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中国の思想 (1) 単行本 – 1996/3/31
韓非子
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1996/3/31
- ISBN-104198604622
- ISBN-13978-4198604622
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
卓越した人間観察と「法術」理論を核に展開される、激烈な政治的論策。その冷徹、非情な論理は秦の始皇帝を感嘆させ、乱世統一の思想的基盤として不滅の光芒を放つ。全面的に見直された増補改訂版。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1996/3/31)
- 発売日 : 1996/3/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 290ページ
- ISBN-10 : 4198604622
- ISBN-13 : 978-4198604622
- Amazon 売れ筋ランキング: - 123,678位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 45位中国哲学
- - 54位中国の思想(一般)関連書籍
- - 179位東洋哲学入門
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
韓非の名前はしばしば見聞きしていたが、どういう人か、どういう思想かまったく知らずにいたので、思い立って本書を注文した。名物、名所はどんなものか一度見ておく、味わっておくといった物見遊山の軽い気持ちが動機。本書は元の漢文と書き下し文、そして現代語訳、解説の構成。書き下し文も読んでみたが難しかった。知らない言葉ばかり。丁寧に読むなら辞書は欠かせない。韓非の教えや忠告はドライで新鮮であった。この度のコロナ禍で、日本では海外諸国のような外出禁止令や逮捕などの厳しい措置、非常事態措置がとられなかった。それの良し悪しは全く別として、ここで韓非の意見が聞けたら面白い。
2019年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数冊目になる韓非子の本。編集された説の数々は現在を生きる我々にも確かな視点を与えてくれる。また、現在の様に「法」が網羅されていなかった古代中国の人々の動きまでも、見えるようでもある。
が、2千数百年を経ても人間は余り進歩していないのも分かってしまうので、(我が身を見て)焦ってみても仕方ないかなぁ、などと思ってみたりする。
ぜひ手にとって読んで欲しい一冊である。
が、2千数百年を経ても人間は余り進歩していないのも分かってしまうので、(我が身を見て)焦ってみても仕方ないかなぁ、などと思ってみたりする。
ぜひ手にとって読んで欲しい一冊である。
2015年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『韓非子』、現実的な事柄に対して古典や史実の実例を示すなど実践的な対処法を述べていて、その論理的で明快な論法は墨子に似てはいるところもあります。
しかし論じる対象は、一族や家臣、万民などは含まれてはおらず、諸侯や君子など、唯一その為政者、一人に限られているのが特徴であるのは、『論語』や『老子』等で用いている「聖人」、「君子」、「君」などではなく、「人主」または「明主」を用いているところからそれが分かります。
為政者の権威権力の維持を何よりも第一とし、法でもって一族や家臣、万民を統制し、その結果としての富国強兵を理想とするのが論旨です。
『韓非子』は、五十五篇からなり、よく引き合いに出される厳格な法(賞罰)は、「二柄」などに述べられていますが、為政者の存在を脅かす主なものとして家臣を挙げ、その「二柄」や「備内」、「孤憤」、「五蠹」などに数多く家臣への戒めを述べていて、韓非子の本意、実はこれにあったのではないかと思いました。
しかし為政者に進言する場合は家臣を介すことは必至で、その家臣を戒める論書を家臣がその進言を認めたがらない難しさがあるのは「和氏」にも述べられています。
そして、その進言については「説難」において、進言の対象である為政者の意図や思惑、性格、嗜好、表情などを見極めて臨機応変に持論を展開するなど、進言の心得が多数く述べられています。しかし、これは進言側のノウハウであって対象者に見せるものではありません。それは他篇ではないこの「説難」だけが、「人主」ではなく主に「貴人」を用いているところからそれがわかります。
『史記』の「老子韓非子列伝第三」では、秦王が諸編を見て、とあり、この「説難」も見た可能性があります。とすると、敢えて手の内を見せた韓非子には、秦にこそ採用を願いたい思惑があったと憶測できます。
結果として、秦が商鞅からの法家国家であった事と、かつて共に荀子に学んだとされる宰相、李斯がいたところから秦に採用され、それによって法家最終系の論書となる『韓非子』ですが、韓非子自身、悲運にも進言の難しさを自らをもって証明してしまいました。
以上、この本を読んで感じたことです。
少しでも当時の雰囲気が分かれば、と思い、書き下しを参照にし、辞書片手に中国語文でも読んでみました。それぞれの解説がとても親切で分かりやすく、書き下しや中国語文を読みやすくしてくれています。
しかし論じる対象は、一族や家臣、万民などは含まれてはおらず、諸侯や君子など、唯一その為政者、一人に限られているのが特徴であるのは、『論語』や『老子』等で用いている「聖人」、「君子」、「君」などではなく、「人主」または「明主」を用いているところからそれが分かります。
為政者の権威権力の維持を何よりも第一とし、法でもって一族や家臣、万民を統制し、その結果としての富国強兵を理想とするのが論旨です。
『韓非子』は、五十五篇からなり、よく引き合いに出される厳格な法(賞罰)は、「二柄」などに述べられていますが、為政者の存在を脅かす主なものとして家臣を挙げ、その「二柄」や「備内」、「孤憤」、「五蠹」などに数多く家臣への戒めを述べていて、韓非子の本意、実はこれにあったのではないかと思いました。
しかし為政者に進言する場合は家臣を介すことは必至で、その家臣を戒める論書を家臣がその進言を認めたがらない難しさがあるのは「和氏」にも述べられています。
そして、その進言については「説難」において、進言の対象である為政者の意図や思惑、性格、嗜好、表情などを見極めて臨機応変に持論を展開するなど、進言の心得が多数く述べられています。しかし、これは進言側のノウハウであって対象者に見せるものではありません。それは他篇ではないこの「説難」だけが、「人主」ではなく主に「貴人」を用いているところからそれがわかります。
『史記』の「老子韓非子列伝第三」では、秦王が諸編を見て、とあり、この「説難」も見た可能性があります。とすると、敢えて手の内を見せた韓非子には、秦にこそ採用を願いたい思惑があったと憶測できます。
結果として、秦が商鞅からの法家国家であった事と、かつて共に荀子に学んだとされる宰相、李斯がいたところから秦に採用され、それによって法家最終系の論書となる『韓非子』ですが、韓非子自身、悲運にも進言の難しさを自らをもって証明してしまいました。
以上、この本を読んで感じたことです。
少しでも当時の雰囲気が分かれば、と思い、書き下しを参照にし、辞書片手に中国語文でも読んでみました。それぞれの解説がとても親切で分かりやすく、書き下しや中国語文を読みやすくしてくれています。
2022年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思想家の大家と言うと今日よりもやはり古代となるだろう。
例えばビジネス書辺りでも兵法を主題に据えた戦略論みたいな本が検索すればわんさか出てくる。
と、言うように人の本質は昔から変わっていないもので、お隣の中国では紀元前770年頃の春秋戦国時代には既に様々な思想家が自分の思想を武器に君主に売り込み、地位を得るという政治活動を行っていた。
ちなみに日本人が倭人と言う未開の野蛮人として魏志倭人伝に出てくるのが西暦300年辺りだから、その600年程前に今日にも通じる思想家がわんさかいたのは単純に凄いとしか言えないであろう。
さて、この著者の韓非は戦国の七雄の韓の王族出身。
彼の思想を特徴づける法家思想は源流が儒家でも墨家でもないところで、法の意味する様に合理的な規則で人々を支配するという物である。
実際に始皇帝は度量衡(単位)を共通化する等、法の制定に力を注いだところから、歴史的事実が韓非の思想の優秀さを結論付けているかもしれない。
しかしその韓非の本を敢えて読もうという人はどんな人だろうか?
先に挙げた様にビジネスシーンで応用が効くと思う人か、純粋な知識欲からだろうか?
もしも前者で使おうと思っているなら本書は全く使えない、マキャベリの君主論か現代ローマ史観(ディスコルシ)を選んだ方が絶対に良い。何故なら韓非自身が正しい考えを持っていても上に重用されることなく世を去っているからだ。
そしてその韓非自身が上を説得するのに生命を賭けるなんてリスキー過ぎじゃね?と言ってしまっている。
じゃあこの本は何なのよと言う話になるが、韓非の思想の「さわり」を抜粋しているものとなる。
しかしそれなら角川文庫の中国の思想の方が、初心者にはわかり易いしサイズも小さい。
通好みのコレクターアイテムと言う感想が最終的なものだった。
例えばビジネス書辺りでも兵法を主題に据えた戦略論みたいな本が検索すればわんさか出てくる。
と、言うように人の本質は昔から変わっていないもので、お隣の中国では紀元前770年頃の春秋戦国時代には既に様々な思想家が自分の思想を武器に君主に売り込み、地位を得るという政治活動を行っていた。
ちなみに日本人が倭人と言う未開の野蛮人として魏志倭人伝に出てくるのが西暦300年辺りだから、その600年程前に今日にも通じる思想家がわんさかいたのは単純に凄いとしか言えないであろう。
さて、この著者の韓非は戦国の七雄の韓の王族出身。
彼の思想を特徴づける法家思想は源流が儒家でも墨家でもないところで、法の意味する様に合理的な規則で人々を支配するという物である。
実際に始皇帝は度量衡(単位)を共通化する等、法の制定に力を注いだところから、歴史的事実が韓非の思想の優秀さを結論付けているかもしれない。
しかしその韓非の本を敢えて読もうという人はどんな人だろうか?
先に挙げた様にビジネスシーンで応用が効くと思う人か、純粋な知識欲からだろうか?
もしも前者で使おうと思っているなら本書は全く使えない、マキャベリの君主論か現代ローマ史観(ディスコルシ)を選んだ方が絶対に良い。何故なら韓非自身が正しい考えを持っていても上に重用されることなく世を去っているからだ。
そしてその韓非自身が上を説得するのに生命を賭けるなんてリスキー過ぎじゃね?と言ってしまっている。
じゃあこの本は何なのよと言う話になるが、韓非の思想の「さわり」を抜粋しているものとなる。
しかしそれなら角川文庫の中国の思想の方が、初心者にはわかり易いしサイズも小さい。
通好みのコレクターアイテムと言う感想が最終的なものだった。
2020年2月16日に日本でレビュー済み
本書は「矛盾」「逆鱗に触れる」などの出典である『韓非子』の抄訳版である。全55篇のうち、
20篇を選び、さらにそのうちの7篇の全訳、残り13篇の抄訳が収められている。『韓非子』の
著者韓非は、性悪説で知られる儒家の荀子に学び、のちの秦の始皇帝に仕え、無実の罪で自害。
後世に法家として伝わる人物。
韓非は荀子の元で学んだこともあり、性悪説の立場に立つ。しかし、その性悪説は韓非のほう
が徹底したものだ。荀子の言葉を借りれば、「青は藍より出でて藍より青し」ということであ
る。荀子は本性が悪だとしても礼による教化(教育)が可能だと考えたが、韓非はそのような
矯正に対する期待はいない。だからこそ、法による統治の徹底、法治主義を唱えることになる。
法治主義を徹底することで社会秩序が維持される。そのためには、このことを王に理解させね
ばならない。しかし、王の側近には国家の利益よりも自己の利益を優先する取り巻きがいる。
そこでいかにして王に進言するか、取り巻き連中の妨害から身を守るか、が課題となる。老子
の言葉を借りれば「正言は反のごとし」。正しい助言は、立場の上の人に対して反論している
ように受け取られかねないからだ。この辺りことは、「孤憤」「説難」に詳しい。
進言のむずかしさを論じているところは、現代にも通じるものがある。また、おべっかを使う
取り巻き連中についても、誰でも一度や二度は組織でみたことがあるはずだから、納得しなが
ら読めるのではないだろうか。なお本書の後半には説話が収められており、読み物としても面
白い。オススメの1冊。
20篇を選び、さらにそのうちの7篇の全訳、残り13篇の抄訳が収められている。『韓非子』の
著者韓非は、性悪説で知られる儒家の荀子に学び、のちの秦の始皇帝に仕え、無実の罪で自害。
後世に法家として伝わる人物。
韓非は荀子の元で学んだこともあり、性悪説の立場に立つ。しかし、その性悪説は韓非のほう
が徹底したものだ。荀子の言葉を借りれば、「青は藍より出でて藍より青し」ということであ
る。荀子は本性が悪だとしても礼による教化(教育)が可能だと考えたが、韓非はそのような
矯正に対する期待はいない。だからこそ、法による統治の徹底、法治主義を唱えることになる。
法治主義を徹底することで社会秩序が維持される。そのためには、このことを王に理解させね
ばならない。しかし、王の側近には国家の利益よりも自己の利益を優先する取り巻きがいる。
そこでいかにして王に進言するか、取り巻き連中の妨害から身を守るか、が課題となる。老子
の言葉を借りれば「正言は反のごとし」。正しい助言は、立場の上の人に対して反論している
ように受け取られかねないからだ。この辺りことは、「孤憤」「説難」に詳しい。
進言のむずかしさを論じているところは、現代にも通じるものがある。また、おべっかを使う
取り巻き連中についても、誰でも一度や二度は組織でみたことがあるはずだから、納得しなが
ら読めるのではないだろうか。なお本書の後半には説話が収められており、読み物としても面
白い。オススメの1冊。
2019年12月27日に日本でレビュー済み
「韓非子」は色々な版が出ているが、これが1番良くできていると思う。
「韓非子」は「マキャベリの君主論」なんかよりも遥かに高度な内容。
「統帥綱領」「孫子」「韓非子」の3冊は、自分にとって座右の書。
「韓非子」は「マキャベリの君主論」なんかよりも遥かに高度な内容。
「統帥綱領」「孫子」「韓非子」の3冊は、自分にとって座右の書。
2014年1月13日に日本でレビュー済み
組織で働く人にとって、論語よりも実用的な「韓非子」全五十五篇をa) 自説を直接述べた論文体・問答体の文章、b) 説話類を編集したものの二つに分類し、それぞれがおおよそ半数ずつの分量であると分析した上で、本書も、それらをおおよそ半数ずつ、a)、b)の順に訳しています。
最初から読んでいけば、重要な箇所から理解できるように工夫されています。後半は、応用篇としてまとめられ、教養としての意味があります。
本書の冒頭に記されている、解題「八、『韓非子』の構成」を引用しながら、説明します。
「法術」の真髄と韓非の冷徹した人間観を
二柄(第七篇)
備内(第十七篇)
の二篇によって、
次の
孤憤(第十一篇)
説難(第十二篇)
で韓非自身の境遇と心境を知ることが出来ます。
次の
五蠹(第四十九篇)
は、韓非の全論点を総合した、『韓非子』五十五篇の総論的意味を持ちます。
本書は、「韓非子」全五十五編から、代表的な二十編をえらび、うち七編を全訳、他を抄訳したものですが、
ここまでで取り上げた七篇は全訳であり、急ぐ人はここまで読めばおおよそ「韓非子」の全体像を把握し、重要なポイントを抑えることが出来ると思います。
特に、現代人にとって意味のある「二柄」で説かれる「部下に自分の嗜好をひけらかすのは避けるべき」を最初に訳しているところは見事と言うべきです。
後半のb) 説話類を編集したものでは、人口に膾炙する成語「矛盾」(難)、「逆鱗」(説難)、「待ちぼうけ(株を守る)」(五蠹)を網羅しています。
僕が「韓非子」の中で一番意味があると思う、”門番の恨み”(内緒説 下)も、しっかり収録されています。
一介の門番が、恨みを持つ上司を王に讒言して死に至らしめるトリックを示したこの段は、もちろん不満を持つ平社員に対して上司に恨みを晴らす方法を伝授しているものではなく、多くの部下を持つ人に、トリックを使い讒言する部下がいることへの注意を促したものです。
僕は、このトリックを使う男を目の当たりにしたことがあるので、(開発部長が付けた優先順位に不満を持つ営業担当が、社長と立ち話する機会を得た際に、このトリックを用いて自分の担当顧客からリクエストがあった新商品の優先順位を上げるように開発部長の判断を覆させた)社長とは言わないまでも、部長以上の人には是非とも知っておいて欲しいと思いました。
最初から読んでいけば、重要な箇所から理解できるように工夫されています。後半は、応用篇としてまとめられ、教養としての意味があります。
本書の冒頭に記されている、解題「八、『韓非子』の構成」を引用しながら、説明します。
「法術」の真髄と韓非の冷徹した人間観を
二柄(第七篇)
備内(第十七篇)
の二篇によって、
次の
孤憤(第十一篇)
説難(第十二篇)
で韓非自身の境遇と心境を知ることが出来ます。
次の
五蠹(第四十九篇)
は、韓非の全論点を総合した、『韓非子』五十五篇の総論的意味を持ちます。
本書は、「韓非子」全五十五編から、代表的な二十編をえらび、うち七編を全訳、他を抄訳したものですが、
ここまでで取り上げた七篇は全訳であり、急ぐ人はここまで読めばおおよそ「韓非子」の全体像を把握し、重要なポイントを抑えることが出来ると思います。
特に、現代人にとって意味のある「二柄」で説かれる「部下に自分の嗜好をひけらかすのは避けるべき」を最初に訳しているところは見事と言うべきです。
後半のb) 説話類を編集したものでは、人口に膾炙する成語「矛盾」(難)、「逆鱗」(説難)、「待ちぼうけ(株を守る)」(五蠹)を網羅しています。
僕が「韓非子」の中で一番意味があると思う、”門番の恨み”(内緒説 下)も、しっかり収録されています。
一介の門番が、恨みを持つ上司を王に讒言して死に至らしめるトリックを示したこの段は、もちろん不満を持つ平社員に対して上司に恨みを晴らす方法を伝授しているものではなく、多くの部下を持つ人に、トリックを使い讒言する部下がいることへの注意を促したものです。
僕は、このトリックを使う男を目の当たりにしたことがあるので、(開発部長が付けた優先順位に不満を持つ営業担当が、社長と立ち話する機会を得た際に、このトリックを用いて自分の担当顧客からリクエストがあった新商品の優先順位を上げるように開発部長の判断を覆させた)社長とは言わないまでも、部長以上の人には是非とも知っておいて欲しいと思いました。