未来人がとある企みを防ぐためにイエス・キリストの時代に(今風にいうと)アバターとして関わるSFマンガです。
キリスト教自体はインパクトの強い言葉を多く有していて、本作のタイトルもどういう意味だろうと疑問を持たせるもののひとつです。
これら言葉の所為もあるのでしょうが、イエス・キリストの時代には何かしら謎めいていて、実はこうだったのではないかとの想像をかきたてるエピソードがいくつもあります。敬虔なキリスト教徒の方には悩ましい設定ではありますが、本作の未来人は過去と関わることで「神」について思案を深めていくという同時代人からは「変わり種」扱いされていきます。
主人公を通して「神」についてかんがえていくことや、謎めいたユダ、周囲の心理描写、それらを支える緻密なSF世界観と読み応えのある名作です。
現在では入手困難となっているのが大変残念です。
タイトルは劇中のセリフのみならず、いくつかの意味を有しているようにも読めるので
(時の壁、神なるもの、ユダの心ほか)
じっくりと読んでみると発見があります。
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ノリメタンゲレ ペーパーバック – 1990/5/1
道原 かつみ
(著)
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1990/5/1
- ISBN-10419830064X
- ISBN-13978-4198300647
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1990/5/1)
- 発売日 : 1990/5/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 226ページ
- ISBN-10 : 419830064X
- ISBN-13 : 978-4198300647
- Amazon 売れ筋ランキング: - 929,975位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 371,490位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月31日に日本でレビュー済み
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2014年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃に読んだままの感動でした
名作です購入して良かった(^-^)
名作です購入して良かった(^-^)
2023年9月24日に日本でレビュー済み
聖書を題材としたSFの一つ。Science Fiction なので,未来人が時を超えてイエス・キリストを操り,イエスは幻(集団催眠)で奇跡を見せる。歴史改変の試みを阻止するために,別の未来人がシモン・ペテロを繰る。こう書くと陳腐だが,SFならではの理屈(理論)で,かなりいい線を行っているのではないかと思う。ただし,後のパウロとか弟子たちが起こす奇跡を説明できないのが難点か。Wikipediaに詳しい説明(あらすじ)があるが,かなりネタバレしているので,良し悪しか。
2011年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
麻城さんが同人誌に発表した作品を漫画にし、麻城さんをいつの間にか、漫画原作者にしてしまった道原さん(^_^;)この作品から、ゴールデンコンビは始まったんです。…っと、この原作同人誌はまず入手できないと思うので、諦めてください。私が持ってたのは阪神大震災で灰になったし、他の人も、いろんな理由でなくしてる人の方が多いと思うので。なら、同人誌があるなんて言うな!と言われそうですが、この作品がお二人の原点のようなものですから。この作品は、私にとって、印象深い作品です。ユダがいじらしい!あ、この作品、過去に行って女性と恋愛して子供を作るなんて事がないように、と、同性愛者を採用しているという設定です(説得力のある必然性)が、露骨なBLではありませんから。麻城さんが弁解がましい事を書いてなきゃ、そういう要素がある事にも気づきませんでした。でも、主人公が同性愛者だと知って読むと、ユダとの会話が切なくなります(腐女子じゃなくても)。
2005年3月2日に日本でレビュー済み
意識だけをタイムワープさせる技術を得た未来の人類の世界が舞台。歴史の改ざんを試みるある犯罪者とそれを阻止しようとする主人公とが、キリストとその使徒ペテロに意識を乗り移らせて戦う。キリスト教の中では「裏切り者」とされているユダが、この作品では意外な働きをする。
どちらかといえば地味な作品ではある。発売された当時も、SF好きや漫画好きの間では話題になったけれど、爆発的に売れたものではない。なにしろかっこいいヒロインやヒーローはでてこない。でも、SFとしてはよく完成されていて、地味な絵柄もかえってこの作品には合っている気がする。キリストとユダの扱いがユニークで何度読んでも飽きない。じわじわと心に沁みる。
どちらかといえば地味な作品ではある。発売された当時も、SF好きや漫画好きの間では話題になったけれど、爆発的に売れたものではない。なにしろかっこいいヒロインやヒーローはでてこない。でも、SFとしてはよく完成されていて、地味な絵柄もかえってこの作品には合っている気がする。キリストとユダの扱いがユニークで何度読んでも飽きない。じわじわと心に沁みる。