アミテージ・ザ・サードというアニメの漫画版ですが、アニメ版とは全く違うストーリーです。
主人公のアミテージとロスが出てくる以外はアニメと共通するところは殆どない一種のパラレル作品ですがアミテージもロスもアニメ版とは全然違うキャラクターとして描かれているので実質アニメとはほとんど無関係な作品と言えるでしょう。
著者名を見ると「大棚ザラエ＋池上竜矢」となっており、大棚氏の方がストーリー（ネーム？）を担当し、絵を描いていたのは池上氏のようです。
表紙を見れば分かることですが、池上氏の絵が残念で、技術的に上手いとか下手とかの問題ではなく明らかに作品の雰囲気を損なっています。
アニメ版ではエキセントリックでクールなキャラクターとして描かれていたアミテージもこれでは目と胸が不自然にでかいデッサンの崩れた萌えキャラみたいになっています。
漫画の絵というのは単に好みの問題に過ぎないかもしれないのでアレコレ文句をつけても仕方がないのですが、池上氏のように過剰に胸を大きく強調したり萌え萌えエロエロした画風のような漫画家さんが合致する作品とは思えないのです。
私は、漫画というものはストーリーや内容が面白ければ絵が多少好みではなくても楽しめるものだと基本的には思っているのですが、これはちょっとひどすぎです。
アニメ版とイメージが違うから気に入らないという問題ではなく、もしアニメ版を見ていなかったとしてもコレは無いと思うでしょう。
もうすこしシリアスで抑えた画風の人が描いていたらもっと良い漫画になっていたであろうにと思うと非常に残念です。
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