全編に不穏な空気が満ち、よくわからないけれど、読まずにはいられない、静かな迫力を感じた。独特なネーミングセンスもあって、これぞ恩田陸と感じる、不思議な世界。
惨劇の序章に過ぎないこの上巻だけで、傑作を予感させるに十分なクオリティ。作者ならではの、和風ダークファンタジーとして、高く評価したい。
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夜の底は柔らかな幻 上 (文春文庫 お 42-4) 文庫 – 2015/11/10
恩田 陸
(著)
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恩田ワールド全開のスペクタクル巨編!
国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる!
国家権力の及ばぬ〈途鎖国〉。特殊能力を持つ在色者たちがこの地の山深く集うとき、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切って落とされる!
- 本の長さ398ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2015/11/10
- ISBN-104167904845
- ISBN-13978-4167904845
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
恩田ワールド全開のスペクタクル巨編!
国家権力すら及ばぬ治外法権の地である〈途鎖国〉。ここには在色者と呼ばれる特殊能力を持った者が多く、暗殺者を養成しているとも噂されている。自身も在色者である有元実邦は、警察官という身分を隠し、ある目的を持って途鎖国に密入国を企てる。闇月といわれるこの時期、在色者たちは途鎖に君臨する導師の地位をめぐって殺戮を繰り返し、またある者は密かな目的を持って山深くを目指す。密入国に成功した実邦だが、かつての実邦の婚約者で入国管理官として強権を揮う葛城や、途鎖での同級生だったが何かを隠している黒塚と再会する。さらに実邦の指導者だった屋島風塵、葛城の旧友で快楽殺人者となった青柳淳一など、関係者がいっせいに闇月の山を目指しだす。山の奥にひそむ導師の神山倖秀――実邦の元夫であり、葛城、青柳とともに幼少期を過ごした殺人者――と、途鎖の山奥に隠された〈宝〉をめぐって、彼らの闘いが始まる。
国家権力すら及ばぬ治外法権の地である〈途鎖国〉。ここには在色者と呼ばれる特殊能力を持った者が多く、暗殺者を養成しているとも噂されている。自身も在色者である有元実邦は、警察官という身分を隠し、ある目的を持って途鎖国に密入国を企てる。闇月といわれるこの時期、在色者たちは途鎖に君臨する導師の地位をめぐって殺戮を繰り返し、またある者は密かな目的を持って山深くを目指す。密入国に成功した実邦だが、かつての実邦の婚約者で入国管理官として強権を揮う葛城や、途鎖での同級生だったが何かを隠している黒塚と再会する。さらに実邦の指導者だった屋島風塵、葛城の旧友で快楽殺人者となった青柳淳一など、関係者がいっせいに闇月の山を目指しだす。山の奥にひそむ導師の神山倖秀――実邦の元夫であり、葛城、青柳とともに幼少期を過ごした殺人者――と、途鎖の山奥に隠された〈宝〉をめぐって、彼らの闘いが始まる。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2015/11/10)
- 発売日 : 2015/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 398ページ
- ISBN-10 : 4167904845
- ISBN-13 : 978-4167904845
- Amazon 売れ筋ランキング: - 244,803位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,293位文春文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の本は読んだり読まなかったりなのですが、たまに当たるのでレビューを見て買っていました。あまり評価の良くない中、私には当たりだったので良かったです。現実と独特の世界観を組み合わせた、作者のくせのをこれでもかと感じました。焦らされつつたまに陽気に、喩えがわかりづらかったり、核心はつかない辺り変わらないなぁと思います。
最後まで読んで思ったのは、男女がやきもきする重苦しい設定の話なんだなと。所々好きですが最後良かったです。
最後まで読んで思ったのは、男女がやきもきする重苦しい設定の話なんだなと。所々好きですが最後良かったです。
2017年2月23日に日本でレビュー済み
恩田陸のSFものはどんな舞台設定だろうとドキドキしながら読むのが好きだ。
この作品も冒頭から惹きつけられた。
「入国管理官」、「ヌキ」、「在色者」、「フチ」等独特の用語が説明されることなく文章に現れ、展開していく物語から自分なりの定義を見つけていく。
このような物語の進め方は恩田ワールドならではだろう。
物語は「山」で繰り広げられるようになり、下巻に続く。
下巻ではどのような結末が待っているのだろう。
この話の続編が出ているので読み忘れていたので読んでみた。
新作も楽しみである。
この作品も冒頭から惹きつけられた。
「入国管理官」、「ヌキ」、「在色者」、「フチ」等独特の用語が説明されることなく文章に現れ、展開していく物語から自分なりの定義を見つけていく。
このような物語の進め方は恩田ワールドならではだろう。
物語は「山」で繰り広げられるようになり、下巻に続く。
下巻ではどのような結末が待っているのだろう。
この話の続編が出ているので読み忘れていたので読んでみた。
新作も楽しみである。
2021年1月29日に日本でレビュー済み
ヒロインの実邦は途鎖国へ入国しようとしているが、どうやら合法的な入国ではない様子。列車が国境に近づき入国管理官が扉から入ってきた。にこやかな女性だがその笑顔にだまされてはいけない。そして途鎖国への密入国は死刑と決まっている・・という緊迫した雰囲気から物語は始まります。
ヒロインはどうも超能力者であり、それを隠しているらしい。が、乗客に他の超能力者=イロが発見され入国管理官の注意はそちらにそれます。無事入国を果たしたものの、到着した駅で宿敵の相手に出会ってしまい実邦は警察署へ引っ張られて行くのですが・・・。
あたたかくのんびりした南国を思わせる途鎖国の風景。それなのにその体制は管理主義、絶対主義で息苦しい雰囲気。読んでいくにつれて、どうもそれが日本の中にできた独立国らしく、地理的な感じから、あ、そうか途鎖=土佐なのかとわかってきます。今回は四国がこのパラレルワールド的世界の舞台になっています。
そんな中で今は闇月であり、危険で普段は人が踏み入らない山をめざす者たちが激増するということ。これらすべて謎めいた設定がいかにも恩田さんらしいです。「専門用語ばかり出てきてわからない」というレビューがありましたが、”専門用語”というよりはむしろ、状況がわかってくるにつれて少しずつ言葉の謎がほぐれてきたり、自分であれこれ推測して謎解きしていくのが醍醐味かと思います。
ヒロインや他の人物たちの過去、それぞれの事情が大方わかった頃に前半が終わり、みんなが入山を始めます。水晶の谷、そこに埋もれているという仏陀、水晶筋の山人、山の中でソクになっているというヒロインの元夫、みんながソクの地位を奪うために山頂をめざす・・・山に入ってからは超能力者たちの戦いと暴力と血みどろの話になっていきます。
個人的には恩田さんの不穏で不可思議な物語が好きなので、このあたりからはあまり好みではありませんでした。
結論は、物語としてはおもしろかったのですが、ラストがよくわからなかったのが残念でした。
曖昧だったり結局たいそうなことは何もなかったという終わり方の多い恩田さんですが、今回はちゃんとオチがついています。けれどそのオチがよくわかりませんでした。私だけかもしれませんが(汗)。
結局ヒロインは夫を殺したのか?サクになるとは本当はどういうことなのか?実世界から山に戻った夫は何を考えていたのか、彼はそれでよかったのか?水晶筋の力を得てもいったいそれの何が魅力的なのか?
何なんでしょう、説明不足?納得感がいまひとつ得られないままに終わってしまいました。架空の日本や途鎖国の設定はとても魅力的だっただけに残念です。
ヒロインはどうも超能力者であり、それを隠しているらしい。が、乗客に他の超能力者=イロが発見され入国管理官の注意はそちらにそれます。無事入国を果たしたものの、到着した駅で宿敵の相手に出会ってしまい実邦は警察署へ引っ張られて行くのですが・・・。
あたたかくのんびりした南国を思わせる途鎖国の風景。それなのにその体制は管理主義、絶対主義で息苦しい雰囲気。読んでいくにつれて、どうもそれが日本の中にできた独立国らしく、地理的な感じから、あ、そうか途鎖=土佐なのかとわかってきます。今回は四国がこのパラレルワールド的世界の舞台になっています。
そんな中で今は闇月であり、危険で普段は人が踏み入らない山をめざす者たちが激増するということ。これらすべて謎めいた設定がいかにも恩田さんらしいです。「専門用語ばかり出てきてわからない」というレビューがありましたが、”専門用語”というよりはむしろ、状況がわかってくるにつれて少しずつ言葉の謎がほぐれてきたり、自分であれこれ推測して謎解きしていくのが醍醐味かと思います。
ヒロインや他の人物たちの過去、それぞれの事情が大方わかった頃に前半が終わり、みんなが入山を始めます。水晶の谷、そこに埋もれているという仏陀、水晶筋の山人、山の中でソクになっているというヒロインの元夫、みんながソクの地位を奪うために山頂をめざす・・・山に入ってからは超能力者たちの戦いと暴力と血みどろの話になっていきます。
個人的には恩田さんの不穏で不可思議な物語が好きなので、このあたりからはあまり好みではありませんでした。
結論は、物語としてはおもしろかったのですが、ラストがよくわからなかったのが残念でした。
曖昧だったり結局たいそうなことは何もなかったという終わり方の多い恩田さんですが、今回はちゃんとオチがついています。けれどそのオチがよくわかりませんでした。私だけかもしれませんが(汗)。
結局ヒロインは夫を殺したのか?サクになるとは本当はどういうことなのか?実世界から山に戻った夫は何を考えていたのか、彼はそれでよかったのか?水晶筋の力を得てもいったいそれの何が魅力的なのか?
何なんでしょう、説明不足?納得感がいまひとつ得られないままに終わってしまいました。架空の日本や途鎖国の設定はとても魅力的だっただけに残念です。
2019年2月17日に日本でレビュー済み
学生時代に恩田陸作品に出会い、波長というのか…世界観が大好きで色々と読みまくりましたがその中でかなり面白い作品だと思います。
(私は個人的に『ネクロポリス』が一番大好きです……)
昔の作品からで恩田陸の世界観を読み慣れている方でしたらすごい楽しめると思います
まだ初心者…というかこの作家さんに出会っていない方でしたら短編集から読むのがおススメです、置いてけぼり喰らいます。(いつものことですが)
ラストなんですが「これは……続きがあるの??」というような風呂敷を畳みきった雰囲気がないので星4ですww
まあさすが恩田陸ワールド!!と言うようなオチですwww
(私は個人的に『ネクロポリス』が一番大好きです……)
昔の作品からで恩田陸の世界観を読み慣れている方でしたらすごい楽しめると思います
まだ初心者…というかこの作家さんに出会っていない方でしたら短編集から読むのがおススメです、置いてけぼり喰らいます。(いつものことですが)
ラストなんですが「これは……続きがあるの??」というような風呂敷を畳みきった雰囲気がないので星4ですww
まあさすが恩田陸ワールド!!と言うようなオチですwww
2017年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
直木賞候補にもなった作品なので読んでみましたが
私には合いませんでした。
説明不足のせいか、理解が追いつかないまま
ストーリーが進んでいくので、頭で理解しようと
するからなのか、物語に没頭できませんでした。
置いてけぼりを食った感じです。
読者に対して不親切な作品と言わざるを得ません。
とても残念な気持ちになりました。
私には合いませんでした。
説明不足のせいか、理解が追いつかないまま
ストーリーが進んでいくので、頭で理解しようと
するからなのか、物語に没頭できませんでした。
置いてけぼりを食った感じです。
読者に対して不親切な作品と言わざるを得ません。
とても残念な気持ちになりました。
2017年5月16日に日本でレビュー済み
独特の世界に存在する独特の専門用語がフツーに展開されていくので、え?これ何?何なの?と考え込んでしまうと先に進めないと思う(笑)恩田陸さんの作品て、現実と非現実がものすごく紙一重だな、と感じさせられて、時々世界観に迷子になることがある。(とても良い意味で)内容自体は凄く面白かったんですが、ラストがちょっと物足りなかったので☆4
作品の好き嫌いは、人それぞれ好みで分かれると思うのですが、私は好きでした。
作品の好き嫌いは、人それぞれ好みで分かれると思うのですが、私は好きでした。
2016年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雰囲気が自分に合わない作品でした。
なんとなく、独りよがり的なものを感じてしまいました。
全くの感覚です。
なんとなく、独りよがり的なものを感じてしまいました。
全くの感覚です。