角田光代女史の作品の凄さは、やはり、日々、日常の風景から感じえる
心の機微の表現の上手さにあると思う。
長編は、当たり外れがあるように思われが、短編の方に絶対的な上手さ
を感じる。
個人的には、タイトル作品の「おまえじゃなきゃだめなんだ」のバブル期
を体験し、今を思う女性の話と、「北原荘201号室」の夜トイレに行けない
子供の話は、その心模様の描写に、そう~そう~と呻ってしまう程の作品
で、お薦めです。
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おまえじゃなきゃだめなんだ (文春文庫 か 32-11) 文庫 – 2015/1/5
角田 光代
(著)
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「買おう!離婚指輪を」傑作オリジナル短篇集
秘かな決意をジュエリーに託し、高級宿の一夜が人生を整える。すべての女子の宝石のような想いを集めた傑作オリジナル短篇集。
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- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2015/1/5
- 寸法14.8 x 10.5 x 1.7 cm
- ISBN-104167902753
- ISBN-13978-4167902759
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2015/1/5)
- 発売日 : 2015/1/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4167902753
- ISBN-13 : 978-4167902759
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,813位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,185位文春文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2024年1月24日に日本でレビュー済み
「お前じゃなきゃダメなんだと言われたかった。こんなうどんですら言われるのに、私ときたら」という旨のフレーズを昔読んでから数年経った今でも頭を時々よぎります。角田光代さんの本で1番好きな本です。うどん食べたくなりました。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ごく短い作品を収録した1冊ですが、
1つ1つの作品がほとんど印象に残らなかった。
唯一、表題作は心にかすかな光を与えてくれましたが、
それ以外の作品は、読んだ端から忘れてしまった。
1つ1つの作品がほとんど印象に残らなかった。
唯一、表題作は心にかすかな光を与えてくれましたが、
それ以外の作品は、読んだ端から忘れてしまった。
2022年8月23日に日本でレビュー済み
既出の通り、表題作以外はあまり印象に残らない作品が多い。
しかし表題作は女性の心理を大変上手く描いており、流石。
普通は、性に奔放で、男性のスペックしか見ていない女性視点の話というと、フィクションであれノンフィクションであれ主人公の自分勝手さ(自らを棚に置いた思考回路)に苛立ちを覚えるものだが、この話は独特の切なさと過ぎ去りし若き日への懐かしさを感じさせるから不思議だ。
しかも決して読後感は悪くなく、寧ろ前向きな気持ちにさせてくれる。
著者の代表作の八日目の蝉や紙の月とはだいぶ趣が違うが、この話にはそれとは違う良さがあると思う。
しかし表題作は女性の心理を大変上手く描いており、流石。
普通は、性に奔放で、男性のスペックしか見ていない女性視点の話というと、フィクションであれノンフィクションであれ主人公の自分勝手さ(自らを棚に置いた思考回路)に苛立ちを覚えるものだが、この話は独特の切なさと過ぎ去りし若き日への懐かしさを感じさせるから不思議だ。
しかも決して読後感は悪くなく、寧ろ前向きな気持ちにさせてくれる。
著者の代表作の八日目の蝉や紙の月とはだいぶ趣が違うが、この話にはそれとは違う良さがあると思う。
2020年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余分なものを削ぎ落として一文で情景が浮かび上がる文章ばかり。女性の心情がとても細やかに描かれていると思う。
2015年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「せみ」もいいが、「これ」もとってもいいヨw----------------------------w
2017年3月5日に日本でレビュー済み
これを読んだ後、山田うどんでカツ丼セットを注文した。
程なくして運ばれてくるカツ丼セット。
「うどんの丼がとても熱くなっていますので本当に気をつけてください」との店員。
どうやったらこんなに熱く暖められるのだろうかというくらい、本当に熱い。
運んできた店員のまぶしい笑顔、熱すぎる丼は決して手を抜かない誠意が感じられた。
うどんをすする。
つゆは黒い関東風。うどんはコシもなく、具も揚げ玉、わかめ、ねぎと至って普通のたぬきうどんである。
カツ丼はシンプルにロースカツと玉ねぎと無難にまとめられている。
横の客が「ねぎ多めで」と注文している。しまった、そういうものあるのか。
特別うまいわけではない。選べばもっとうまいカツ丼やうどんが食べられるはずである。
しかし時として、くたくたのうどんや普通のカツ丼が食べたいときがある。
それを叶えてくれるのが山田である。学食や社食の、あの味をいつでも食べられる。
そんな場所をいとおしく思い、愛する人と分ち合った芦川さんは間違っていない。
「山田に負けた」と思いながら一人でうどんをすすり、餃子を食べ、最後には「山田に負けるか」と生まれ変わる主人公。
山田うどんには不思議なパワーがあるのだろうか。
綺麗にまとまっている他の作品と比べると異彩を放ったテーマではあるものの、まさに「おまえ(山田)じゃなきゃだめなんだ」というタイトルにふさわしい一編である。
程なくして運ばれてくるカツ丼セット。
「うどんの丼がとても熱くなっていますので本当に気をつけてください」との店員。
どうやったらこんなに熱く暖められるのだろうかというくらい、本当に熱い。
運んできた店員のまぶしい笑顔、熱すぎる丼は決して手を抜かない誠意が感じられた。
うどんをすする。
つゆは黒い関東風。うどんはコシもなく、具も揚げ玉、わかめ、ねぎと至って普通のたぬきうどんである。
カツ丼はシンプルにロースカツと玉ねぎと無難にまとめられている。
横の客が「ねぎ多めで」と注文している。しまった、そういうものあるのか。
特別うまいわけではない。選べばもっとうまいカツ丼やうどんが食べられるはずである。
しかし時として、くたくたのうどんや普通のカツ丼が食べたいときがある。
それを叶えてくれるのが山田である。学食や社食の、あの味をいつでも食べられる。
そんな場所をいとおしく思い、愛する人と分ち合った芦川さんは間違っていない。
「山田に負けた」と思いながら一人でうどんをすすり、餃子を食べ、最後には「山田に負けるか」と生まれ変わる主人公。
山田うどんには不思議なパワーがあるのだろうか。
綺麗にまとまっている他の作品と比べると異彩を放ったテーマではあるものの、まさに「おまえ(山田)じゃなきゃだめなんだ」というタイトルにふさわしい一編である。
2017年1月8日に日本でレビュー済み
角田光代さんの本が最近の気分にはまって色々読んでいます。
女性の描き方が本当にリアル。友達や近所に実際にいてもおかしくないような登場人物、もしくは自分自身にも当てはまるような言葉に出来ない感情を代わりにうまく表現してくれるので「この心のモヤモヤはそういう事だったのか!!」と気づけたり、とにかく「あーあるある」と共感できる部分が沢山あります。
それでいて読み終わるとたいていほっとする。
私は一般的にあまり短編集は好きでは無いのですが、この短編集はなかなか良くて好きな文章、あーわかるその微妙な感じ、という部分がたくさんあって面白かったです。
忙しい日々の合間、通勤途中、寝る前、一話一話は短いのでちょとした気分転換にオススメです!!
女性の描き方が本当にリアル。友達や近所に実際にいてもおかしくないような登場人物、もしくは自分自身にも当てはまるような言葉に出来ない感情を代わりにうまく表現してくれるので「この心のモヤモヤはそういう事だったのか!!」と気づけたり、とにかく「あーあるある」と共感できる部分が沢山あります。
それでいて読み終わるとたいていほっとする。
私は一般的にあまり短編集は好きでは無いのですが、この短編集はなかなか良くて好きな文章、あーわかるその微妙な感じ、という部分がたくさんあって面白かったです。
忙しい日々の合間、通勤途中、寝る前、一話一話は短いのでちょとした気分転換にオススメです!!