25年くらい前の本です。
現代にこれを読むにあたり、故・小室博士の行った中国分析にも少しは誤りが含まれているのではないかとの、若干の疑心も含めて読みました。
結果としては・・・
すいませんでした!見事です!としか言い様がないっす。
本のネタバレはやりたくないので内容は伏せる。
方向を変えて表現すると、小室博士の凄いところはこの本を反共宣伝の本にしていない点にある。
嫌韓、嫌中本にみられるような、特定の読者層に対するリップサービスとしての意味は一切持たされておらず、知性と論理とユーモアで骨太の現実分析をされております。
個人的な感想として、「議論の土台を整理して提供するのが学者の勤めだ」という事なのかも。
この本を読んだからといって、何かの役に立つとか人生に希望が持てるとかのご利益はないけれど、モヤモヤした視界から少し霧が晴れる感じはしました。
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小室直樹の中国原論 単行本 – 1996/4/1
小室 直樹
(著)
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- 本の長さ363ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1996/4/1
- ISBN-104198604568
- ISBN-13978-4198604561
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
中国の歴史こそ中国理解の鍵。中国史から「中国の人間関係」の謎を解き明かし、中国における「契約」「法」「所有」が、近代資本主義におけるそれらとどう違うのか分析。中国社会の全体像が科学的分析によってつかめる。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1996/4/1)
- 発売日 : 1996/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 363ページ
- ISBN-10 : 4198604568
- ISBN-13 : 978-4198604561
- Amazon 売れ筋ランキング: - 431,378位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 107位中国の経済事情
- - 155位中国のエリアスタディ
- - 2,426位政治入門
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国人と仕事することが多くなり、彼らに対する理解を深めたいと購入。
小室直樹さんはイスラム原論や資本主義原論を読んでからのファンだが、この中国原論も非常に鋭い洞察と確かな認識から中国が描かれておりました。
歴史が国と人を作る。数千年の集大成が今に現れるのだと考えながら読み進めると、壮大な物語を読んでいる気分にさせてくれる良書です。
小室直樹さんはイスラム原論や資本主義原論を読んでからのファンだが、この中国原論も非常に鋭い洞察と確かな認識から中国が描かれておりました。
歴史が国と人を作る。数千年の集大成が今に現れるのだと考えながら読み進めると、壮大な物語を読んでいる気分にさせてくれる良書です。
2018年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国嫌いの日本人は、定着しています。
中国人は悪辣だとか、日本人は脇の甘いお人好しだとか、ステレオタイプな考えが主流です。
約束を守らない、自由がない、共産党独裁国家、拝金主義、民主主義弾圧、ズルイ、覇権主義、侵略国家でチベットやウィグル弾圧、安全性欠如の食品、などなどです。
中国は崩壊に向かっている、経済破綻は近い、と日本のマスコミ、識者が言い続けて30年です。
その間に、中国は経済大国に成りGDPは2010年に日本に追いつき、今では日本の4倍の規模です。
製造業で世界を制覇して、ICT業界でもアリババの時価総額は60兆円で、日本でナンバー・ワンのトヨタの3倍の時価総額です。
日本との格差は拡大するばかりです。
中国に対する非難、攻撃は負け犬の遠吠えだと感じます。
今の中国非難は、ズレているというか、どうも的を得てないようです。
その理由は日本人の中国の理解が浅いからだと感じていました。
この本は、中国人の行動パターン、その背景にある考え方についての解説です。
中国理解に正鵠を得た本で学ぶべき点は多いと考えます。
出版されたのは1996年です。
その間の日本人の中国理解はズレたままだと感じました。
中国人理解のポイントは3つあります。
仲間意識、歴史重視、厳格な法治主義です。
「仲間意識」について幇(パン)があり、三国志で劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟桃園の誓いについて説明しています。
一旦この人間関係を結ぶと、利害関係、社会のルールより幇の関係が優先され、命、財産、家族をも超越します。
幇以外の人間は敵、獲物に過ぎす、人間関係は無視、蹂躙されます。
日本のヤクザの人間関係と似ています。。
一旦、盃を交わせば、ヤクザ組織の掟が、日本の法律や社会のルールは無視され破られ、民間人は金儲け(シノギ)の獲物にしか過ぎません。
中国で商売をする上では、まず信用を得るのが不可欠です。
近代資本主義の欧米日本のビジネスライクな取引は中国人には通じず、商売はうまくいきません。
長い時間を掛けて人間関係を築くこと。
商売の話は、その後です。
「歴史意識」については、虎は死んでも皮を残すで、中国人は、歴史に名を残すことを日本人には想像できないくらい重んじます。
歴史は、時代が代わっても変化しないとの歴史認識から、古(いにしえ)をもって鏡となすとします。
歴史は中国人にとってはキリスト教徒の聖書に匹敵する最高法典です。
そのため歴史書は、多くの労苦を持って詳細に厳密に書かれます。
日本書紀を始めとする日本の正史も中国の歴史書の形式を真似ています。
「厳格な法治主義」は、陽儒陰法と言って表向きは儒教で統治しているように見えるが、実際には法家(ほうか)の厳格な信賞必罰で政治を行っています。
原理的には韓非子の人間性悪説の考えです。
近代民主主義・資本主義の欧米日本にとっての法律は、フランス革命に見られるように政治権力から国民の権利を守るためにあるという思想です。
近代社会では司法の役割は、行政権力から国民の権利を守ることです。
中国では法家の思想から法律は為政者、権力者の統治のための手段方法です。
つまり法律の解釈はすべて役人(行政官僚)が握っており、法律を勝手に解釈してもいいと考えられています。
都合が悪くなったら、そんな法律を廃止することも平気です。
ましてや個別企業の契約なんて、どうにでも変更したり無視して平気です。
欧米や日本のビジネスマンが、資本主義の商売のルールが中国にも存在するだろうと思いこんでいるのが失敗の原因です。
孫子の兵法の言葉に「敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない」があります。
中国でビジネスを、と考えている人には有益な本だと考えます。
以前から思っていたのが、「中国」に対する間違ったイメージです。
ヨーロッパン人と言っても様々な人種、国、地域があります。
私たちは、イギリス人、フランス人、イタリア人などを総称してヨーロッパ人と呼びます。
中国も同じです。
人種、言語、宗教、文化、歴史の違う諸民族が、それぞれ独自の伝統をもち、社会を形成して各地に住んでいます。
漢人、チベット人、満州人、モンゴル人、ウイグル人、朝鮮人などです。
ヨーロッパを一つの国として考えないように、中国も一つの国として考えないほうが正鵠を得ていると考えます。
EC(ヨーロッパ連合)のように、一つの国ではなくCU(中国連合)として捉えたほうが、CU内部の動きがわかりやすいと考えます。
日本人のように同一民族、同一言語、同一宗教、同一文化で四海を海に囲まれて大陸と陸続きでない国では理解が難しいCU(中国連合)です。
「歴史」という言葉も、日本人と中国人の考え方が違います。
日本人は、「歴史」を学問だと考えます。
中国人は「歴史」を「政治」と考え、政治的プロパガンダだと考えています。
中国に利益があればウソでも曲解でも、デッチ上げでも何とでも主張します。
フィリピンの海に中国の古銭を放り込んで、この海は昔から中国領だと平気でやります。
尖閣列島も同じです。
日本の軍事力が弱いので嵩にかかっています。
沖縄が、中国領だと数年前に公式に主張しています。
中国人は悪辣だとか、日本人は脇の甘いお人好しだとか、ステレオタイプな考えが主流です。
約束を守らない、自由がない、共産党独裁国家、拝金主義、民主主義弾圧、ズルイ、覇権主義、侵略国家でチベットやウィグル弾圧、安全性欠如の食品、などなどです。
中国は崩壊に向かっている、経済破綻は近い、と日本のマスコミ、識者が言い続けて30年です。
その間に、中国は経済大国に成りGDPは2010年に日本に追いつき、今では日本の4倍の規模です。
製造業で世界を制覇して、ICT業界でもアリババの時価総額は60兆円で、日本でナンバー・ワンのトヨタの3倍の時価総額です。
日本との格差は拡大するばかりです。
中国に対する非難、攻撃は負け犬の遠吠えだと感じます。
今の中国非難は、ズレているというか、どうも的を得てないようです。
その理由は日本人の中国の理解が浅いからだと感じていました。
この本は、中国人の行動パターン、その背景にある考え方についての解説です。
中国理解に正鵠を得た本で学ぶべき点は多いと考えます。
出版されたのは1996年です。
その間の日本人の中国理解はズレたままだと感じました。
中国人理解のポイントは3つあります。
仲間意識、歴史重視、厳格な法治主義です。
「仲間意識」について幇(パン)があり、三国志で劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟桃園の誓いについて説明しています。
一旦この人間関係を結ぶと、利害関係、社会のルールより幇の関係が優先され、命、財産、家族をも超越します。
幇以外の人間は敵、獲物に過ぎす、人間関係は無視、蹂躙されます。
日本のヤクザの人間関係と似ています。。
一旦、盃を交わせば、ヤクザ組織の掟が、日本の法律や社会のルールは無視され破られ、民間人は金儲け(シノギ)の獲物にしか過ぎません。
中国で商売をする上では、まず信用を得るのが不可欠です。
近代資本主義の欧米日本のビジネスライクな取引は中国人には通じず、商売はうまくいきません。
長い時間を掛けて人間関係を築くこと。
商売の話は、その後です。
「歴史意識」については、虎は死んでも皮を残すで、中国人は、歴史に名を残すことを日本人には想像できないくらい重んじます。
歴史は、時代が代わっても変化しないとの歴史認識から、古(いにしえ)をもって鏡となすとします。
歴史は中国人にとってはキリスト教徒の聖書に匹敵する最高法典です。
そのため歴史書は、多くの労苦を持って詳細に厳密に書かれます。
日本書紀を始めとする日本の正史も中国の歴史書の形式を真似ています。
「厳格な法治主義」は、陽儒陰法と言って表向きは儒教で統治しているように見えるが、実際には法家(ほうか)の厳格な信賞必罰で政治を行っています。
原理的には韓非子の人間性悪説の考えです。
近代民主主義・資本主義の欧米日本にとっての法律は、フランス革命に見られるように政治権力から国民の権利を守るためにあるという思想です。
近代社会では司法の役割は、行政権力から国民の権利を守ることです。
中国では法家の思想から法律は為政者、権力者の統治のための手段方法です。
つまり法律の解釈はすべて役人(行政官僚)が握っており、法律を勝手に解釈してもいいと考えられています。
都合が悪くなったら、そんな法律を廃止することも平気です。
ましてや個別企業の契約なんて、どうにでも変更したり無視して平気です。
欧米や日本のビジネスマンが、資本主義の商売のルールが中国にも存在するだろうと思いこんでいるのが失敗の原因です。
孫子の兵法の言葉に「敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない」があります。
中国でビジネスを、と考えている人には有益な本だと考えます。
以前から思っていたのが、「中国」に対する間違ったイメージです。
ヨーロッパン人と言っても様々な人種、国、地域があります。
私たちは、イギリス人、フランス人、イタリア人などを総称してヨーロッパ人と呼びます。
中国も同じです。
人種、言語、宗教、文化、歴史の違う諸民族が、それぞれ独自の伝統をもち、社会を形成して各地に住んでいます。
漢人、チベット人、満州人、モンゴル人、ウイグル人、朝鮮人などです。
ヨーロッパを一つの国として考えないように、中国も一つの国として考えないほうが正鵠を得ていると考えます。
EC(ヨーロッパ連合)のように、一つの国ではなくCU(中国連合)として捉えたほうが、CU内部の動きがわかりやすいと考えます。
日本人のように同一民族、同一言語、同一宗教、同一文化で四海を海に囲まれて大陸と陸続きでない国では理解が難しいCU(中国連合)です。
「歴史」という言葉も、日本人と中国人の考え方が違います。
日本人は、「歴史」を学問だと考えます。
中国人は「歴史」を「政治」と考え、政治的プロパガンダだと考えています。
中国に利益があればウソでも曲解でも、デッチ上げでも何とでも主張します。
フィリピンの海に中国の古銭を放り込んで、この海は昔から中国領だと平気でやります。
尖閣列島も同じです。
日本の軍事力が弱いので嵩にかかっています。
沖縄が、中国領だと数年前に公式に主張しています。
2004年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高い水準の学問の方法を遅れた分野に適用する
ことによって学問の新生面が開かれる、という趣旨のことを
小室さんが以前に書いたことがあった。数学を自然学に適用して
「ニュートン物理学」になったるが如し。正にそのように進んだ
社会学の方法をシナ社会という現象に適用して「小室シナ学」が
誕生した。しかもみんなが知ってる『三国志演義』を材料にして
入り込む手口も心憎いではないか。本書を以って
シナ理解の近代学問的方法が導入されたと言えよう。
(渡部昇一のことばより)
ことによって学問の新生面が開かれる、という趣旨のことを
小室さんが以前に書いたことがあった。数学を自然学に適用して
「ニュートン物理学」になったるが如し。正にそのように進んだ
社会学の方法をシナ社会という現象に適用して「小室シナ学」が
誕生した。しかもみんなが知ってる『三国志演義』を材料にして
入り込む手口も心憎いではないか。本書を以って
シナ理解の近代学問的方法が導入されたと言えよう。
(渡部昇一のことばより)
2014年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実に小室直樹氏らしい中国分析。
科学的というか数学的でありながら読者に中学校レベルの教養があれば理解できるように三国志などを引き合いに出して必要なエッセンスをわかりやすく解説。
これを読めば中国という国の行動原理は一目瞭然!!
中国人は二つの人間関係以外を維持すること認めないので約束や契約を守らない。
ではどうやって中国人が約束や契約を守るための人間関係を築くのか?
そのテキストの基礎であり最重要項目がこの書にはかかれています。
これを読めば目からうろこ、アメリカが100年経っても中国市場を席巻できない理由と資本主義とは何かまでつかむことができます。
資本主義でもっとも重要なエッセンスはたった一つ。
まさに天才が日本人のために書いてくれた必読の書。
科学的というか数学的でありながら読者に中学校レベルの教養があれば理解できるように三国志などを引き合いに出して必要なエッセンスをわかりやすく解説。
これを読めば中国という国の行動原理は一目瞭然!!
中国人は二つの人間関係以外を維持すること認めないので約束や契約を守らない。
ではどうやって中国人が約束や契約を守るための人間関係を築くのか?
そのテキストの基礎であり最重要項目がこの書にはかかれています。
これを読めば目からうろこ、アメリカが100年経っても中国市場を席巻できない理由と資本主義とは何かまでつかむことができます。
資本主義でもっとも重要なエッセンスはたった一つ。
まさに天才が日本人のために書いてくれた必読の書。
2015年11月8日に日本でレビュー済み
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小室直樹の「中国共産党帝国の崩壊」や岡田英弘の「この厄介な国、中国」、富坂聡「習近平と中国の終焉」を読んだあとで本作を読んだ。
この3冊を読んでいても本著はすばらしかった。
小室直樹の著作はたくさん読んだが、個人的にはそのベスト5に入る。
岡田英弘にはできないが小室直樹ならできる中国分析がこの本では解説されている。
なるほど中国に資本主義が根付くわけがない。だから契約違反が頻発する。
その理由が本著を読めば納得できるようになる。
この3冊を読んでいても本著はすばらしかった。
小室直樹の著作はたくさん読んだが、個人的にはそのベスト5に入る。
岡田英弘にはできないが小室直樹ならできる中国分析がこの本では解説されている。
なるほど中国に資本主義が根付くわけがない。だから契約違反が頻発する。
その理由が本著を読めば納得できるようになる。
2015年11月22日に日本でレビュー済み
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弟子の橋爪大三郎と宮台真司が対談した『おどろきの中国』もこの本をベースに書かれていると思われますが…
福建省から来ている留学生に”幇”のことを聞きましたが、「一緒に商売する人たちの集まりのことね」と言っていました。
この本に書かれている中国人の人間関係の関係図は、それほど有用性があると思いません。
”幇”、”情誼”、”関係(クァンシー)”といった関係性の説明が出てきますが、
さしずめ、日本人が「親友」「友達」「知人」という言い方を親密度に応じて使い分ける、といった程度のものと思ったほうがいいですし、
正確かどうかもわかりません。
実際、”幇”が「義兄弟」のような認識は、知人の留学生にはありませんでした。
宗族についての説明も「本当か?」と思いました。
姓が同じなら兄弟とみなす、みたいなことが書かれているのですが、
知り合いの中国人に「妹だ」と紹介された子は、
単なる母方の従兄弟で、姓が同じでもないのに姉妹並みの関係の濃さでしたし…。
「姓が同じなら兄弟姉妹なのか?とも聞きましたが、「???」といった反応でした。
それはそうと、最近の日本の若者は、漫画の『ワンピース』に強い影響を受けているせいか、
しきりに"仲間"ということを言いますね。
従来世代が使っていた"グループ"というのとは少し違うようで、
困っていたら助け合ったり、衣食住を共有しあったり、
トラブルに巻き込まれたら一緒に喧嘩したり、
互助の色合いがより強いもののように思います。
悪く言うと、ヤクザっぽいというか…
これのほうがよほど『幇』っぽいとわたしは思いましたが…
日本に来ている中国人留学生の"仲間意識"もこれに近い、と思いました。
社会全体が貧しくなって、世知辛くなって、他人が信じ難い世の中では
民族問わず、似たような傾向を有するのではないかと思います。
この本に書かれていることは、フレームワークとしては面白いし、
参考になるところもなくはないのですが、鵜呑みにはしないほうが良いと思いました。
中国人は出身省によって、ヨーロッパの異国くらいに違う、とは『おどろきの中国』に書いてありましたが、
実際に付き合いながら、学んでいくのが確実と思います。
福建省から来ている留学生に”幇”のことを聞きましたが、「一緒に商売する人たちの集まりのことね」と言っていました。
この本に書かれている中国人の人間関係の関係図は、それほど有用性があると思いません。
”幇”、”情誼”、”関係(クァンシー)”といった関係性の説明が出てきますが、
さしずめ、日本人が「親友」「友達」「知人」という言い方を親密度に応じて使い分ける、といった程度のものと思ったほうがいいですし、
正確かどうかもわかりません。
実際、”幇”が「義兄弟」のような認識は、知人の留学生にはありませんでした。
宗族についての説明も「本当か?」と思いました。
姓が同じなら兄弟とみなす、みたいなことが書かれているのですが、
知り合いの中国人に「妹だ」と紹介された子は、
単なる母方の従兄弟で、姓が同じでもないのに姉妹並みの関係の濃さでしたし…。
「姓が同じなら兄弟姉妹なのか?とも聞きましたが、「???」といった反応でした。
それはそうと、最近の日本の若者は、漫画の『ワンピース』に強い影響を受けているせいか、
しきりに"仲間"ということを言いますね。
従来世代が使っていた"グループ"というのとは少し違うようで、
困っていたら助け合ったり、衣食住を共有しあったり、
トラブルに巻き込まれたら一緒に喧嘩したり、
互助の色合いがより強いもののように思います。
悪く言うと、ヤクザっぽいというか…
これのほうがよほど『幇』っぽいとわたしは思いましたが…
日本に来ている中国人留学生の"仲間意識"もこれに近い、と思いました。
社会全体が貧しくなって、世知辛くなって、他人が信じ難い世の中では
民族問わず、似たような傾向を有するのではないかと思います。
この本に書かれていることは、フレームワークとしては面白いし、
参考になるところもなくはないのですが、鵜呑みにはしないほうが良いと思いました。
中国人は出身省によって、ヨーロッパの異国くらいに違う、とは『おどろきの中国』に書いてありましたが、
実際に付き合いながら、学んでいくのが確実と思います。
2016年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても、良い本です。
他の本には、ない切り口で、とても勉強になりました。
他の本には、ない切り口で、とても勉強になりました。