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噂は噂 壇蜜日記4 (文春文庫 た 92-4) 文庫 – 2018/1/4
真実は本の中!?
各界から絶賛の声!!
予測なし理想なし悲観なし。
誰も真似できない壇蜜的文章作法。──桜木紫乃
屁理屈が優美でズルい。──武田砂鉄
滴るような愛と、なまなましい傷。私はこのひとの猫か魚になりたい。──宮下奈都
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2018/1/4
- 寸法10.6 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-104167910055
- ISBN-13978-4167910051
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
壇蜜が私生活“そのまま"を書くとこうなる
「書いた物を本の形にできる機会が多いことは有り難いです。でも同じくらい、大きな責任を感じますね」
タレント業のかたわら文筆の才を開花させ、書き続けて早数年。壇蜜さんの日記帳、第4弾が上梓された。
「テレビのように前に出るお仕事と書き物のお仕事の割合は2対1くらいになりました。いつも思っていることがあるんです。この状態はいつまで維持できるんだろう、って」
凡百のタレント本といえば、個性を強烈に主張し、ギラついたものと相場が決まっているが、壇蜜さんの文章には、肩肘張った前のめりのにおいがない。日常は淡々と過ぎ、ややもすればある種の倦怠感が漂う。
「それは当たっている気がします。いちばん難しいことって、何かを劇的に変えることよりも、今のままの姿勢を維持して、マンネリを続けていくことなんじゃないのかと考えるようになりました。日記なんて、まさにその意味で継続の難しさの象徴かもしれませんね」
日記の体裁はシンプルそのもの。日付、天気を書きつけ、日常を記していくだけ。
「随筆やエッセイとは違うんだと思って書いています。心がけているのは、あったことを書くということです。〇〇についてどう思った、何を感じたか、は極力書かない。やっぱり日記は日記で、スタイルブックとは違いますから」
飼っている生物、仕事、通い詰めるサウナ、男のこと――。私生活の暴露、という下卑た感じがしないのは上品な筆致の賜物だ。
「自分で読み返して思うのは、毎日眠そうにしている女だなあってこと(笑)。皆さんの中にある私のイメージ通りではないと思うんです。孤独な独身女を想像されている方もあるかも知れませんが、全然孤独じゃない。純潔とか潔癖なんて演出をしていないし、人様からお叱りを受けても一向に直そうとしない。ウソをつかないように気をつけているので、自分の中の気持ちが昇華されることもありません。裁縫で言う運針みたいな日記ですよね」
毎日決まった字数で記されるが、7日に1度、短い分量の日記がある。
「それは日曜日ですね。私、日曜があまり好きじゃなくて。カレンダーによって週の始まりが日曜か月曜か違うことがあるでしょう? 『このどっちつかずめ』って意地悪したくなって」
三日坊主になりがちな新年の日記。ありのままを心がけ、ほんのちょっとの悪意があれば、かくも長続きすることを教えてくれる。
評者:「週刊文春」編集部
(週刊文春 2018年1月18日号掲載)登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2018/1/4)
- 発売日 : 2018/1/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4167910055
- ISBN-13 : 978-4167910051
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 473,804位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,210位文春文庫
- - 7,982位近現代日本のエッセー・随筆
- - 68,300位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
壇蜜さんはどんな顔 どんな雰囲気だったのかなかなか思い出しづらいキャラクターだと思うのですが、本編を読みながらネットで画像検索して印象を合致させながら一気に読み終えました。
ファンになった。
ちょっと厭世的な視線の彼女のものの捉え方に魅力を感じるのは私だけだろうか?
出版社が変わってもいい、ぜひ、今後も日記を書いて、出版してほしい。
シリーズとして刊行を楽しみに待つ、という感じではないけれど、出ると買う。
4冊とも「公開されることを前提とした日記」ということを考えながら読んできた。
公開と日記(極私)のバランス。
「日記4」は、“日記”サイドに限界ギリギリまで寄ったな、という印象。
ブログやエッセイではなく日記なんですよ。
公開しておカネまでもらってますけど、日記なんですよこれは、という意志がこれまでよりさらに強まっている。
年々の、任意の日の「壇蜜オフィシャルホームページ 黒髪の白拍子」と「壇蜜日記」シリーズを読み比べてみると、
書き分けの変遷がわかるのではないかと思う。
“日記”寄りの度合いは、さーっと読むと、ネガティブ度の増加とだけ感じてしまうかもしれないが、
1日に数日分ずつゆっくり読んでいくと、ひとりの人間の、仕事/カネ/生きることなどに関する考え方が、
普遍的とまでは言わないけれど、言葉にできずも誰かと共有したかった感覚として心に残る。
ただ、わたしとしては、ここまでの文筆家・壇蜜を全くもって想定しておらず、
ちょっとオロオロしてしまって、評価「4」にした(、ごめんなさい)。
壇蜜さんの希望で完結したわけではないのですね…。
別の方も書いておられますが、終わらせるのはとてももったいないと感じました。
壇蜜さんの、淡々と率直でいてどこか影のある文章はとても魅力的です。
紙で読むと、また読み心地が違うというか、味わい深い気がしました。
内容的にも、これまでより私事がやや多く入り込んできた感じがして、現在進行形で続きが気になります。
猫と飼育してるお魚と一人でお風呂に入るのが好きなようです。
自分も日記を書くときは壇蜜さんを参考にしていますし、
1~4巻まで読んでの感想は、肩がこらないし、自分に妹がいたら
こんな話をしてくれるのかな~と思いつつ
読破しました。続編に期待してます。