昔から獏さんのファンです。
ストーリーの展開がゾクゾクさせて、一気に4巻まで読んでしまいました。
このお話、読んでると、陰陽師とかぶるかな?
空海と橘逸勢の掛け合いがまるで、清明と博雅を感じさせます。
つい陰陽師も読み返したほど。
うっかり話の内容にはまって、空海好きになっちゃいました。
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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1 (TOKUMA NOVELS) 単行本 – 2007/7/1
夢枕 獏
(著)
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104198507503
- ISBN-13978-4198507503
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登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 309ページ
- ISBN-10 : 4198507503
- ISBN-13 : 978-4198507503
- Amazon 売れ筋ランキング: - 637,340位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 176,539位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に 至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天海の秘宝(上) (ISBN-13: 978-4022507631 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コミックスの1巻を読んでこの本を読みたくなりました。映画はどうなったのでしょうか。??・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2023年1月5日に日本でレビュー済み
たまたま『空海の風景』を読んでいた時に、本屋に平積みされていたのを見かけて購入。かなり前のことだが、著者の本のどれかのあとがきで、構想中の作品としてこの題名を挙げていたのを覚えていた。
知らん間に完成していたようで、感慨も一入だ。
『空海の風景』でいえば、上巻の293頁から下巻の57頁までの130頁余り、空海が長安に滞在した期間(804年~806年)を舞台としている。しかしもちろん夢枕作品だから、妖しげな技の使い手の老人あり、気は優しく力持ち系の巨漢あり、源博雅に近いワトソン役(橘逸勢)あり、といったお馴染みの夢枕キャラたちが活躍する。むしろ空海が、女のように赤い唇をした妖艶な美青年でないのが不思議なくらいである。
まぁ物語展開は数多の夢枕獏作品と似たようなものなので、実のところ特に新しさは感じない。拳術、体術ではなく幻術合戦になってしまう分少々ツマランというのが正直なところ。
しかし空海を主役にしてこれ以上のエンタメ作品を作るは至難だろう。
同時代人に留まらず、有名な安史の乱の悲劇を物語の因――つまり玄宗と楊貴妃も主要キャラ――としながら、玄宗に長年仕えた和人安部仲麻呂や白居居(玄宗と楊玉環(=楊貴妃)の悲恋を後世に有名にした「長恨歌」の作者)、さらには、やや不十分ながらも秦の始皇帝で有名な兵俑も登場させるというてんこ盛り設定だ。
見逃せないのは、この事件に介入することが、空海の史実での事跡へのリンクとなっていることだ。
本来20年ほどの留学を予定して海を渡った無名の空海が、当時唐の密教の第一人者であった恵果から、彼の数百人?の弟子をさておいて、ほんの数年で金剛部、胎蔵部ともに伝法灌頂され、さらには皇帝の前で書を献ずるに至るという大躍進は歴史上の大奇跡だが、その理由を説明できてるところが秀逸だ。
思い返してみれば、夢枕獏の出世作、サイコダイバーシリーズの『魔獣狩り』は空海のミイラが重要なガジェットだった。懐かしい。あのシリーズで、空海のミイラへのサイコダイブは結局実行したんだっけ?
知らん間に完成していたようで、感慨も一入だ。
『空海の風景』でいえば、上巻の293頁から下巻の57頁までの130頁余り、空海が長安に滞在した期間(804年~806年)を舞台としている。しかしもちろん夢枕作品だから、妖しげな技の使い手の老人あり、気は優しく力持ち系の巨漢あり、源博雅に近いワトソン役(橘逸勢)あり、といったお馴染みの夢枕キャラたちが活躍する。むしろ空海が、女のように赤い唇をした妖艶な美青年でないのが不思議なくらいである。
まぁ物語展開は数多の夢枕獏作品と似たようなものなので、実のところ特に新しさは感じない。拳術、体術ではなく幻術合戦になってしまう分少々ツマランというのが正直なところ。
しかし空海を主役にしてこれ以上のエンタメ作品を作るは至難だろう。
同時代人に留まらず、有名な安史の乱の悲劇を物語の因――つまり玄宗と楊貴妃も主要キャラ――としながら、玄宗に長年仕えた和人安部仲麻呂や白居居(玄宗と楊玉環(=楊貴妃)の悲恋を後世に有名にした「長恨歌」の作者)、さらには、やや不十分ながらも秦の始皇帝で有名な兵俑も登場させるというてんこ盛り設定だ。
見逃せないのは、この事件に介入することが、空海の史実での事跡へのリンクとなっていることだ。
本来20年ほどの留学を予定して海を渡った無名の空海が、当時唐の密教の第一人者であった恵果から、彼の数百人?の弟子をさておいて、ほんの数年で金剛部、胎蔵部ともに伝法灌頂され、さらには皇帝の前で書を献ずるに至るという大躍進は歴史上の大奇跡だが、その理由を説明できてるところが秀逸だ。
思い返してみれば、夢枕獏の出世作、サイコダイバーシリーズの『魔獣狩り』は空海のミイラが重要なガジェットだった。懐かしい。あのシリーズで、空海のミイラへのサイコダイブは結局実行したんだっけ?
2011年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全4巻の1巻目。
文庫で500ページ超、4巻合わせれば2000ページという大作ながら、淀みなくスラスラと読者を引き込んでしまう夢枕獏さんの技量は圧巻。
物語は一つの事件から始まる。
大街の役人劉雲樵の家で妖物が出た。黒い猫の姿をしたそれは皇帝の死を予言する。
同じ頃、空海とその親友橘逸勢は倭国からの遣唐使船が難破し、ビンの地へ漂着する。持ち前の器量で難を乗り越えた空海は、長安の街に向かって旅を始めていた。
史実にのっとりながら、夢枕獏さんの筆は一大スペクタクルな世界を展開する。
これは果たして伝奇小説なのか、それともSF小説なのか。
読み手に、のどの渇きにも似た欲望で次のページをめくらせる。
奥深い密教の世界を分かり易く、面白く描ききった名作。
文庫で500ページ超、4巻合わせれば2000ページという大作ながら、淀みなくスラスラと読者を引き込んでしまう夢枕獏さんの技量は圧巻。
物語は一つの事件から始まる。
大街の役人劉雲樵の家で妖物が出た。黒い猫の姿をしたそれは皇帝の死を予言する。
同じ頃、空海とその親友橘逸勢は倭国からの遣唐使船が難破し、ビンの地へ漂着する。持ち前の器量で難を乗り越えた空海は、長安の街に向かって旅を始めていた。
史実にのっとりながら、夢枕獏さんの筆は一大スペクタクルな世界を展開する。
これは果たして伝奇小説なのか、それともSF小説なのか。
読み手に、のどの渇きにも似た欲望で次のページをめくらせる。
奥深い密教の世界を分かり易く、面白く描ききった名作。
2014年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話しの進み具合が今ひとつかったるい感じがするけど、ま、面白かったかな。
2013年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国の当時の時代背景の中で、登場人物が生きている。密教の内容も素人にわかりやすい。
2011年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひょんなことから夢枕さんのこの作品に出合え
読み進むうちすっかりハマりました。
いま三巻ですが ハラハラドキドキに加え
当時の様子が時代を超えて伝わってきます。
空海さんもとっても人間味あふれる方で頼もしい!
今の時代こんな方がいてくれたれな〜〜と思います。
読み進むうちすっかりハマりました。
いま三巻ですが ハラハラドキドキに加え
当時の様子が時代を超えて伝わってきます。
空海さんもとっても人間味あふれる方で頼もしい!
今の時代こんな方がいてくれたれな〜〜と思います。