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ルー=ガルー (トクマ・ノベルズ) 新書 – 2004/11/19

3.8 5つ星のうち3.8 10個の評価

この物語の主人公は14歳の少女たち。2030年代の都市。清潔で、無機的な徹底した管理社会だ。少女たちは、携帯端末を持ち、全ての行動は把握されている。世界はモニタの中だけに存在していた。希薄な現実感。ところが14〜15歳の少女ばかり狙った連続殺人事件を契機に、少女たちが仮想の世界から飛び出す。巨大な敵との戦いのなかで、彼女たちが見出したのは……。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (2004/11/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/11/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 582ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4198506531
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4198506537
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 10個の評価

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京極 夏彦
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1963年生まれ。北海道小樽市出身。

日本推理作家協会 監事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。

1994年「姑獲鳥の夏」で衝撃的なデビューを飾る。1996年「魍魎の匣」で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年「嗤う伊右衛門」で第25回泉鏡花賞、2003年「覘き小平次」で第16回山本周五郎賞、2004年「後巷説百物語」で第130回直木賞を受賞。2011年 「西巷説百物語」で第24回柴田錬三郎賞受賞。2016年 遠野文化賞受賞。2019年 埼玉文化賞受賞。2022年 「遠巷説百物語」で第56回吉川英治文学賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年10月25日に日本でレビュー済み
2030年から2050年の日本がどうなっているか?教育・医療・宗教・警察・家族の形・食料は?と一般から公募して小説の世界を創り、その中で14.5歳の少女4人が物語を引っ張っていく。直接人と会う機会の少なくなった未来世界。コミニケーションをとることや感情表現が上手くできない少女達が猟奇事件に巻き込まれていく内、人との係わり・命について考える。カウンセラーへの問い「何故、人を殺してはいけないのですか?」の答えは呆気に取られるほど簡単ですが、人が説明しうる最良の答えの様に思えます。皆さんは如何?
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月12日に日本でレビュー済み
激しく失望するムダに長い一冊だった。

初期の京極氏はぶ厚くても内容の充実した話を書く人だったが、本書はまるで中身すかすかである。京極氏はもうネタぎれなのだ。ネタぎれならばネタぎれらしく、短く話を書くように方針を変えるべきだろう。

空想科学としては、まるで楽しめない平凡で低技術な読む価値のない未来だった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月22日に日本でレビュー済み
 これまで京極夏彦が描いてきたのは,江戸時代や戦後の日本ですが,この物語の舞台は2030年代の近未来。
 そこは,今の時代よりもさらに人と人との関係が希薄になった無機質な社会。連続少女殺人事件を通じて「人を殺すことは,いけないことか」との問いかけがなされます。ひょっとしてら爽快な読後感ではないかもしれません。それでも,面白くて心に残る一冊だと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年11月8日に日本でレビュー済み
だから自分はこんな性格だなどと平気で口にできるものは、自己を
何らかの形で規定することがただの逃避であり、まやかしだということすにすら
気づかない愚か者である。そして、それでもまだ安心できない臆病者は
しくじってしまった他者を異常だ異常だと誹謗するのだ。
安っぽいヒューマニズムに溺れるナルシスト

なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
2004年11月20日に日本でレビュー済み
舞台は2030年代、無機質で均一化された都市、貧困層居住区の隔離、バイオ食品、国による個人情報の管理、そう遠くない未来設定が現実感をより引き立てています。そこで起こる14~15歳の少女を狙った猟奇殺人事件。妖怪をモチーフにした作品が人気の京極氏、今回の『ルー=ガルー』とは中世ヨーロッパの「狼憑き」を意味するそうです。京極作品の中には一貫した軸があるように思います。この未来の舞台でもそれに触れてみてはいかがでしょう?
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月25日に日本でレビュー済み
2030年の近未来を舞台に、繰り広げられる連続殺人。それに巻き込まれていく14歳の少女たちとカウンセラー。およそ、京極作品らしからぬ舞台設定ですが、いとも簡単にエンターテイメントとして、織り上げてゆく作者の力量に脱帽します。少々、エンディングが早急すぎる感はありますが、もはや未来ではなく、今の時代にシンクロしてきている気がします。金持ちや2世議員が国を牛耳っている日本。日々起きている失踪事件の裏には、何か我々の力のおよばない影があるのかもしれません。コミック版も、原作に忠実で絵も美しいので、分厚い小説をよむのが面倒な方はそちらをおすすめします。
2005年7月1日に日本でレビュー済み
装丁に惹かれ衝動買いしました,とても面白い内容でした。
ハードカバーの新書再発行版のようですが,後書きには雑誌で読者から募集した様々な近未来設定をもとに京極氏が書かれた作品だとのこと。
良かった点は
・やや古い作品ながら作中の技術で一部実現しているものもあるなど約30年後の日本をリアリティのある表現で描写している
・読者である自分が作品中における時代遅れの年代とされる登場人物(50代)に感情移入できるような仕掛けになっていて面白かった
不満な点は
・表現が抽象的でその筋の基礎知識がないとイメージがわかない記述がやや多かった,ネット関係の知識がないと辛いかも
・筋書きも結構難解なので,想像力を働かせないと状況が理解できないかもしれません
ともあれ私の中では異色かつ刺激的な作品で楽しめました。後で知りましたが同氏は江戸時代などが中心で,SFは書かない方だったのですね・・・。でも面白かったです。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年6月15日に日本でレビュー済み
江戸時代の人々の心を書ける人は、未来の人たちのことまで書けるのだ。人って結局変わらない。そう京極氏は云いた気だ。
仮想2030年を自分に当てはめて考えると、私は旧世代にあたるのだろう。14才の主人公たちとは決して接触しない。古い考え方しかできない。そんな人間になっている。少なくとも、そう思われる人になっている。
私は親の世代のことすら、きちんと理解はしていない。同様に私も理解などされない世代になっていくのだ。なんか悲しくなった。
歴史、科学の進歩、言葉の変遷、性差別、教育、政治・・・
色々なことが事細かに、設定されているのは感心。
だけど、芸術はどうなっているんだ・・・音楽は?
ジャーナリズムは・・・などなど、逆に気になるとこも出てくる。
最後の方の展開は、あ~いつもの京極節だなと、安心しつつ、がっかりもして、複雑。ああするしかなかったのな?
殺人事件よりも、その回りの人々が面白すぎるのが、京極氏の弱点だろうな。事件じたいには魅力をほとんど感じなかなかった。近未来ならではという感じでもないし、どこかで見たような印象は受けた。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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