素晴らしい本。宮崎駿氏が何を思ってアニメーターを志し、何を思って映画を作っているのか、この本を読めば分かります。エッセイ、講演・対談の内容、そして映画の企画書や演出覚書が大量に掲載され、また、宮崎駿が「道楽」と呼ぶ漫画も少しですが載っています。ジブリファンはもちろん、これからものづくりに関わろうとしている方々にもおすすめの一冊です。彼のものづくりに対する姿勢から学べることは本当に沢山あります。
また、『出発点』を読み終えたら『折り返し点』を読むことをおすすめ致します。
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出発点―1979~1996 単行本 – 1996/7/31
宮崎駿
(著)
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宮崎駿がこれまでに書いたエッセイ・企画書・演出覚書・対談・書評・インタビュー等を集め、テーマ別に再構成。カラー口絵にはコミックも収録。特別寄稿として、33年にわたって付き合いのある、高畑勲監督ならではの素顔の宮崎駿を綴った「エロスの火花」も掲載。
- 本の長さ584ページ
- 言語日本語, 日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1996/7/31
- 寸法18.6 x 13 x 3.6 cm
- ISBN-104198605416
- ISBN-13978-4198605414
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
アニメーション映画監督・宮崎駿の書いたエッセイ、企画書、演出覚書、司馬遼太郎らとの対談、インタビュー等90本を収録。また互いに日本のアニメを進化させてきた高畑勲が、素顔の宮崎駿を綴る。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1996/7/31)
- 発売日 : 1996/7/31
- 言語 : 日本語, 日本語
- 単行本 : 584ページ
- ISBN-10 : 4198605416
- ISBN-13 : 978-4198605414
- 寸法 : 18.6 x 13 x 3.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 55,675位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 217位演劇 (本)
- - 298位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 15,997位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月17日に日本でレビュー済み
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2020年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は宮崎氏が思う当時の教育、政治、現場の状況を書き記してる事が多い。タイトルにもある通り宮崎氏の価値観等を知りたい人向けだと考える。
諸君らには一度買う前に自身が購入に至った経緯を考えていただきたい。スタジオジブリの作品が好きで買うと言う理由に至るなら一度考え直してもいいかもしれない。
諸君らには一度買う前に自身が購入に至った経緯を考えていただきたい。スタジオジブリの作品が好きで買うと言う理由に至るなら一度考え直してもいいかもしれない。
2008年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮崎アニメがいかにつくられたかを知るためのヒントになる本です。
著者のたくましさを大いに感じることができます。
著者のたくましさを大いに感じることができます。
2017年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮崎駿さんの作品はどれも好きなのですが、
ミニオタ、ロリコン、利己主義なところがあるのかなとも思っていたので、
何を考えて作品に取り組んでいるのか、この本を読んで偏見がとけてよかったと思いました。
それから、「火垂るの墓」についても、もう二度とあんなに悲惨な悲しい映画はみたくないと、
トラウマ映画となったしまっていたのですが、この記述を読んで、そうだったのか!?と、驚きました。
「『我が住む村』(岩波文庫)を読む。ものの見方の確かさに、昭和18年が初版と知って驚く。死んだ母がくり返し語っていた故郷の村の暮らしを思い出す。」「歴史についての自分の無知を思い知る。爽やかな読後感。が、眠れない。再び『砂漠の修道院』を取り上げ、当てずっぽうにひろい読む。」「突然、わかったような気がする。コプト教の修道士についてではない。四月以来心にひっかかっているアニメーション「火垂るの墓」についてである。」「空襲で家と母を失い、飢えと栄養失調で死んだ四歳と十四歳の兄弟の幽霊が、なぜ母の幽霊と出会わないのか。母と二人は別々な世界にいったのか。生に執着し、恨みを残して死んだのなら、二人の幽霊は死ぬ寸前の飢餓の姿であるはずなのに、なぜ肉体的に何も損ぜられていない姿をしているのか。」「二人の最大の悲劇は、生命を失ったところにはない。コプト修道士のように、魂の帰るべき天上を持たないところにある。」「しかし、二人は幸福な道行きの瞬間の姿のまま、あそこにいる。」「二人の絆だけで完結した世界に、もはや死の苦しみもなく、微笑みあい、漂っている。「火垂るの墓」は反戦映画ではない。生命の尊さを訴えた映画でもない。帰るべき所のない死を描いた、恐ろしい映画なのだと思う。」宮崎駿『出発点』(徳間書店)
あの二人はもはや生きてはいなかったのか…と、驚愕し、泣きました。
ミニオタ、ロリコン、利己主義なところがあるのかなとも思っていたので、
何を考えて作品に取り組んでいるのか、この本を読んで偏見がとけてよかったと思いました。
それから、「火垂るの墓」についても、もう二度とあんなに悲惨な悲しい映画はみたくないと、
トラウマ映画となったしまっていたのですが、この記述を読んで、そうだったのか!?と、驚きました。
「『我が住む村』(岩波文庫)を読む。ものの見方の確かさに、昭和18年が初版と知って驚く。死んだ母がくり返し語っていた故郷の村の暮らしを思い出す。」「歴史についての自分の無知を思い知る。爽やかな読後感。が、眠れない。再び『砂漠の修道院』を取り上げ、当てずっぽうにひろい読む。」「突然、わかったような気がする。コプト教の修道士についてではない。四月以来心にひっかかっているアニメーション「火垂るの墓」についてである。」「空襲で家と母を失い、飢えと栄養失調で死んだ四歳と十四歳の兄弟の幽霊が、なぜ母の幽霊と出会わないのか。母と二人は別々な世界にいったのか。生に執着し、恨みを残して死んだのなら、二人の幽霊は死ぬ寸前の飢餓の姿であるはずなのに、なぜ肉体的に何も損ぜられていない姿をしているのか。」「二人の最大の悲劇は、生命を失ったところにはない。コプト修道士のように、魂の帰るべき天上を持たないところにある。」「しかし、二人は幸福な道行きの瞬間の姿のまま、あそこにいる。」「二人の絆だけで完結した世界に、もはや死の苦しみもなく、微笑みあい、漂っている。「火垂るの墓」は反戦映画ではない。生命の尊さを訴えた映画でもない。帰るべき所のない死を描いた、恐ろしい映画なのだと思う。」宮崎駿『出発点』(徳間書店)
あの二人はもはや生きてはいなかったのか…と、驚愕し、泣きました。
2021年7月15日に日本でレビュー済み
読めば宮崎駿はこんな思いで作品に携わってきたのか!こんな思いで作品を構築していったのか!
と作者の人柄がよくわかります!作品ばかりが持ち上げられても、宮崎駿こそが不朽不変の存在だったんだ!と再確認できるきらりと光る珠玉の本です!本人も駄文をメッセージにして申し訳ないと申してますが
とんでもない!もっと私たちは宮崎駿を理解したいんだ!大切にしたいんだと!不思議なエネルギーが湧いてきます! 宮崎駿の源泉をもっとよく知りたい!そんな人におすすめ!
と作者の人柄がよくわかります!作品ばかりが持ち上げられても、宮崎駿こそが不朽不変の存在だったんだ!と再確認できるきらりと光る珠玉の本です!本人も駄文をメッセージにして申し訳ないと申してますが
とんでもない!もっと私たちは宮崎駿を理解したいんだ!大切にしたいんだと!不思議なエネルギーが湧いてきます! 宮崎駿の源泉をもっとよく知りたい!そんな人におすすめ!
2017年12月8日に日本でレビュー済み
この本を読めば、
宮崎駿という人間に改めて、畏敬の念を抱かずにはいられない。
宮崎監督の言葉はどれも深みのあるもので、読んでいる最中は、深い谷底を覗き込むような気分になった。
ジブリファン、宮崎駿ファンなら
読んでみても、全く損はない。
分厚く、熱量が凄く、ただ圧倒された。
(読破に時間がかかるが)
読了後の感想としては、
強い風が吹く谷底をなんとか身を乗り出して見ようとしたが、
自分なんかには、結局、谷の底は見えなかった。
久石譲さんのサントラを聞きながら読むと心が壊れます(良い意味で)。
宮崎駿という人間に改めて、畏敬の念を抱かずにはいられない。
宮崎監督の言葉はどれも深みのあるもので、読んでいる最中は、深い谷底を覗き込むような気分になった。
ジブリファン、宮崎駿ファンなら
読んでみても、全く損はない。
分厚く、熱量が凄く、ただ圧倒された。
(読破に時間がかかるが)
読了後の感想としては、
強い風が吹く谷底をなんとか身を乗り出して見ようとしたが、
自分なんかには、結局、谷の底は見えなかった。
久石譲さんのサントラを聞きながら読むと心が壊れます(良い意味で)。
2011年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず本の厚さに驚きました.読むにつれ,宮崎駿の正直さ,創作の苦しみと楽しみ,最前線で高い志を掲げて現実と戦ってきた姿に共感しました.苦しみ考え抜いたからこそ必然的に決まり,確信を持って展開されるストーリー,動画という表現からリアルに考察される虫から天体までの世界,血肉となった少女漫画を含めた膨大な一流の作家達の作品,だから宮崎アニメは面白いんだ!と本人の著作・講演録から納得しました.中間に妄想漫画を挟み,後半は各界の作家との対談,個々の作品についてのインタビューと内容はいろんな角度から宮崎駿という快人物に光を当て,正体を明らかになる構成となっており飽きさせません.偏ったところもあるけれど,まっすぐに生きてきたわかりやすいインテリが本音で世の中,人生,絶望が決まっていても個としての希望を語る,宝石箱のような中身の濃い生き生きした本です.アニメ界・おかしくなり始めて久しい子供若者達を見る目が変わり,生身の宮崎駿を垣間見れた気がします.気になるのは絶大な支持をうけるあまり,彼の思想が一人歩きすることです.彼のいうことは確信に満ちており真実の一端を衝いている.彼のいうことに基づいて世界を再構築すればまともな世の中を取り戻せるぞ,などと思ってしまう愚かな自分に気がつきます.もっとも,世の中の考えのない連中に祭り上げられることは,本人が一番嫌っていることですが・・・.久しぶりに出会った,大変に価値ある一冊であることは間違いありません.
2005年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮崎駿が各種出版物に発表した文章や講演をひとつに収録した本である。改めて氏のアニメーション論などが展開されているわけではないので注意されたい。内容はアニメーション製作現場の実態に始まり、教育論、文化論にまで及ぶ。
氏は常に何かと闘っている人である。それは自分自身の矛盾であったり、業界のシステムであったり、先人の業績であったりする訳だが、その姿から垣間見ることができるのは、常に新しいものを生み出さねばならない、生み出そうとせずにはいられない人間の苦悩である。
一部では物議を醸した「手塚治虫論」も収録されているが、これはまんま『魔女の宅急便』のウルスラである。オリジナルなものを創りだすには乗り越えなければいけない壁がある。尊敬する人物にしても例外ではない。この激しい「追悼文」から狂おしいまでの手塚治虫への愛情が感じられないだろうか。
また、漫画版『風の谷のナウシカ』の結末は『未来少年コナン』を演出した人物が書いたものとは到底思えないものとなっている訳だが、これを転向ととるか否かは本書を読んでから判断すべきであろう。あくまで創造者の立場を取るものは孤独なのである。
宮崎駿という人はアニメを世界に認められる芸術にまで昇華させた。その源泉はどこにあったのか、それを本書からうかがい知ることができる。
氏は常に何かと闘っている人である。それは自分自身の矛盾であったり、業界のシステムであったり、先人の業績であったりする訳だが、その姿から垣間見ることができるのは、常に新しいものを生み出さねばならない、生み出そうとせずにはいられない人間の苦悩である。
一部では物議を醸した「手塚治虫論」も収録されているが、これはまんま『魔女の宅急便』のウルスラである。オリジナルなものを創りだすには乗り越えなければいけない壁がある。尊敬する人物にしても例外ではない。この激しい「追悼文」から狂おしいまでの手塚治虫への愛情が感じられないだろうか。
また、漫画版『風の谷のナウシカ』の結末は『未来少年コナン』を演出した人物が書いたものとは到底思えないものとなっている訳だが、これを転向ととるか否かは本書を読んでから判断すべきであろう。あくまで創造者の立場を取るものは孤独なのである。
宮崎駿という人はアニメを世界に認められる芸術にまで昇華させた。その源泉はどこにあったのか、それを本書からうかがい知ることができる。