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売国 (文春文庫 ま 33-2) 文庫 – 2016/9/2
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『ハゲタカ』シリーズをはじめ、震災後の原発政策とリーダーシップのあり方を問う『コラプティオ』、農薬と日本の食の暗部に迫る『黙示』など、現代の日本社会が抱える問題に正面から挑みつつ、最上級のエンターテインメント小説を精力的に発表しつづける真山仁。
今回の主人公は、気鋭の検察官・冨永真一と、宇宙開発に挑む若き女性研究者・八反田遙か。物語は二人の視点から描かれる。
遙は幼い頃から宇宙を夢見、日本の宇宙開発を担う研究者になるべく日々奮闘中。航空宇宙科学研究センター(宇宙セン)の指導教官・寺島に導かれ、我が国の宇宙開発の現状と問題点を目の当たりにする。それは宇宙開発の世界が生き馬の目を抜く世界であり、同盟国・アメリカとの関係の複雑さに触れることでもあった。
一方の冨永は、形勢不利だった殺人事件の裁判を検察勝利に導いた功績を認められ、特捜部に配属される。粘り強く次々に成果を出す冨永だったが、大学時代の親友の失踪を機に、奇妙な疑獄事件に巻き込まれてしまう。そしてその陰謀には、日本の戦後復興を支えた大物政治家の影があった……。日本が誇る宇宙開発技術をアメリカに売り渡す「売国奴」は誰だ!? 検察官・冨永と若き研究者・八反田遙。陰謀渦巻く骨太社会小説。
- 本の長さ406ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2016/9/2
- ISBN-104167906945
- ISBN-13978-4167906948
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2016/9/2)
- 発売日 : 2016/9/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 406ページ
- ISBN-10 : 4167906945
- ISBN-13 : 978-4167906948
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,520位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 806位文春文庫
- - 13,766位ノンフィクション (本)
- - 15,538位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1962(昭和37)年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004(平成16)年に企業買収の壮絶な舞台 裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。’07年、『ハゲタカ』『ハゲタカ2(「バイアウト」改題)』を原作としたNHK土曜ドラマが大きな話題を呼んだ。作 品の対象に徹底的に迫る取材力と緻密な文体を併せ持つ、新たな旗手として注目を集めている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 プライド (ISBN-13: 978-4103233213 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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宇宙開発計画をめぐり政治家、官僚がアメリカ合衆国の傀儡となり暗躍する中で
ロケット開発技術者まで巻き込まれるストリーのまかで、検察側の視点と純粋に
宇宙開発と関わることを目指す女性研究者の視点が交互に展開する話は、読む
側の興味をそそり楽しかった。