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白鳥異伝 下 (トクマ・ノベルズ Edge) 新書 – 2005/10/21
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- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2005/10/21
- ISBN-104198506841
- ISBN-13978-4198506841
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2005/10/21)
- 発売日 : 2005/10/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 302ページ
- ISBN-10 : 4198506841
- ISBN-13 : 978-4198506841
- Amazon 売れ筋ランキング: - 732,599位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 38位トクマ・ノベルズEdge (本)
- - 77位トクマ・ノベルズ
- カスタマーレビュー:
著者について
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1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒。1988年『空色勾玉』でデビュー、日本を舞台としたファンタジーの書き手として一世を風靡、アメリカでも翻訳出版されて話題を呼ぶ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『薄紅天女 下』(ISBN-10:4198932050)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月1日に日本でレビュー済み
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作者あとがきを読んでそう思った。
「若くして死ぬからこそ英雄たるヤマトタケル、
そこのところをなんとかしたかった」
というくだりである。
実際、作者の思いは見事に結実しており
映画・ドラマ、ゲームなどでもよくある
一人の犠牲あるからこそのハッピーエンド、的な陳腐なお約束を置き去りにして
さわやかな読後感を提供してくれている。
「若くして死ぬからこそ英雄たるヤマトタケル、
そこのところをなんとかしたかった」
というくだりである。
実際、作者の思いは見事に結実しており
映画・ドラマ、ゲームなどでもよくある
一人の犠牲あるからこそのハッピーエンド、的な陳腐なお約束を置き去りにして
さわやかな読後感を提供してくれている。
2019年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はとても面白く読みましたが、こういうタイプの話にはついて行けない人も多いかと思います。ある意味新しい分野の物語ではないかと。
2012年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
空色勾玉を読んだ人もそうでない人も楽しめる作品です。ただの幼馴染の二人が、背負うものゆえに、人生が別れ、それぞれ苦労を経て、敵同志になり、また出会ったとき何がおこるか。古代日本を舞台に繰り広げられる世界は圧巻の一言。とても感動しました。
2010年5月29日に日本でレビュー済み
和風ファンタジーの第2段。
相変わらず文章は巧いのだが、どうにもキャラクターが前作とカブってカブって……。キャラクターを作るのは得意ではないのだろうか。
ストーリーも、大筋をほったらかして主役目線の終結で終えられてしまうので、消化不良感が否めない。
我が儘な主人公だからって、我が儘な幕引きは読者としては残念。
相変わらず文章は巧いのだが、どうにもキャラクターが前作とカブってカブって……。キャラクターを作るのは得意ではないのだろうか。
ストーリーも、大筋をほったらかして主役目線の終結で終えられてしまうので、消化不良感が否めない。
我が儘な主人公だからって、我が儘な幕引きは読者としては残念。
2010年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
荻原さんはRDGを読んで、この人の本がもっと読みたいと思って図書館で借りて読みました。
その後何度も何度も読みたくなって、どうしても手元に置きたくて買いました。
とても面白く、出て来るキャラクターもとても魅力的でした。
実は私、アラフォーなのですが、少女時代に戻った様に、ハラハラドキドキ、わくわくうきうきして読みました。
小学生の娘にも中学生になったらぜひ読ませたいと思います。
今も現実逃避したい時に手に?取る本の1冊です。この白鳥異伝はとってもお勧めです。
その後何度も何度も読みたくなって、どうしても手元に置きたくて買いました。
とても面白く、出て来るキャラクターもとても魅力的でした。
実は私、アラフォーなのですが、少女時代に戻った様に、ハラハラドキドキ、わくわくうきうきして読みました。
小学生の娘にも中学生になったらぜひ読ませたいと思います。
今も現実逃避したい時に手に?取る本の1冊です。この白鳥異伝はとってもお勧めです。
2009年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルを読むだけでヤマトタケルものだとわかります。実際、『風土記』に、記紀とは違ったタケル像を見たことが執筆のきっかけだったと、あとがきに書いてあります。
前作は日本神話の国産みと天空神・地母神系の比較神話をベースに、神様たちとその地上での代理人たち、それぞれの愛情の物語をシンクロさせて描いた気宇壮大なものでした。この作品では、その物語は伝説として細々と伝えられていることになっています(ですから、前作を読まなくても鑑賞できますが、前作を読んだ方がより楽しめます)。既に農耕文明が行き渡り、政治の形が出来上がりつつある、つまりは「人の世」の物語ですので、スケールこそ小さいものの、細部の描写と全体のプロットが釣り合った読みやすい作品となっています。何よりヒロインの遠子の造形が(男勝りの美少女というありがちな設定ではありますが)よく、心と体の成熟の過程を実に活き活きと動いており、ヒロインを焦点にして様々な力の葛藤が豊かに共鳴します。前作の約倍の枚数を一気に読めます。
ファンタジーの読み方としては間違っているのでしょうが、ずいぶんいろんな象徴が描き込まれているような気もします。剣の力は核兵器に見えますし、ヒーローが泥だらけになりながら土木作業に精出す姿は前作の結末を具体化したものにも見えます。「俺もいつかは帰農しないとな…」と思わせるラストですね。
前作は日本神話の国産みと天空神・地母神系の比較神話をベースに、神様たちとその地上での代理人たち、それぞれの愛情の物語をシンクロさせて描いた気宇壮大なものでした。この作品では、その物語は伝説として細々と伝えられていることになっています(ですから、前作を読まなくても鑑賞できますが、前作を読んだ方がより楽しめます)。既に農耕文明が行き渡り、政治の形が出来上がりつつある、つまりは「人の世」の物語ですので、スケールこそ小さいものの、細部の描写と全体のプロットが釣り合った読みやすい作品となっています。何よりヒロインの遠子の造形が(男勝りの美少女というありがちな設定ではありますが)よく、心と体の成熟の過程を実に活き活きと動いており、ヒロインを焦点にして様々な力の葛藤が豊かに共鳴します。前作の約倍の枚数を一気に読めます。
ファンタジーの読み方としては間違っているのでしょうが、ずいぶんいろんな象徴が描き込まれているような気もします。剣の力は核兵器に見えますし、ヒーローが泥だらけになりながら土木作業に精出す姿は前作の結末を具体化したものにも見えます。「俺もいつかは帰農しないとな…」と思わせるラストですね。