子供向けファンタジーと評した方がいましたが、
世代を超えて十分読み応えがあると思います。
家事や仕事で読むのを中断するのが惜しいほど引き込まれました。
登場人物のキャラクターが目に見えるように活き活きと書けています。
悪夢にうなされる人を救い、悪夢の中の逃走犯を仕留める時や
‘時間鉱山’での出来事はジェットコースターに乗っているような
臨場感があります。
何よりも主人公シェンの母親への憎悪と恋慕の葛藤は
フロイトの精神分析学にも勝るとも劣らない筆致で描かれていて、
作品に深みと奥行きを与えています。
物語のワクワク感やドキドキ感が私の脳を活性化させてくれたようで
不調だった体を回復させてもらいました。
その事実に自分でもビックリしています。
長編なのに、作者の狂いのない構成には脱帽!
SFとミステリとファンタジーが見事に融合している作品です。
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ドリームバスター 単行本 – 2001/11/1
- 本の長さ364ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2001/11/1
- ISBN-104198614423
- ISBN-13978-4198614423
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
悪夢のなかで追いかけられたり、逃げようとするのに体が動かない…。そんな時、悪夢からすくいだすのがD.B(ドリームバスター)。16歳のシェンと師匠のマエストロが、あなたを救うために闘う愛と冒険の物語。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2001/11/1)
- 発売日 : 2001/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 364ページ
- ISBN-10 : 4198614423
- ISBN-13 : 978-4198614423
- Amazon 売れ筋ランキング: - 563,929位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,149位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
2009年8月25日に日本でレビュー済み
これは冒険ストーリーなんだから、もうちょっとすっきりさせた方がいいんではないでしょうか…。このテの話だったら細かいことはいいのに、こう…詳しく書かれすぎてて、逆に混乱します…。これを読んでいて、気持ちが高ぶることは、一度もありませんでした。とにかく早く終わってほしいと。とても続きを読む気にはなれませんでした。
2014年9月22日に日本でレビュー済み
男の子の言葉ではない。おしゃべりの女の子の退屈な話を聞かされてる感じがする。
宮部みゆきはこの手の作品を書く能力はないのだろうか。
宮部みゆきはこの手の作品を書く能力はないのだろうか。
2007年10月31日に日本でレビュー済み
最初読んだ時はイマイチだったんですが読んでるウチにだんだんと引き込まれていきました。
そのまま最新刊まで読み、今ではお気に入り作品です。
個々の地球人のドラマのリアルさと、SFファンタジーが上手く一緒になっていてイイ。
後、主人公の少年シェンと師匠のマエストロのコンビもまたイイです。
物語的に軽いわけじゃないですが、だからと言って重すぎもしないのでほぼ誰にでも楽しめる作品になってると思います。
そのまま最新刊まで読み、今ではお気に入り作品です。
個々の地球人のドラマのリアルさと、SFファンタジーが上手く一緒になっていてイイ。
後、主人公の少年シェンと師匠のマエストロのコンビもまたイイです。
物語的に軽いわけじゃないですが、だからと言って重すぎもしないのでほぼ誰にでも楽しめる作品になってると思います。
2006年4月11日に日本でレビュー済み
人々の悪夢の中に入り込んだ凶悪犯を捕まえる、ドリームバスターの少年シェンとその師匠マエストロの物語。
悪夢を見てしまう人々が生きる現実世界のリアルさと、夢の中やシェンたちの世界での活劇のバランスがよくて、リアルとファンタジーの両方を楽しませてくれる。
主人公の少年シェンが、読んでいて小気味よくなるキャラクターで、それを取り巻く人々もそれぞれ個性的。
伏線がいくつも張られていて先がとても気になるので、続編が次々でてくれることを願う。
悪夢を見てしまう人々が生きる現実世界のリアルさと、夢の中やシェンたちの世界での活劇のバランスがよくて、リアルとファンタジーの両方を楽しませてくれる。
主人公の少年シェンが、読んでいて小気味よくなるキャラクターで、それを取り巻く人々もそれぞれ個性的。
伏線がいくつも張られていて先がとても気になるので、続編が次々でてくれることを願う。
2012年11月10日に日本でレビュー済み
少し軽めの、微笑ましいお話。
アニメ的タッチの表紙の絵が、この小説のやはりアニメ的イメージをそのまま表してます。
後味の悪い小説の後で、軽いお口直しに最適
ってところでしょうか。
少し軽めの、微笑ましいお話。
アニメ的タッチの表紙の絵が、この小説のやはりアニメ的イメージをそのまま表してます。
後味の悪い小説の後で、軽いお口直しに最適
ってところでしょうか。
2005年11月27日に日本でレビュー済み
この物語は、日本人と、テーラという別世界に住む「シェン」という少年と、「マエストロ」というDB(ドリームバスター)のお話です。ある日、日本に住む一人の女の人と、その子供が、一緒に見た夢から、この物語は始まります。突然夢の中にあらわれた踊る黒い影。そして、それを退治しに来たのだと、シェンとマエストロは言います。黒い影の正体は、テーラにもともといた極悪犯罪者の神経と魂。人間の心の弱さにつけこんで、脳に入り込み、挙句の果てに、体をのっとるというのです。彼らがこうなったのにはわけがあり、それにテーラの政府の研究組織が絡んできます。政府は、人間を不老不死に出来ないかと、研究をしてきました。そして、人間を精神と魂の状態にすればいいと、思いついたのです。そこで、「プロジェクト・ナイトメア」という企画を立ち上げて、実験に実験を重ね、とうとう、人間を精神と魂だけにする、ある機械を発明しました。その最初の実験に、極悪犯罪者を約四十名使ったのです。その結果、機械は暴走し、二人死亡、後のものは運よく精神と魂だけの状態となって、生き延びました。さらに、機械が暴走して作られた「0地点」は、「地球」とつながっており、その穴を使って、極悪犯罪者の精神と魂が、「地球」に住んでいる人間の脳の中に入り込んでいるというわけです。それらを退治するため、シェンとマエストロは、「ゼロ地点」に飛び込み、自らも電子信号となって、脳の中に入っていくのです。
〜これを呼んだ感想〜、最初手にとって読んだとき、「この話の流れが見えてこない」と思いました。しかし、それを追い求め、さらに読んでいくうちに、おのずと内容がわかるようになり、楽しくなって来ました。
どこがどう楽しいのかは、読んでみてからのお楽しみです。ぜひとも、読んでみてください!
〜これを呼んだ感想〜、最初手にとって読んだとき、「この話の流れが見えてこない」と思いました。しかし、それを追い求め、さらに読んでいくうちに、おのずと内容がわかるようになり、楽しくなって来ました。
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