藤井青銅氏の作品には必ずといっていいほど登場する、登場人物の会話に書き手である青銅氏がつっこみを入れるシーン。
これは「死人にシナチク」のデータ原田くんと薫くん、「クールボイスでささやいて」の田尻ディレクターと放送作家・山中の会話シーンなどで見る(読む)ことができますが、この作品では特にそのシーンが多いと思います。いつも大笑いです。
個人的に感じている青銅氏の真髄というか、作品の最大の魅力(ストーリーももちろんいいですが)が詰まりまくっていますので、初めての方も、同氏のファンで未見の方も楽しめると思いますよ。
麻雀を知らない人でも十分楽しめます。役はさておき、基本的なルールを知ってるだけでも十分面白いです。
この作品を学生時代に読んでいたおかげで、社会に出た際に企画を通す時のコツというか、流れを早く理解できました。
もっとも、青銅氏はそこまで考えて書いたわけではないと思うのですが…。
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愛と青春のサンバイマン (徳間文庫 ふ 9-1 パステルシリーズ) 文庫 – 1989/4/1
- 本の長さ284ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1989/4/1
- ISBN-104196587569
- ISBN-13978-4196587569
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1989/4/1)
- 発売日 : 1989/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4196587569
- ISBN-13 : 978-4196587569
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,874,528位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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「第一回星新一ショートショートコンテスト」に入選。以降、作家兼脚本家・放送作家になり、「夜のドラマハウス」「オールナイトニッポン・スペシャル」「NHKFM青春アドベンチャー」「FMシアター」など、書いたラジオドラマは数百本。
腹話術師いっこく堂の脚本・演出を担当して衝撃的なデビューもプロデュース。
お土産のご当地パイを「ゆるパイ」と名付けて『ゆるパイ図鑑』という本を作り、なぜか財団法人・日本パイ文化財団の理事になる。
『東洋一の本』を書いて、日本の国語辞書にはじめて「東洋一」の項目を載せた。『「日本の伝統」の正体』『「日本の伝統」という幻想』という本はあやしげな日本の伝統を扱い、話題に。
最新刊は「トークの教室」(河出新書)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2017年10月22日に日本でレビュー済み
最初に読んだのが「ラジオな日々」この本もメチャ面白かった。藤井氏の伝記みたいな本だ。個人的にラジオの方がテレビよりよく(見ないけど)聞くので、こう言った本には弱い。
2冊目は「ラジオにもほどがある」。伊集院光を見出したり、オードリーの若林氏に売れない頃に看板番組をもたせたりしていた頃の本だ。いっこく堂の話は特に感動して思わず涙してしまった。
そして今回が「愛と青春のサンバイマン」。藤井氏の小説だ。最初氏の「あなたに似た街」を読み始めたのだが、いまいち体調が乗らなかったのでこの本を読むことにした。
それが読んでいてハラハラさせられた。
どちらかというとノン・フィクションが好きな自分にとって先の2冊は好きになるに決まっていたが、小説でここまで面白かったのは久しぶりだ。最後は「愛と青春」で終わってくれる。2転3転どころか10転20転する展開には時には吹き出しながらもここまで面白い作品を書けるのは当の本人がユーモアに満ち溢れている人なんだなと思わされた。
2冊目は「ラジオにもほどがある」。伊集院光を見出したり、オードリーの若林氏に売れない頃に看板番組をもたせたりしていた頃の本だ。いっこく堂の話は特に感動して思わず涙してしまった。
そして今回が「愛と青春のサンバイマン」。藤井氏の小説だ。最初氏の「あなたに似た街」を読み始めたのだが、いまいち体調が乗らなかったのでこの本を読むことにした。
それが読んでいてハラハラさせられた。
どちらかというとノン・フィクションが好きな自分にとって先の2冊は好きになるに決まっていたが、小説でここまで面白かったのは久しぶりだ。最後は「愛と青春」で終わってくれる。2転3転どころか10転20転する展開には時には吹き出しながらもここまで面白い作品を書けるのは当の本人がユーモアに満ち溢れている人なんだなと思わされた。