型にはまったタイトルでずいぶん損をしているように思われるが、本作中「知識が多いのと教養があるのとでは違う」と小松左京自身の言葉にあるし、単なる知識の羅列からは最も遠い本である。
まだ文庫化はされていない。
私はSFに詳しいわけではないが、ショートショートの名手・星新一に続き、小松左京も2011年に80歳で他界してしまった。
当時集英社文庫で多く出ていた短編集や「日本沈没」、「復活の日」(wikiを見たら単行本は映画よりずっと前だった!)など、中学校時代から文庫で親しんできた作家だけに、残念だ。
「神の視点」で、マンガファンに真っ先に思い出されるのは手塚治だが、日本SFなら小松左京をおいて他にない。
博覧強記と執筆だけに留まらない旺盛な活動で知られた彼だが、意外なことに、学生時代にはマンガ(モリ・ミノル名義、全集あり)も発表している。
SFは虚構によって、価値観つまり見る尺度に衝撃を与え、物事を相対化する。
本書では、人種や文化による偏見だけでなく、ヒトであることによる偏見をも相対化。それが面白い。それがヒト自身にどこまで可能であるか、はさておき。
¥2,980¥2,980 税込
無料配送 6月9日-10日にお届け
発送元: 令和書店 毎日発送中です!【安心の返金保証適用品】 販売者: 令和書店 毎日発送中です!【安心の返金保証適用品】
¥2,980¥2,980 税込
無料配送 6月9日-10日にお届け
発送元: 令和書店 毎日発送中です!【安心の返金保証適用品】
販売者: 令和書店 毎日発送中です!【安心の返金保証適用品】
¥541¥541 税込
配送料 ¥240 6月11日-13日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥541¥541 税込
配送料 ¥240 6月11日-13日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
教養 単行本 – 2000/11/1
小松 左京
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,980","priceAmount":2980.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,980","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"6AglSEYgMVQDVuIgprFUSq80y0semktfAUwWhZKhGzcMR94UKOWO1ie8i1JBQOmT4LP%2Bd4Pf9CNj5Wi4PTNCgeDinlrELpJqlNkVmFXi5t8mhFRU8BqZ89zVrOZ9zm4TV2twqgZXrco5%2FdSAivC2b82BU2qiStXvi4AsYKhqzadQ8xiFIVtvMg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥541","priceAmount":541.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"541","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"6AglSEYgMVQDVuIgprFUSq80y0semktfrqyU6%2B9iVrHMjJPcgo0pKSydeZpH5yxikvrqbpu667H6nvaJV3b%2BfOnNEUoaXMGHC%2Ftfwd9u1mSQ7fITHUVXVHI4%2BiwoMu%2B8ewIZ53NDtNOS0sNacFNrm0Q%2BN%2F72akH8HLvYV08IOioi0X%2Fp%2BnVI%2FA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2000/11/1
- ISBN-104198612668
- ISBN-13978-4198612665
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
知の巨人・小松左京を囲んで、宇宙・生命・進化・知性・文明・死を徹底的に考察する。科学解説書の枠を超える、稀有の作家の頭脳が生み出した教養の集大成。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2000/11/1)
- 発売日 : 2000/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4198612668
- ISBN-13 : 978-4198612665
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,161,437位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,393位科学読み物 (本)
- - 157,716位ノンフィクション (本)
- - 296,726位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。星新一、筒井康隆とともに「御三家」と呼ばれる、日本を代表するSF作家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 小松左京セレクション1 宇宙漂流 (ISBN-13: 978-4591118603)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3つ
5つのうち3つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
3グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年10月27日に日本でレビュー済み
地球温暖化で海面が5m上昇してもオランダは大丈夫だそうだ.だが,アジアの人口密集地域はどうなのだろう?
他にも,奇妙な点は多々あり,鹿野司氏はそれに対してのフォローもできずにいる.
高千穂遥氏にはそもそも期待していないが,小松左京氏の教養はここまで劣化してしまったのか?
ここにあるのは「教養の骸」でしかない.
他にも,奇妙な点は多々あり,鹿野司氏はそれに対してのフォローもできずにいる.
高千穂遥氏にはそもそも期待していないが,小松左京氏の教養はここまで劣化してしまったのか?
ここにあるのは「教養の骸」でしかない.
2001年4月15日に日本でレビュー済み
小松左京と高千穂遥にサイエンス・ライターの鹿野司が加わっての科学放談。かつてSFが活況を呈していたころなら、「SFオモロ放談」といったあたりのタイトルで出版されたであろう内容のもので、地球外の知的生命体の存在、生命の起源、人工知性の可能性などなど、まともに取り組めばどれをとっても、単行本1冊では到底カバーしきれないような大きなテーマが、実に軽いタッチで取りあげられている。かなり荒っぽいところもあるが、適宜鹿野のフォローが入り、全体に楽しく読むことができる(高千穂遥はどうもご苦労様でしたというところ)。
こうした企画も悪くはないが、「小松左京マガジン」(同人誌だが、このアマゾン上からも注文可能)に連載が開始されたインタビューシリーズ(第1回はインフレーション理論を提唱した宇宙物理学者の佐藤勝彦)のように、小松左京と第一線の科学者らとの本格的な対談をもっと読んでみたいとも思う。
なお、私自身は小松左京が教養豊かな人物であることを疑うものではないが、このタイトルには絶句した。本人が率先して提案したものではないだろうが、もう少しなんとかならなかったのだろうか。
こうした企画も悪くはないが、「小松左京マガジン」(同人誌だが、このアマゾン上からも注文可能)に連載が開始されたインタビューシリーズ(第1回はインフレーション理論を提唱した宇宙物理学者の佐藤勝彦)のように、小松左京と第一線の科学者らとの本格的な対談をもっと読んでみたいとも思う。
なお、私自身は小松左京が教養豊かな人物であることを疑うものではないが、このタイトルには絶句した。本人が率先して提案したものではないだろうが、もう少しなんとかならなかったのだろうか。