ローズダスト中のネタバレ無しの感想文です
面白いです
やはりこの人の作品は自分にあっているようで
数年ぶりの活字もなんのその
すらすら読めますし
ちょっとした間にも読み始められる
腰の軽さも持ち合わせているので
ついついマンガに行きそうな雰囲気も打ち消してくれます
三人目の殺害予告の結果から
彼の救出作戦の正否まで
が収録
読み終えてしばらくたっているので
もう既に忘れかけているんですが書きます
ローズダストの面々が直接どうやって三人目を?
と思っていましたが
スタートからの陽動とはもう用意周到の極みですね
ローズダストの面々の決起の原因となった事故もこの巻で収録
なるほどなるほどです
前後逆かもですが
753とローズダストのカーチェイスは圧巻
台場の惨劇もなんとなく予想はできるとは言え
その始まりのきっかけ
並河の推察眼
「ともき?さん?」から
奴が振り向くところなんかぶわっと鳥肌ものです
既にこのときに下巻の予行演習になってたのに
国は!
と今だから思いますが縦割り行政とか色々あるんでしょう(漠然)
だからこそ捕まるし
だからこその救出劇の正否
その前には並河ともう一つの組織との接触ですね
ここら辺を理解するために
ちゃんと世界情勢も気にしようと思う
普通は逆ナンでしょうが
カーチェイス
台場
救出作戦
救出作戦のスタートなんてもう上が憎たらしくて
読んでてもうザマミロ感でにやにやしながら読んでました
3つの戦闘も見せ場ですが
各登場人物の詳細紹介も描写もなんか心にしみこんできて
その人物たちが動くので
自分の想像力で絵が浮かぶので
どんな映画監督とキャストが映画化しても原作を越えることがない
これが実写化不能の真の理由で
政府への気遣いや
道路封鎖や建物の破壊コストはサブな理由ですね
まあ他の原作至上主義の人と同じく
普通に読解力と想像力があれば原作を越える
実写作品なんて存在しない
それを再確認してしまいます
並河
羽住
トモキに限らず
上司の憎たらしい面々も読んでいくと全員
登場人物好きになってます
もちろんローズダストの面々も
唯一例外はアクトの社長ですかね?
みなさんは孫?
三木谷?
ホリエモン?
どういう方を当てはめて読みました?
読んでない方は読んで下さい
面白いです
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Op.ローズダスト 中 (文春文庫 ふ 27-2) 文庫 – 2009/2/10
福井 晴敏
(著)
- 本の長さ477ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/2/10
- ISBN-104167763028
- ISBN-13978-4167763022
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2009/2/10)
- 発売日 : 2009/2/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 477ページ
- ISBN-10 : 4167763028
- ISBN-13 : 978-4167763022
- Amazon 売れ筋ランキング: - 585,874位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年、東京都墨田区生まれ。
98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。99年『亡国のイージス』では第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推 理作家協会賞を受賞。2002年『終戦のローレライ』では第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作が3本映画化 された(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダムUC(4) パラオ攻略戦 (ISBN-13: 978-4044748081 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月16日に日本でレビュー済み
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2013年1月24日に日本でレビュー済み
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ディテールがここまで細かくて、破綻しないのは流石、福井晴敏。人物描写も本当に深い。上中下巻の長作になるのもうなずける。
2019年2月24日に日本でレビュー済み
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福井晴敏さんの小説は総じて無駄がなく、私にとってはとても読みやすい文章です。
主人公、もしくは準主人公が不死身すぎるきらいはありますが、適度に技術情報をちりばめた読者の推測の上をいく展開はぐいぐい引き込まれます。
私が手にした福井さんの小説は亡国のイージスに続いて2作目ですが、この調子で全タイトル読破となりそうです。
主人公、もしくは準主人公が不死身すぎるきらいはありますが、適度に技術情報をちりばめた読者の推測の上をいく展開はぐいぐい引き込まれます。
私が手にした福井さんの小説は亡国のイージスに続いて2作目ですが、この調子で全タイトル読破となりそうです。
2014年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
展開も人物描写もわかりやすく、大変面白かった。
すこし描写が細かすぎて、読んでいた疲れたが、それ以上にストーリーが面白かった。
すこし描写が細かすぎて、読んでいた疲れたが、それ以上にストーリーが面白かった。
2015年1月15日に日本でレビュー済み
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まだ読了していないが骨太なアクション。スピード感があり、映像を見てるようなスピード感
2010年1月24日に日本でレビュー済み
上巻で小出しにしていた過去の事が語られていきます。
おぼろげに語られていたオペレーションLPが明らかになっていきます。
穏やかな日々、裏切りや葛藤、後悔。裏切られたの心情を思うと陰鬱な気分になります。
過去のことを語っている部分が多いのでだらけるかと思いきや、終盤までの助走として一気に読んでしまいました。
トモキ君の罪と罰。
おぼろげに語られていたオペレーションLPが明らかになっていきます。
穏やかな日々、裏切りや葛藤、後悔。裏切られたの心情を思うと陰鬱な気分になります。
過去のことを語っている部分が多いのでだらけるかと思いきや、終盤までの助走として一気に読んでしまいました。
トモキ君の罪と罰。
2009年4月19日に日本でレビュー済み
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「
川の深さは (講談社文庫)
」「
亡国のイージス (講談社文庫)
」同様の、「完璧に訓練された、能力抜群の工作員」と「悩めるダメ中年」のパターンの繰り返しか...と思いきや、本作での主人公や、ローズダストの工作員たちはずっと人間味を増している。戦闘能力は抜群ではあるが、若さゆえに悩み、苦しみ、訓練課程では否定されていたはずの友情と任務の狭間で苦悶する、そんな姿が描かれている。本作品の並河警部補は今までの作品でいう仙石曹長や平曹長、警備員の桃山同様ではあるが、実生活はそこまで破たんしているわけでもなく、絶望と諦観を持ちつつも、それなりに現実社会に適応して生きているところも合わせて、これらのキャラクターをよりリアルに感じさせている。
作品の持つメッセージは従来の作品群とは変わらないものの、序盤でほのめかされる事情がだんだんと明るみになり、現在につながる謎が解き明かされ、そこからは息をもつかせぬアクションの連続で一気にたたみかける展開はシリーズでも最高の出来、本当に途中で本を閉じるのが難しいほどだ。
映画化せずにはいられないスケールだと思うが、上映時間の枠内に収めるのは不可能だろうな...といらぬ心配までしたりもする。
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映画化せずにはいられないスケールだと思うが、上映時間の枠内に収めるのは不可能だろうな...といらぬ心配までしたりもする。
2009年7月28日に日本でレビュー済み
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面白くて一気に読みました、友人にも勧めたくらいです!