【カラー口絵】
１．天人唐草：1頁。
２．銀壺・金鎖：見開き2頁。
３．星の素白き花束の：1頁。
【収録作】
１．「天人唐草（てんにんからくさ）」週刊少女コミック(小学館)1979年2号。60頁。
２．「銀壺・金鎖（ぎんこ・きんさ）」ASUKA(角川書店)1988年11月号。40頁。
３．「シュリンクス・パーン」プリンセス(秋田書店)1976年5月号。42頁。
４．「負の暗示」YOU-all(集英社)1991年Vol.9．81頁。
５．「悪夢」マンガ少年(朝日ソノラマ)1980年5月号。40頁。
６．「星の素白き花束の（ほしのましろきはなたばの）」ASUKA1986年9月号。40頁。
７．「蜃気楼」YOU-all(集英社)1990年Vol.1．51頁。
８．「流々草花（るるそうげ）」ASUKA(角川書店)1986年7月号。34頁。
初出一覧。
・おまけ「描きおろしイラストカード」1,2,4,5,7,8の一言解説と1発表当時の仕事場のイラスト。
(内容に少し触れています)
１．自分で決断を下さないで生きる人間を待ち受ける陥穽を描いた余りにも救いが無い問題作。
評者の周辺でも読後話題になっていました。
２．1980年代後半から超自然物でもサイコ物でもない一般女性の業を描いた作品が散見出来る様になります。
３．新進作家オシアンの変わり者の叔父は遺産相続の条件として「館に住む事」と｢そこに居るパーンの面倒を見る事｣を残して逝去。
オシアンが館の庭で観たパーン(牧神)とは？
ギリシャ神話の「シェリンクスとパーン」を隠喩とした時代と場所を乗り越えた名短編。
４．「八つ墓村」と同じく「津山事件」を題材とした実録物。山岸氏が主人公に向ける視線は厳しい。
５．これも英国であった「マリー・ベル事件」を題材としているが、長期収監された犯人の内面の退行に主眼を置いた当時としては極めて異色の作品。強烈。
６．売れっ子イラストレーターの聡子は亡くなった父の歳が離れた異母妹を引き取る事にするが、現れた「夏夜」の外観は自分の理想とする美少女だったが…。
７．妻に隠れて浮気をする編集者だが、最近家の周りで事件が続き…。
男の身勝手さと女性からのしっぺ返しを冷徹に描写。
８．山岸氏版まんが道。デビュー前後と上京時の様子を。
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