元モルガンスタンレーにいた著者の実話に基づいたノンフィクションです。
アメリカの証券会社の表の顔?というか、見た目スマートなイメージと
真逆の獰猛な金の亡者達がいかにして、金を収奪してきたかを、アジア通貨危機
や、アルゼンチンのデフォルト、日本の金融危機の実話を交えて
解説していきます。
内容は非常に濃く、当事者から見える事実に照準を合わせ、執筆されているので
通常の経済本のように堅苦しくなく、陰謀論系のように内容がぶっ飛ぶことも
ないので、楽しんで読むことができます。
但し、私のように経済学を根本から知らないと、理解が難しく感じる部分が
あったり、カードゲームのくだりから本題に入っていく部分など、気が散らされる
箇所が多分にあり、読みやすいか、読みにくいか、という点では、個人差があるとは
思いますが読みづらかったです。
それでも、やはり獰猛な欧米の金融業界をちょっとでも垣間見れた気になるので
参考になりました。どれくらい、強欲かは、よんでみてご判断下さい。
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大破局: デリバティブという怪物にカモられる日本 単行本 – 1998/2/1
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- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1998/2/1
- ISBN-104198608156
- ISBN-13978-4198608156
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
カリフォルニアやタイ、日本で続々と出たデリバティブによる巨額の損失。そして、さらに彼らを食い物にしたアメリカのモルガン証券。その詐欺まがいの仕組みとセールス・テクを元社員が明かす渾身のノンフィクション。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1998/2/1)
- 発売日 : 1998/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 349ページ
- ISBN-10 : 4198608156
- ISBN-13 : 978-4198608156
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- - 4,672位英米文学研究
- - 34,224位投資・金融・会社経営 (本)
- - 51,589位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年3月4日に日本でレビュー済み
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オリンパの件、AIJ投資顧問の件、2012年になってもこの問題は続いていると思います。
お安いので手にとってみるのにいい機会だと思います。
そして、出版不況ガー、amazonガー、の人たち(会社たち)は、どうして
このジャンルの真打ち「Satayjit Dasの本/Guns Traders...」の邦訳を出さないんでしょう???
版権が高すぎて買えないなら、どこかで発言してくれればいいのに。
お安いので手にとってみるのにいい機会だと思います。
そして、出版不況ガー、amazonガー、の人たち(会社たち)は、どうして
このジャンルの真打ち「Satayjit Dasの本/Guns Traders...」の邦訳を出さないんでしょう???
版権が高すぎて買えないなら、どこかで発言してくれればいいのに。
2011年4月7日に日本でレビュー済み
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モルガン・スタンレーにかつて2年間勤め、刊行時は大学の助教授であった著者が、モルガン在籍時にデリバティブを売りまくった経験を中心に金融界の内情を赤裸々に綴ったもの。ひたすら陰鬱で醜い物語である。
金と自らの保身しか考えず顧客を食い潰す、まさに禿鷹のような米金融界の様子が非常に良く映し出されている。頽廃と虚無の世界である。倫理感とは乖離したこうした連中にグローバリゼーションという名の下で、世界が振り回されたかと思うと腹立たしいし、やるせない。個人としてデリバティブとは無縁でも、関係している銀行や郵便局や組合がデリバティブ商品を買っていれば同じ事なので恐ろしくなる。本書を読むと、日本をカモ扱いしているので、多分間接的に被害を受けているのであろう。余計腹立たしい。
著者が本書を執筆した理由は不明(突然倫理感が芽生えたとは考えられない)だが、記録としての価値があるのではないか。デリバティブの仕組みを知るためと言うよりは、デリバティブを売った人間の心理を知るための書であるが、金融商品を冷静に見る時の一助になるとも思う。
金と自らの保身しか考えず顧客を食い潰す、まさに禿鷹のような米金融界の様子が非常に良く映し出されている。頽廃と虚無の世界である。倫理感とは乖離したこうした連中にグローバリゼーションという名の下で、世界が振り回されたかと思うと腹立たしいし、やるせない。個人としてデリバティブとは無縁でも、関係している銀行や郵便局や組合がデリバティブ商品を買っていれば同じ事なので恐ろしくなる。本書を読むと、日本をカモ扱いしているので、多分間接的に被害を受けているのであろう。余計腹立たしい。
著者が本書を執筆した理由は不明(突然倫理感が芽生えたとは考えられない)だが、記録としての価値があるのではないか。デリバティブの仕組みを知るためと言うよりは、デリバティブを売った人間の心理を知るための書であるが、金融商品を冷静に見る時の一助になるとも思う。
2013年6月29日に日本でレビュー済み
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素人にはわかりにくいところもあるが、内部に居た人間ならではの詳細な記述はめったに見られない内容であり、現在の投資家も心すべきことが多く記述されている。くれぐれも甘い言葉にはご用心。
2014年11月4日に日本でレビュー済み
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ストーリーは1995年までの4年間。昔、農業国で栄えたアルゼンチンが、カリフォルニアのオレンジカウンティが、そして、日本国が崩壊する姿が述べられている。これは、小説ではない。年金が、保険会社が、証券銀行、大手企業が株取引の損失を隠すためにジャンクボンドを含むデリバティブで損失を隠し、更に損失を深くしてゆく姿が述べられている。オリンパスで登場したケイマン諸島のマネーロンダリングの仕組みも述べられている。それでも、日本の実態については遠慮したか。原書で読んでみよう。
2007年4月22日に日本でレビュー済み
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昨年も大いに紙面を賑わせた投資銀行業界、
その世界をちょっと覗いてみたく本書を購入しました。
金融商品の詳しい部分については知識不足のため理解できませんでしたが、
スケールの大きさで圧倒されました
格付け機関や政府系銀行を出し抜くさまは爽快です
何事もプロには敵わないですね。
その世界をちょっと覗いてみたく本書を購入しました。
金融商品の詳しい部分については知識不足のため理解できませんでしたが、
スケールの大きさで圧倒されました
格付け機関や政府系銀行を出し抜くさまは爽快です
何事もプロには敵わないですね。
2003年9月29日に日本でレビュー済み
投資銀行について興味がある方が読まれると面白いと思います。「投資銀行残酷物語」ほどではありませんが、業界の暴露話も入っています。90年代前半にFirst Boston(現CSFB)とMorgan StanleyでRAVなどのデリバティブズの営業を担当した経験を元に、いかに顧客から金を巻き上げるかを追求し続ける投資銀行の慣習が面白おかしく(大げさに)書かれています。専門用語もたくさん出てきますが、分かりやすく説明もしてあるので、気楽に読めると思います。とにかくこの業界を目指す方は、ぜひ!
2005年1月1日に日本でレビュー済み
モルガン・スタンレーのデリバティブを懇切丁寧・赤裸々に書いてある。どういう取引でいくら儲けたかまで正確に書かれているので、納得がいく。文章表現も多彩で、邦銀に売る巨大粉飾デリバティブを殺人ロケットに見立て、それをモルガン・スタンレーのチームが丹精込めて整備して行く様子など、非常に面白くワクワクさせれれた。レズリー・ダウナーの「血脈」もそうだったが、欧米のノンフィクションは、文芸作品としても優れていると改めて認識させられた。ただ日本語の役は粗雑で、証券業を知らない素人が無理やり訳したのでしょうね。