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木曜組曲 単行本 – 1999/11/1
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- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日1999/11/1
- ISBN-104198610932
- ISBN-13978-4198610937
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (1999/11/1)
- 発売日 : 1999/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4198610932
- ISBN-13 : 978-4198610937
- Amazon 売れ筋ランキング: - 829,789位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 220,246位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ところが、今年は四年前のまさにこの集まりの時に亡くなった偉大な小説家の死の真相についての腹の探り合いになってしまう…。
といった感じでしょうか。
ミステリアスな会話劇。
同じく恩田さんの作品の『ネバーランド』みたいな“謎の告白”みたいな感じが好きなら、いいかも。
『ネバーランド』が男子高校生たちなのに対して、こちらは女5人ですが。
次々意外な事実が曝露されるが、ラストにびっくりできるか、やっぱりねと思うかで全体の感想が違ってくるはず。楽しみながら、読み進められる1冊。
舞台は重松時子の住んでいた『うぐいす館』。ここですべての物語が展開していきます。時子は自殺か他殺か、という謎解きを中心に話が進んで、てっきり、殺人のトリックなんかを誰かが暴いて「犯人はあなたよ!」ということで落ちが付くのかと思いきや。。。そんな簡単な話ではありません、嬉しいことに。4年もの間隠されていた事実や、それぞれの思いが出るわ出るわ、で全然結末が見えてこないおもしろさ。
それぞれの登場人!物の個性の描き方、人間の心の複雑さをサラッと書いてしまう恩田陸はすごいと思います。
で、本作。これまたなんというか、「恩田さんらしい」作品だと思いました。
恩田さんの作品の印象は、当初は青春ものでした。しかし、それ以外にもモダンホラー的な作品、そしてエンタメ系・群像劇等、変幻自在の作風といえると思います。
・・・
本作品の「恩田さんらしさ」といえば群像劇が該当すると思います。
稀代の耽美小説家である重松時子が服毒の自殺の末に亡くなり四周忌を迎え、親族4名と旧担当編集者の5名が故人をしのぶ。そこで舞い込む謎の手紙には「重松時子は殺された」とある。
豪華な洋館のリビングという密室じみた空間で、僅か5名からなる関係者。これまで明かされなかった事実・心情が明らかになります。その過程で、「実は」「実は」というツイストが繰り出される。その点ではミステリ系エンタメとも言えます。
作品の90%以上が5人のキャラで占められている印象ですが、その描き分けが秀逸です。舞台にしたら映えるのだろうなと思ったら、案の定映画化されていました。
ただ、何でしょう、映画化(2002年)のキャストを見ると、当たり前ですがちょっと古いんですよね(富田靖子さんが20代そこそこの役)。最近のキャストで見てみたい、と若干思いました。
・・・
ということで恩田氏の舞台にしたら映えそうな作品でした。
最後の最後でツイストかまされます。本好きにとっては「ほほう」となる筋です。そういうと恩田さんは「本」にまつわる作品も多いですね。本作も「本」にまつわる話でした。
エンタメ好き、ミステリ好き、舞台が好きな方等々は読んでみて損はないのではないでしょうか。
何もいうことはない、傑作である。
この手の話が好きな私にとって、まさに宝石のような作品だ。
ここまで会話にこだわり、そして騙しにこだわった作品だから、ミステリといって良いだろう。
それも、「毒入りチョコレート〜」や「プリズム」のような、まぎれもなく本格ミステリだ。
本作はディスカッションを楽しむ作品であり、それが徹底されているところに本作の魅力がある。
映画化もされている。
これもまた、なかなか良い出来の映画だった。
ほとんどが室内の場面であり、動きの少ない、静かな作品だった。
まさに、原作をそのまま映画にした、上質の作品だった。
ストーリーは他のレビュアーの紹介にまかせたい。
あまりストーリーを紹介したくない。
黙って、読め、といいたい作品のひとつである。
ただミステリだから、意外性というか、どんでん返し的なものがあるのだけは行っておこう。
一筋縄ではいかない作品、というのは、こういうものを言うのである。
彼女の死の真相は、彼女のおもった自分の後継者とは、そしてだれが真実をいいだれがうそをついているのか?
とにかくえっ?えっ?どうなってるの?と疑問符が出始めるととまらない。先が気になってしょうがない。
心に迫るような怖さと淡々とした不気味さ、その両方が楽しめる作品でありながら、きちんとオチがつくので安心できます。
恩田作品これから読み始めるかたには、まずこれをお勧めしたいと思います。
むしろ、ここから、ダブル受賞を取るまでに成長した恩田陸女流作家のほうが、すこい!
数年前になくなったベストセラー作家をめぐり、血のつながりがあったり、家族以上に付き合っていたりする女が集まって四方山話。和やかに進むはずなのに、彼女の死が自殺か他殺か、他殺なら犯人は??と
非常に怖い話になっていく。女たちの心理戦が、ひりひりするように感じられます。
が、出てくるお料理がどれもおいしそうなの。
毒入り??といわれてるミートソースパスタだって、茹で上げたばっかり、ほかほかと湯気が上がっているのが目に見えるようで、ぐーっとおなかがなりました。
このおいしそうなお料理と、研ぎ澄まされた言葉の応酬の対照がとても印象的です。