20年以上前に学生の時に読んで衝撃を受けた本です。これがきっかけで小室先生の本を読み始めました。
宗教の面白さ、怖さがわかる素晴らしい本だと思います。
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日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか 単行本 – 2000/6/1
小室直樹
(著)
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日本人がわかっているようで実は何もわかっていない「宗教」。世界四大宗教に肉迫し比較することで、驚きの事実と意外な思想が表出した。一気に読める、はっきりわかる「決定版」!
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2000/6/1
- 寸法18.8 x 13.6 x 3.2 cm
- ISBN-104198611688
- ISBN-13978-4198611682
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
キリスト教、仏教、イスラム教、儒教。各宗教の蘊奥から説き起こし、比較歴史的に、どのようにして、これらの蘊奥に達したかについて解明し、現代にどんな影響を及ぼしているかを論ずる、本格的な宗教原論。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 400ページ
- ISBN-10 : 4198611688
- ISBN-13 : 978-4198611682
- 寸法 : 18.8 x 13.6 x 3.2 cm
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- - 709位宗教入門 (本)
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イメージ付きのレビュー
5 星
世界宗教について、いかに無知だったかを思い知らされました
小室直樹「日本人のための宗教 原論」を読みました。。世界の大宗教についてエッセンスをわかりやすくまとめた本です。私にとって衝撃の内容で、宗教に対する無知ぶりを痛感しました。取り上げるのは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教です。マックス・ウェーバーの宗教社会学をベースにして日本人の一般的な宗教理解に沿って、解説しています。それぞれの宗教の基本的な知識が得られます。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教理解のポイントは、予定説です。日本的仏教の考え方が身に染みて常識となっている日本人は因果律です。何らかの原因があるから、それに応じた結果が生じるという考え方です。因果応報、勧善懲悪です。仏教は、法前仏後です。世の中の空気が物事を決める根本規範の日本は、人前神後です。予定説の宗教は、そうではありません。原因に関係なく結果は、世界のすべてを創った神によって既に決められていると言う考えです。鉄砲(因果律)とミサイル(予定説)の違いです。鉄砲は、その性能、射撃手の腕前、気象条件などによって的に当たるかどうかが左右されます。ミサイルは、狙いを定めたら、確実に目標物に当たります。また、受験勉強をすればするほど合格に近くなるというのが因果律の考え方ですが、はじめから誰が合格するのかわかっているというのが予定説です。困った時の神頼みで、私たちは神社に願い事をし、祈ったり、お賽銭をあげたりします。祈る、お賽銭あげるという原因を作れば、長い事が叶うという結果が、出ると因果律で考えるからです。予定説の宗教では、こんなことはありえません。人間を創ったのは神なのに、人間が、神を操縦する、コントロールするような不遜な行為は言語道断です。日本人には理解困難な予定説が、根本原因なのかは、死後の世界観、原罪、天国・地獄、贖罪、救済、実在論、新議論など諸々の教義・考えが関係しています。この部分の理解が、この本のエッセンスかと思います。現実的に、予定説を信じているキリスト教徒22億人、イスラム教徒16億人で地球人口の53%です。因果律の仏教徒3.8億人(世界人口比5%)を凌駕しています。また宗教分類にあたって個人救済を目的とするキリスト教、仏教、イスラム教に対し、集団救済を目的とするユダヤ教、儒教と分類します。これによって教義がかなり影響されていることが判りました。キリスト教の預言者、三位一体、プロテスタント運動、近代国際法、資本主義、労働と信仰など興味あるトピックスが解説されています。仏教では、「空」概念、因縁、ヒンズー教、中国仏教、日本教について書かれています。インドで生まれた仏教は中国朝鮮を経て日本に入ってきました。L日本では、かなりの変容が行わます。最澄による仏道修行に必要な250戒の簡略化、法然・親鸞・日蓮による日本教的仏教の確立、瑩山紹瑾による葬式・法事の発明、檀家制度で国家公務員となった僧侶、伊藤博文による典の教の確立、敗戦による天皇教の崩壊など、世界宗教との比較で日本教的仏教の興味ある話題が解説されます。いずれも他の仏教国が聞いたらひっくり返るような出来事です。鎌倉時代の親鸞は、なんとも過激で、仏道修行しなくても南無阿弥陀仏と唱えるだけで成仏できると言ったり、夢の中で聖徳太子が許可したという理由で結婚したりします。聖徳太子は、政治家で一仏教信者でしかありません。その聖徳太子の夢のお告げで妻帯したというのだから、呆れます。そこまでやるか、という感じです。カトリックのローマ法王が、結婚宣言をしたようなものでしょう。長く、多くの人間が絡んで今日の宗教があります。歴史的な変遷、闘争、論争を眺めるとタジタジになります。日本の宗教の根本規範は、「空気」であると喝破したのは山本七平さんです。.どんな宗教も、日本に入ってきたら日本教キリスト派、日本教仏教派、日本教派に変わってしまします。日本には、神仏習合を始めとして独自の宗教風土があります。束縛、堅苦しい戒律、タブーを嫌う日本人には、自由な考え・行動規制する宗教的戒律がてんこ盛りのイスラム教、ユダヤ教は日本人には合わず、普及しませんでした。小室先生は、宗教として最も完成度が高いのはイスラム教、ユダヤ教であると言います。理由は、宗教的戒律、社会的規範、国家の法律がが全く同一であるからというのがその理由です。キリスト教のように三位一体、マリア信仰、秘蹟・教会の発明など、一貫性がない宗教ではないからです。イスラム教では神はヤハウェのみであり、単なる預言者に過ぎないイエス・キリストが神になるとは言語道断な主張だと一蹴しています。余談ですが、世界で一番有名なユダヤ人をご存知ですか。それはイエス・キリストです。民族・人種的な特徴から、風貌はウサーマ・ビン・ラーディンをイメージすればいいかと思います海外で暮らしたり仕事をする日本人にとって、この本はある意味、必読本かなと思います。少なくとも「お互い人間なんだから腹を割って話せば理解できるはずだ」と考える日本教では、太刀打ちできない宗教の力を知るでしょう。
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2022年12月20日に日本でレビュー済み
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小室直樹はほんとうに凄い評論家?研究者だと思います。
難しいことややこしい事情をとてもわかり易く説明してくれます。
何の奢りも感じさせないスゴイ人ですね。
あの天才の故・立川談志家元が先生と呼ぶ人ですもの。
難しいことややこしい事情をとてもわかり易く説明してくれます。
何の奢りも感じさせないスゴイ人ですね。
あの天才の故・立川談志家元が先生と呼ぶ人ですもの。
2024年3月11日に日本でレビュー済み
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日本について真剣に考えたい方や社会科学のなんらかの分野をまともに学びたい方であれば小室直樹氏の書著作は必読書です。仮に全面的には賛成できなくても。
2024年1月25日に日本でレビュー済み
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キリスト教、イスラム教、仏教、それぞれの特徴を経典や教義をもとに解説。
何となくしか理解していなかった宗教の特徴が見えてきて、宗教をよりどころに生きるのが幸せなのか大いに疑問をもった。
今の中東紛争の原因も、宗教であることを考えたら、中世と構図は変わっていない。
社会構造に宗教が根付いた国で生きるのは窮屈であろう。
日本人はまだ何でもアリで生きられる分幸せなのだ。
何となくしか理解していなかった宗教の特徴が見えてきて、宗教をよりどころに生きるのが幸せなのか大いに疑問をもった。
今の中東紛争の原因も、宗教であることを考えたら、中世と構図は変わっていない。
社会構造に宗教が根付いた国で生きるのは窮屈であろう。
日本人はまだ何でもアリで生きられる分幸せなのだ。
2023年11月16日に日本でレビュー済み
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中学生、高校生にぜひ読んでほしい
2012年1月14日に日本でレビュー済み
「カトリック生活」(ドン・ボスコ社)の来住師(前御受難会日本管区長だったかな?リーマンから神父になった変わり者で、瞑想指導などもするお偉いさんです)の連載記事で、「日本人のための宗教原論」を、カトリック視点でこてんぱんに批判していました。何もそこまで言わなくてもと思いつつ、確かに正しい批判です。私のようにアングリカン右派(カトリックと似ているようでだいぶ違う)であり、小室先生マンセーな読者は、いつもの小室節に目くじらたてなくてもと、都合の悪いところはなんとも思わずに読み飛ばしていましたが、カトリック視点、いえ、もっと普遍的なキリスト教から見ても相当間違いだらけのようです。
もっとも、小室先生は政治学者ですし、先生の政治学の対象たる国家や共同体(ウェーバーを生み出したドイツは無論、アメリカもプロテスタント右派の国です)もプロテスタント諸国な訳であり、その諸国、ことにオランダ(改革派)、イギリス(清教徒とメソジスト)、アメリカ(いわずもがな)こそが小室先生の資本主義論の問題なる国と教派であり、カトリックや国教会なぞ知ったこっちゃないわけで、言葉足らずによる誤解も仕方ない気もします。
ただ、それならば「宗教原論」ではなく「資本主義と宗教原論」とすべきだった。
一般的なキリスト教について学びたければ、入信しろとは申しませんが、キリスト新聞社や教文館からいい本(例えばマクグラス。新書では佐藤優さんがおすすめ)出てます(ただし、マクグラスなどはぶ厚いし、値段も高いし、哲学などの訓練ができていないと難関)し、カトリック系のドン・ボスコ社やサンパウロからは、知識のない信徒向けのいい本が出てます。Amazonでも買えます。
政治や社会学との関係で宗教を学びたければ、小室ゼミ門下の橋爪大三郎教授の文庫本を読むのが良いと思います。
もっとも、小室先生は政治学者ですし、先生の政治学の対象たる国家や共同体(ウェーバーを生み出したドイツは無論、アメリカもプロテスタント右派の国です)もプロテスタント諸国な訳であり、その諸国、ことにオランダ(改革派)、イギリス(清教徒とメソジスト)、アメリカ(いわずもがな)こそが小室先生の資本主義論の問題なる国と教派であり、カトリックや国教会なぞ知ったこっちゃないわけで、言葉足らずによる誤解も仕方ない気もします。
ただ、それならば「宗教原論」ではなく「資本主義と宗教原論」とすべきだった。
一般的なキリスト教について学びたければ、入信しろとは申しませんが、キリスト新聞社や教文館からいい本(例えばマクグラス。新書では佐藤優さんがおすすめ)出てます(ただし、マクグラスなどはぶ厚いし、値段も高いし、哲学などの訓練ができていないと難関)し、カトリック系のドン・ボスコ社やサンパウロからは、知識のない信徒向けのいい本が出てます。Amazonでも買えます。
政治や社会学との関係で宗教を学びたければ、小室ゼミ門下の橋爪大三郎教授の文庫本を読むのが良いと思います。
2022年10月12日に日本でレビュー済み
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日本の共同体のまとめに感動、煮詰まって地域共同体を担ぎ出す厚労省や総務省の方にも一度目を通してもらいたいと思った。
2018年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小室直樹「日本人のための宗教 原論」を読みました。。
世界の大宗教についてエッセンスをわかりやすくまとめた本です。
私にとって衝撃の内容で、宗教に対する無知ぶりを痛感しました。
取り上げるのは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教です。
マックス・ウェーバーの宗教社会学をベースにして日本人の一般的な宗教理解に沿って、解説しています。
それぞれの宗教の基本的な知識が得られます。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教理解のポイントは、予定説です。
日本的仏教の考え方が身に染みて常識となっている日本人は因果律です。
何らかの原因があるから、それに応じた結果が生じるという考え方です。
因果応報、勧善懲悪です。
仏教は、法前仏後です。
世の中の空気が物事を決める根本規範の日本は、人前神後です。
予定説の宗教は、そうではありません。
原因に関係なく結果は、世界のすべてを創った神によって既に決められていると言う考えです。
鉄砲(因果律)とミサイル(予定説)の違いです。
鉄砲は、その性能、射撃手の腕前、気象条件などによって的に当たるかどうかが左右されます。
ミサイルは、狙いを定めたら、確実に目標物に当たります。
また、受験勉強をすればするほど合格に近くなるというのが因果律の考え方ですが、はじめから誰が合格するのかわかっているというのが予定説です。
困った時の神頼みで、私たちは神社に願い事をし、祈ったり、お賽銭をあげたりします。
祈る、お賽銭あげるという原因を作れば、長い事が叶うという結果が、出ると因果律で考えるからです。
予定説の宗教では、こんなことはありえません。
人間を創ったのは神なのに、人間が、神を操縦する、コントロールするような不遜な行為は言語道断です。
日本人には理解困難な予定説が、根本原因なのかは、死後の世界観、原罪、天国・地獄、贖罪、救済、実在論、新議論など諸々の教義・考えが関係しています。
この部分の理解が、この本のエッセンスかと思います。
現実的に、予定説を信じているキリスト教徒22億人、イスラム教徒16億人で地球人口の53%です。
因果律の仏教徒3.8億人(世界人口比5%)を凌駕しています。
また宗教分類にあたって個人救済を目的とするキリスト教、仏教、イスラム教に対し、集団救済を目的とするユダヤ教、儒教と分類します。
これによって教義がかなり影響されていることが判りました。
キリスト教の預言者、三位一体、プロテスタント運動、近代国際法、資本主義、労働と信仰など興味あるトピックスが解説されています。
仏教では、「空」概念、因縁、ヒンズー教、中国仏教、日本教について書かれています。
インドで生まれた仏教は中国朝鮮を経て日本に入ってきました。L
日本では、かなりの変容が行わます。
最澄による仏道修行に必要な250戒の簡略化、法然・親鸞・日蓮による日本教的仏教の確立、瑩山紹瑾による葬式・法事の発明、檀家制度で国家公務員となった僧侶、伊藤博文による典の教の確立、敗戦による天皇教の崩壊など、世界宗教との比較で日本教的仏教の興味ある話題が解説されます。
いずれも他の仏教国が聞いたらひっくり返るような出来事です。
鎌倉時代の親鸞は、なんとも過激で、仏道修行しなくても南無阿弥陀仏と唱えるだけで成仏できると言ったり、夢の中で聖徳太子が許可したという理由で結婚したりします。
聖徳太子は、政治家で一仏教信者でしかありません。
その聖徳太子の夢のお告げで妻帯したというのだから、呆れます。
そこまでやるか、という感じです。
カトリックのローマ法王が、結婚宣言をしたようなものでしょう。
長く、多くの人間が絡んで今日の宗教があります。
歴史的な変遷、闘争、論争を眺めるとタジタジになります。
日本の宗教の根本規範は、「空気」であると喝破したのは山本七平さんです。.
どんな宗教も、日本に入ってきたら日本教キリスト派、日本教仏教派、日本教派に変わってしまします。
日本には、神仏習合を始めとして独自の宗教風土があります。
束縛、堅苦しい戒律、タブーを嫌う日本人には、自由な考え・行動規制する宗教的戒律がてんこ盛りのイスラム教、ユダヤ教は日本人には合わず、普及しませんでした。
小室先生は、宗教として最も完成度が高いのはイスラム教、ユダヤ教であると言います。
理由は、宗教的戒律、社会的規範、国家の法律がが全く同一であるからというのがその理由です。
キリスト教のように三位一体、マリア信仰、秘蹟・教会の発明など、一貫性がない宗教ではないからです。
イスラム教では神はヤハウェのみであり、単なる預言者に過ぎないイエス・キリストが神になるとは言語道断な主張だと一蹴しています。
余談ですが、世界で一番有名なユダヤ人をご存知ですか。
それはイエス・キリストです。
民族・人種的な特徴から、風貌はウサーマ・ビン・ラーディンをイメージすればいいかと思います
海外で暮らしたり仕事をする日本人にとって、この本はある意味、必読本かなと思います。
少なくとも「お互い人間なんだから腹を割って話せば理解できるはずだ」と考える日本教では、太刀打ちできない宗教の力を知るでしょう。
世界の大宗教についてエッセンスをわかりやすくまとめた本です。
私にとって衝撃の内容で、宗教に対する無知ぶりを痛感しました。
取り上げるのは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教です。
マックス・ウェーバーの宗教社会学をベースにして日本人の一般的な宗教理解に沿って、解説しています。
それぞれの宗教の基本的な知識が得られます。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教理解のポイントは、予定説です。
日本的仏教の考え方が身に染みて常識となっている日本人は因果律です。
何らかの原因があるから、それに応じた結果が生じるという考え方です。
因果応報、勧善懲悪です。
仏教は、法前仏後です。
世の中の空気が物事を決める根本規範の日本は、人前神後です。
予定説の宗教は、そうではありません。
原因に関係なく結果は、世界のすべてを創った神によって既に決められていると言う考えです。
鉄砲(因果律)とミサイル(予定説)の違いです。
鉄砲は、その性能、射撃手の腕前、気象条件などによって的に当たるかどうかが左右されます。
ミサイルは、狙いを定めたら、確実に目標物に当たります。
また、受験勉強をすればするほど合格に近くなるというのが因果律の考え方ですが、はじめから誰が合格するのかわかっているというのが予定説です。
困った時の神頼みで、私たちは神社に願い事をし、祈ったり、お賽銭をあげたりします。
祈る、お賽銭あげるという原因を作れば、長い事が叶うという結果が、出ると因果律で考えるからです。
予定説の宗教では、こんなことはありえません。
人間を創ったのは神なのに、人間が、神を操縦する、コントロールするような不遜な行為は言語道断です。
日本人には理解困難な予定説が、根本原因なのかは、死後の世界観、原罪、天国・地獄、贖罪、救済、実在論、新議論など諸々の教義・考えが関係しています。
この部分の理解が、この本のエッセンスかと思います。
現実的に、予定説を信じているキリスト教徒22億人、イスラム教徒16億人で地球人口の53%です。
因果律の仏教徒3.8億人(世界人口比5%)を凌駕しています。
また宗教分類にあたって個人救済を目的とするキリスト教、仏教、イスラム教に対し、集団救済を目的とするユダヤ教、儒教と分類します。
これによって教義がかなり影響されていることが判りました。
キリスト教の預言者、三位一体、プロテスタント運動、近代国際法、資本主義、労働と信仰など興味あるトピックスが解説されています。
仏教では、「空」概念、因縁、ヒンズー教、中国仏教、日本教について書かれています。
インドで生まれた仏教は中国朝鮮を経て日本に入ってきました。L
日本では、かなりの変容が行わます。
最澄による仏道修行に必要な250戒の簡略化、法然・親鸞・日蓮による日本教的仏教の確立、瑩山紹瑾による葬式・法事の発明、檀家制度で国家公務員となった僧侶、伊藤博文による典の教の確立、敗戦による天皇教の崩壊など、世界宗教との比較で日本教的仏教の興味ある話題が解説されます。
いずれも他の仏教国が聞いたらひっくり返るような出来事です。
鎌倉時代の親鸞は、なんとも過激で、仏道修行しなくても南無阿弥陀仏と唱えるだけで成仏できると言ったり、夢の中で聖徳太子が許可したという理由で結婚したりします。
聖徳太子は、政治家で一仏教信者でしかありません。
その聖徳太子の夢のお告げで妻帯したというのだから、呆れます。
そこまでやるか、という感じです。
カトリックのローマ法王が、結婚宣言をしたようなものでしょう。
長く、多くの人間が絡んで今日の宗教があります。
歴史的な変遷、闘争、論争を眺めるとタジタジになります。
日本の宗教の根本規範は、「空気」であると喝破したのは山本七平さんです。.
どんな宗教も、日本に入ってきたら日本教キリスト派、日本教仏教派、日本教派に変わってしまします。
日本には、神仏習合を始めとして独自の宗教風土があります。
束縛、堅苦しい戒律、タブーを嫌う日本人には、自由な考え・行動規制する宗教的戒律がてんこ盛りのイスラム教、ユダヤ教は日本人には合わず、普及しませんでした。
小室先生は、宗教として最も完成度が高いのはイスラム教、ユダヤ教であると言います。
理由は、宗教的戒律、社会的規範、国家の法律がが全く同一であるからというのがその理由です。
キリスト教のように三位一体、マリア信仰、秘蹟・教会の発明など、一貫性がない宗教ではないからです。
イスラム教では神はヤハウェのみであり、単なる預言者に過ぎないイエス・キリストが神になるとは言語道断な主張だと一蹴しています。
余談ですが、世界で一番有名なユダヤ人をご存知ですか。
それはイエス・キリストです。
民族・人種的な特徴から、風貌はウサーマ・ビン・ラーディンをイメージすればいいかと思います
海外で暮らしたり仕事をする日本人にとって、この本はある意味、必読本かなと思います。
少なくとも「お互い人間なんだから腹を割って話せば理解できるはずだ」と考える日本教では、太刀打ちできない宗教の力を知るでしょう。
小室直樹「日本人のための宗教 原論」を読みました。。
世界の大宗教についてエッセンスをわかりやすくまとめた本です。
私にとって衝撃の内容で、宗教に対する無知ぶりを痛感しました。
取り上げるのは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教です。
マックス・ウェーバーの宗教社会学をベースにして日本人の一般的な宗教理解に沿って、解説しています。
それぞれの宗教の基本的な知識が得られます。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教理解のポイントは、予定説です。
日本的仏教の考え方が身に染みて常識となっている日本人は因果律です。
何らかの原因があるから、それに応じた結果が生じるという考え方です。
因果応報、勧善懲悪です。
仏教は、法前仏後です。
世の中の空気が物事を決める根本規範の日本は、人前神後です。
予定説の宗教は、そうではありません。
原因に関係なく結果は、世界のすべてを創った神によって既に決められていると言う考えです。
鉄砲(因果律)とミサイル(予定説)の違いです。
鉄砲は、その性能、射撃手の腕前、気象条件などによって的に当たるかどうかが左右されます。
ミサイルは、狙いを定めたら、確実に目標物に当たります。
また、受験勉強をすればするほど合格に近くなるというのが因果律の考え方ですが、はじめから誰が合格するのかわかっているというのが予定説です。
困った時の神頼みで、私たちは神社に願い事をし、祈ったり、お賽銭をあげたりします。
祈る、お賽銭あげるという原因を作れば、長い事が叶うという結果が、出ると因果律で考えるからです。
予定説の宗教では、こんなことはありえません。
人間を創ったのは神なのに、人間が、神を操縦する、コントロールするような不遜な行為は言語道断です。
日本人には理解困難な予定説が、根本原因なのかは、死後の世界観、原罪、天国・地獄、贖罪、救済、実在論、新議論など諸々の教義・考えが関係しています。
この部分の理解が、この本のエッセンスかと思います。
現実的に、予定説を信じているキリスト教徒22億人、イスラム教徒16億人で地球人口の53%です。
因果律の仏教徒3.8億人(世界人口比5%)を凌駕しています。
また宗教分類にあたって個人救済を目的とするキリスト教、仏教、イスラム教に対し、集団救済を目的とするユダヤ教、儒教と分類します。
これによって教義がかなり影響されていることが判りました。
キリスト教の預言者、三位一体、プロテスタント運動、近代国際法、資本主義、労働と信仰など興味あるトピックスが解説されています。
仏教では、「空」概念、因縁、ヒンズー教、中国仏教、日本教について書かれています。
インドで生まれた仏教は中国朝鮮を経て日本に入ってきました。L
日本では、かなりの変容が行わます。
最澄による仏道修行に必要な250戒の簡略化、法然・親鸞・日蓮による日本教的仏教の確立、瑩山紹瑾による葬式・法事の発明、檀家制度で国家公務員となった僧侶、伊藤博文による典の教の確立、敗戦による天皇教の崩壊など、世界宗教との比較で日本教的仏教の興味ある話題が解説されます。
いずれも他の仏教国が聞いたらひっくり返るような出来事です。
鎌倉時代の親鸞は、なんとも過激で、仏道修行しなくても南無阿弥陀仏と唱えるだけで成仏できると言ったり、夢の中で聖徳太子が許可したという理由で結婚したりします。
聖徳太子は、政治家で一仏教信者でしかありません。
その聖徳太子の夢のお告げで妻帯したというのだから、呆れます。
そこまでやるか、という感じです。
カトリックのローマ法王が、結婚宣言をしたようなものでしょう。
長く、多くの人間が絡んで今日の宗教があります。
歴史的な変遷、闘争、論争を眺めるとタジタジになります。
日本の宗教の根本規範は、「空気」であると喝破したのは山本七平さんです。.
どんな宗教も、日本に入ってきたら日本教キリスト派、日本教仏教派、日本教派に変わってしまします。
日本には、神仏習合を始めとして独自の宗教風土があります。
束縛、堅苦しい戒律、タブーを嫌う日本人には、自由な考え・行動規制する宗教的戒律がてんこ盛りのイスラム教、ユダヤ教は日本人には合わず、普及しませんでした。
小室先生は、宗教として最も完成度が高いのはイスラム教、ユダヤ教であると言います。
理由は、宗教的戒律、社会的規範、国家の法律がが全く同一であるからというのがその理由です。
キリスト教のように三位一体、マリア信仰、秘蹟・教会の発明など、一貫性がない宗教ではないからです。
イスラム教では神はヤハウェのみであり、単なる預言者に過ぎないイエス・キリストが神になるとは言語道断な主張だと一蹴しています。
余談ですが、世界で一番有名なユダヤ人をご存知ですか。
それはイエス・キリストです。
民族・人種的な特徴から、風貌はウサーマ・ビン・ラーディンをイメージすればいいかと思います
海外で暮らしたり仕事をする日本人にとって、この本はある意味、必読本かなと思います。
少なくとも「お互い人間なんだから腹を割って話せば理解できるはずだ」と考える日本教では、太刀打ちできない宗教の力を知るでしょう。
世界の大宗教についてエッセンスをわかりやすくまとめた本です。
私にとって衝撃の内容で、宗教に対する無知ぶりを痛感しました。
取り上げるのは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教です。
マックス・ウェーバーの宗教社会学をベースにして日本人の一般的な宗教理解に沿って、解説しています。
それぞれの宗教の基本的な知識が得られます。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教理解のポイントは、予定説です。
日本的仏教の考え方が身に染みて常識となっている日本人は因果律です。
何らかの原因があるから、それに応じた結果が生じるという考え方です。
因果応報、勧善懲悪です。
仏教は、法前仏後です。
世の中の空気が物事を決める根本規範の日本は、人前神後です。
予定説の宗教は、そうではありません。
原因に関係なく結果は、世界のすべてを創った神によって既に決められていると言う考えです。
鉄砲(因果律)とミサイル(予定説)の違いです。
鉄砲は、その性能、射撃手の腕前、気象条件などによって的に当たるかどうかが左右されます。
ミサイルは、狙いを定めたら、確実に目標物に当たります。
また、受験勉強をすればするほど合格に近くなるというのが因果律の考え方ですが、はじめから誰が合格するのかわかっているというのが予定説です。
困った時の神頼みで、私たちは神社に願い事をし、祈ったり、お賽銭をあげたりします。
祈る、お賽銭あげるという原因を作れば、長い事が叶うという結果が、出ると因果律で考えるからです。
予定説の宗教では、こんなことはありえません。
人間を創ったのは神なのに、人間が、神を操縦する、コントロールするような不遜な行為は言語道断です。
日本人には理解困難な予定説が、根本原因なのかは、死後の世界観、原罪、天国・地獄、贖罪、救済、実在論、新議論など諸々の教義・考えが関係しています。
この部分の理解が、この本のエッセンスかと思います。
現実的に、予定説を信じているキリスト教徒22億人、イスラム教徒16億人で地球人口の53%です。
因果律の仏教徒3.8億人(世界人口比5%)を凌駕しています。
また宗教分類にあたって個人救済を目的とするキリスト教、仏教、イスラム教に対し、集団救済を目的とするユダヤ教、儒教と分類します。
これによって教義がかなり影響されていることが判りました。
キリスト教の預言者、三位一体、プロテスタント運動、近代国際法、資本主義、労働と信仰など興味あるトピックスが解説されています。
仏教では、「空」概念、因縁、ヒンズー教、中国仏教、日本教について書かれています。
インドで生まれた仏教は中国朝鮮を経て日本に入ってきました。L
日本では、かなりの変容が行わます。
最澄による仏道修行に必要な250戒の簡略化、法然・親鸞・日蓮による日本教的仏教の確立、瑩山紹瑾による葬式・法事の発明、檀家制度で国家公務員となった僧侶、伊藤博文による典の教の確立、敗戦による天皇教の崩壊など、世界宗教との比較で日本教的仏教の興味ある話題が解説されます。
いずれも他の仏教国が聞いたらひっくり返るような出来事です。
鎌倉時代の親鸞は、なんとも過激で、仏道修行しなくても南無阿弥陀仏と唱えるだけで成仏できると言ったり、夢の中で聖徳太子が許可したという理由で結婚したりします。
聖徳太子は、政治家で一仏教信者でしかありません。
その聖徳太子の夢のお告げで妻帯したというのだから、呆れます。
そこまでやるか、という感じです。
カトリックのローマ法王が、結婚宣言をしたようなものでしょう。
長く、多くの人間が絡んで今日の宗教があります。
歴史的な変遷、闘争、論争を眺めるとタジタジになります。
日本の宗教の根本規範は、「空気」であると喝破したのは山本七平さんです。.
どんな宗教も、日本に入ってきたら日本教キリスト派、日本教仏教派、日本教派に変わってしまします。
日本には、神仏習合を始めとして独自の宗教風土があります。
束縛、堅苦しい戒律、タブーを嫌う日本人には、自由な考え・行動規制する宗教的戒律がてんこ盛りのイスラム教、ユダヤ教は日本人には合わず、普及しませんでした。
小室先生は、宗教として最も完成度が高いのはイスラム教、ユダヤ教であると言います。
理由は、宗教的戒律、社会的規範、国家の法律がが全く同一であるからというのがその理由です。
キリスト教のように三位一体、マリア信仰、秘蹟・教会の発明など、一貫性がない宗教ではないからです。
イスラム教では神はヤハウェのみであり、単なる預言者に過ぎないイエス・キリストが神になるとは言語道断な主張だと一蹴しています。
余談ですが、世界で一番有名なユダヤ人をご存知ですか。
それはイエス・キリストです。
民族・人種的な特徴から、風貌はウサーマ・ビン・ラーディンをイメージすればいいかと思います
海外で暮らしたり仕事をする日本人にとって、この本はある意味、必読本かなと思います。
少なくとも「お互い人間なんだから腹を割って話せば理解できるはずだ」と考える日本教では、太刀打ちできない宗教の力を知るでしょう。
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