『「多声的、複声的に書く」ということをプロギュムナスマタにおけるひとつのキー・ワードとしてきた。自分の単調な声だけで書き進めるのではなく、そこに様々な他者の声を組み込み、また自分のいくつか調子を変えて組み合わせ、多彩で洗練された文章に仕上げていく。』
上記は本文からの引用。本書に書かれているのは、寓話や格言を加えて自説に客観性を加える方法です。
独りよがりの作文しか書けない人は多いはず。また、視野の狭い発言しかできず「客観性」の概念自体欠如している人もいます。他者を説得し、自陣に引き込んで味方を作るには、客観性のある作文・発言が必要になります。井の中の蛙のような作文・発言では、他者を説得することはとてもできないからです。味方が多ければ乗り越える障壁も低く少なく、それだけ人生が楽になります。ぜひ本書を読んで、自説に客観性を加える方法を身に着けてほしいです。
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レトリック式作文練習法: 古代ローマの少年はどのようにして文章の書き方を学んだか (21世紀型授業づくり 96) 単行本 – 2004/11/1
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社明治図書出版
- 発売日2004/11/1
- ISBN-104185224168
- ISBN-13978-4185224161
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登録情報
- 出版社 : 明治図書出版 (2004/11/1)
- 発売日 : 2004/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4185224168
- ISBN-13 : 978-4185224161
- Amazon 売れ筋ランキング: - 997,146位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2013年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は、他の香西氏の本同様たいへん参考になります。
やはり香西秀信氏はすごいなと感心します。
やはり香西秀信氏はすごいなと感心します。
2020年9月8日に日本でレビュー済み
明治図書は復刊システムと言うのがあるようです。
30票集まれば復刊されるとか。HPによると後7票で30票みたいです。
復刊されれば名著が定価で買えます!!
9/15追記 残6票
30票集まれば復刊されるとか。HPによると後7票で30票みたいです。
復刊されれば名著が定価で買えます!!
9/15追記 残6票
2006年11月20日に日本でレビュー済み
同じひとつの素材を対象としながら、まるで正反対の主張が可能となる。
それはレトリック=詭弁と呼ばれ、禁じ手とされてきた。
本書で面白い観点が提示されている。運動をする。長距離走で息を切らせ短距離走で瞬発力を養う。
しかし日常生活でそのような「不自然」な行動を行うことが実際にあるであろうか。
それを必要とするのは、「不自然」が「自然」をより豊かなものとする下地となるからである。
レトリックも然り。
不自然であろうとも詭弁であろうとも、その仕組みを学び、訓練し、使いこなすことで、
我々は作文技術の基礎体力を向上させることが可能となるのである。
そして、本書の作文の訓練は、自分の意見や主張を述べるにとどまらず、
自分では思いもしなかった発想に出会い、思考の壁を叩き壊す術も提示してくれる。
それはレトリック=詭弁と呼ばれ、禁じ手とされてきた。
本書で面白い観点が提示されている。運動をする。長距離走で息を切らせ短距離走で瞬発力を養う。
しかし日常生活でそのような「不自然」な行動を行うことが実際にあるであろうか。
それを必要とするのは、「不自然」が「自然」をより豊かなものとする下地となるからである。
レトリックも然り。
不自然であろうとも詭弁であろうとも、その仕組みを学び、訓練し、使いこなすことで、
我々は作文技術の基礎体力を向上させることが可能となるのである。
そして、本書の作文の訓練は、自分の意見や主張を述べるにとどまらず、
自分では思いもしなかった発想に出会い、思考の壁を叩き壊す術も提示してくれる。