じるほどです。
私たちの世代が生まれる前のできごとから始まり、今でもその課題を克服できない私たち人間の非力と暴力性を考えさせられる機会を与えてもらえました。
素晴らしい作品に出会えました。
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新装版 アドルフに告ぐ (1) (文春文庫) 文庫 – 2009/1/9
手塚 治虫
(著)
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ナチスドイツ興亡の時代を背景に、ドイツ、日本、イスラエル3国にまたがる3人の主人公の生と死。著者畢生のライフワーク再登場
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/1/9
- ISBN-10416775701X
- ISBN-13978-4167757014
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/1/9)
- 発売日 : 2009/1/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 416775701X
- ISBN-13 : 978-4167757014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,994位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月14日に日本でレビュー済み
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本書は手塚治虫の晩年の名作と言っていいのではないでせうか。第一巻を読み終へて思ふのは、よく出来たドラマだといふ事です。日独の戦前期の史実を基に驚くべき秘密を巡って多くの人々が右往左往し、様々変転を重ねる展開は、スリル溢れるスペクタクルのやうです。この時代に対する筆者の思ひも当然描かれ、刻まれてゐるのでせうが、抑制的で大きなメッセージとしてゆっくりじっくりと表現しようとしてゐるのでせう。時々に織り込まれてゐる情景、風景は読者をして歴史を視覚的に体感的に把握し得るかのやうな感じさへ抱かせるのではないでせうか。第一巻で大きな舞台設定が準備されましたので、これからが大きな動と転が描かれる氣が致します。第二巻以降もじっくり丁寧に味はひたく存じます。
2020年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手塚治虫さんの作品はどれも有名ですが、きちんと読んだことがありませんでした。
数年前に舞台になった原作ということで、読んでみましたが、戦争の話なのにユーモアもあり、考えさせられる深い内容でもあり、読んでよかったです。
数年前に舞台になった原作ということで、読んでみましたが、戦争の話なのにユーモアもあり、考えさせられる深い内容でもあり、読んでよかったです。
2015年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在の政治等を知るにはもってこいです。人として。。。を考えさせられる作品であり、手塚治虫の信念等にとても共感します。
2015年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発送されるのも大変早く、予想以上に綺麗な状態のものが届いたのでとても良かったです。
2009年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に深みのあるフィクションを交えた第2次世界大戦記。時代を背負う一級の小説に勝るとも劣らない漫画芸術の最高傑作の一つだと思います。
手塚さんはその著書で自身の戦争体験(=反戦・平和への願い)を何としても後世に残す為に本書を書いたと仰っていましたが、文学・音楽・医学等に精通した日本が世界に誇る漫画芸術家の気迫(鬼気迫る想い)が随所に感じられます。そして、史実をベースに現在のイスラエル問題へも通じる緻密かつ人間の宿業を絡ませたオリジナルストーリーは圧巻です。
20数年前の中学生時代に当時の親友が、「手塚治虫の凄い漫画がある」と紹介してくれて以来、漸く読む機会に恵まれました。ぜひ、多くの方に拝読頂き、日本の過去の歴史を振り返り、2度と戦争を起さないように子孫へ語りついで頂きたいと思います。
手塚さんはその著書で自身の戦争体験(=反戦・平和への願い)を何としても後世に残す為に本書を書いたと仰っていましたが、文学・音楽・医学等に精通した日本が世界に誇る漫画芸術家の気迫(鬼気迫る想い)が随所に感じられます。そして、史実をベースに現在のイスラエル問題へも通じる緻密かつ人間の宿業を絡ませたオリジナルストーリーは圧巻です。
20数年前の中学生時代に当時の親友が、「手塚治虫の凄い漫画がある」と紹介してくれて以来、漸く読む機会に恵まれました。ぜひ、多くの方に拝読頂き、日本の過去の歴史を振り返り、2度と戦争を起さないように子孫へ語りついで頂きたいと思います。
2018年8月26日に日本でレビュー済み
もう何十回も読んだので、ほぼ暗記しているくらいなのですが、何年間ごとに
必ず読んでいます。
そして、その都度感動しています。
私も50歳になりましたが、戦後の混乱・動乱期は知りませんが、手塚治虫さんの
マンガで読んでも、なんとなく想像が出来ます。
ただ、今の若い人達は、もう分からないのかも知れません。
手塚治虫さんの数ある作品の中でも、間違いなく「名作」だと思います。
必ず読んでいます。
そして、その都度感動しています。
私も50歳になりましたが、戦後の混乱・動乱期は知りませんが、手塚治虫さんの
マンガで読んでも、なんとなく想像が出来ます。
ただ、今の若い人達は、もう分からないのかも知れません。
手塚治虫さんの数ある作品の中でも、間違いなく「名作」だと思います。
2008年6月24日に日本でレビュー済み
ヒトラーユダヤ系説という既に学界で否定された説に基づいて描かれた漫画。ちなみにユダヤ系説はこの作品が描かれた時は既に否定されていました。ちょっと御大、勉強不足ですぞ。
僕はヒトラー研究家ですが、ヒトラーを批判するのに、なにもヒトラーがユダヤ系である必要はないです。ヒトラーがユダヤ系だとすると「災厄は常にユダヤ人から」という反ユダヤ主義の主張を端無くも裏付けてしまう皮肉な結果になります。
僕は手塚漫画が大好きだけど、この作品に限っては残念ながら、手塚治虫の晩年の失敗作と断じざるを得ません。また歴史考証が杜撰すぎます。
僕はヒトラー研究家ですが、ヒトラーを批判するのに、なにもヒトラーがユダヤ系である必要はないです。ヒトラーがユダヤ系だとすると「災厄は常にユダヤ人から」という反ユダヤ主義の主張を端無くも裏付けてしまう皮肉な結果になります。
僕は手塚漫画が大好きだけど、この作品に限っては残念ながら、手塚治虫の晩年の失敗作と断じざるを得ません。また歴史考証が杜撰すぎます。