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退職刑事 3 (徳間文庫 103-6) 文庫 – 1985/5/1

4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (1985/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4195678439
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4195678435
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価

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都筑 道夫
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、推理小説を読まなくなっていたが、久しぶりに手にしたこの作品はぐいぐい引き込まれるように読んでいる。一巻目はやや形が定まりきれていない感もあるけれど、作者が古今東西、西洋、日本の沢山の推理小説に精通しているのがどの話にも反映されているように思う。これは安楽椅子探偵もので、同種の隅の老人の事件簿シリーズ、黒後家蜘蛛の会などは私も好きだが、作者も巻末でこれらを取り上げていたので、やっぱりご存じだよね、と納得。少し、はずれてはいるが、九マイルは遠すぎる、なども傑作である。現職の刑事が退職刑事である父に事件についての悩みやこんなふうな事件を扱っているんだ、と話すともなく話すうち、退職刑事が事件の詳細を聞き出し、そこから発想を得て、話を膨らませたり、惑わせる要素を取り除いて真相にせまっていく、そんな運び。ほぼ会話だけで成り立つのが凄い。四巻、五巻ともに、購入済み。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月14日に日本でレビュー済み
本格推理ファン必読の「安楽椅子探偵」形式ミステリー連作短編集「退職刑事」シリーズの一冊で各編の題名が「死体」で統一された絶好調の第3弾です。本シリーズの肝は冒頭の奇妙で魅力的な謎が如何にして解明されるか、上手く辻褄を合わせられるかだと思いますが、少々の強引さはある物の著者の力技で必ずや読者を納得させてしまうその才能には感服致しますし、少ないデータを基に想像力の翼を広げて特異なシチュエーションを予想・推理する知的パズルとしての頭の体操にはもってこいだと思いますよね。
『大魔術の死体』拳銃の密売人の男が外から目撃された状態で電話ボックスの中で射殺されるが何故か四方のガラスには傷一つ無いという怪事件が起きる。まさに究極の不可能犯罪と言える大トリックの種は新発明とは違いますが、手品のようなこの見事な演出は著者の独創と呼べると思いますね。本編はシリーズの代表作と誰もが確信するだろう堂々たる著者会心の力作だと思います。『仮面の死体』若い愛人の女を殺した社長が自首して来て楽な事件かと思われたが。唯引っかかるのは死体の発見時に女が般若の面をつけていた事で加害者はそれを全く知らないと言うのだった。本編のオチは言われてみればそうとしか考えられない人間臭い物ですが著者は相変わらず人間ドラマの構築に長けておられますよね。『人形の死体』自宅アトリエ室で発見された人形師の男の死体の傍には出刃包丁をふりかぶった芸者人形があった。本編では妻に白昼堂々と商店街のまんなかで尻をまくらせるというけったいな賭けをする変人の夫のおかしな話を盛り込みながら最後にまさかの大どんでん返しで鮮やかに締め括っています。『散歩する死体』公園のベンチで朝方に見つかった男の死体は何と夜中の別の時刻に二つの場所でそれぞれ目撃されていたのだった。死体の散歩のトリック自体は驚きが然程ありませんが、奇怪な現象の意味を犯罪の解明に結びつける手際が素晴らしいです。『乾いた死体』「畜生、雨がふっていたらなあ・・・・」と言い残して死んだ男の真意とは果たして何だったのか?今回も「えいやっ」という大胆な推理なのですが、著者のこしらえた物語は本当に説得力がありますねえ。『筆まめな死体』殺された男は自己流のメモ魔で暗号風の略号で犯人を「待分」と手帳に書き残していた。著者が肩の力を抜いて趣向を凝らしたさまざまな言葉遊びの楽しさがたっぷりと味わえる愉快な一編でしたね。『料金不足の死体』額に40円切手を貼った状態で見つかった女はダイイング・メッセージを残したかったのだろうか?あだ名が狸(たぬき)の男が滝川で「はがき」の逆さまの「きがは」は滝川から‘た’を抜くと言う意味を表すとは実に上手く考えたものですね。でも著者はすんなりと最初の解釈だけでは満足せずにきちんと別解のオチを示して見せて更に読者を成る程ねと唸らせてくれていますね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月12日に日本でレビュー済み
作者の、そして日本のミステリを代表する安楽椅子探偵もののシリーズ第3集目。現役の刑事である息子がちょっと毛色の変わった事件に出会い四苦八苦、刑事であったがすでに現役を引退している父親に相談、すると亀の甲より年の功、話を聞いただけで見事に事件を解決するといった、いつもとかわらぬ構成。マンネリ?いえいえ違います。つくりがわかっていることでかえって安心して読め、それで十分に楽しめ満足できる上質なミステリです。
密室ものから暗号、ダイイングメッセージものとバラエティに富んだ短編7作が収録されています。特筆すべきは、その中の1作で、退職した親父さんは息子に話を聞くだけでなく関係者の証言をとりに出向いていて、聞いただけでピタリと真相を言い当てる安楽椅子探偵もののルールを破っています。が、作者がちょっと変化をつけたかったからとあまり固いことは言わずにおいて、短編ミステリの粋を味わいましょう。
シリーズ4集目がとても楽しみです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート