高輝度青色発光ダイオードを発明した中村修二のドキュメンタリー小説。
杉田作品の中でも最高傑作に値する作品だった。
徳島大学を首席で卒業しながら恋人との新婚生活を地元で暮らすため敢えて徳島の中小企業日亜化学に就職し、会社の方針を無視してまで苦難を乗り越え青色LEDを開発した成功物語は感動ものだった。
同時に弁護士に恵まれ日亜を逆提訴し特許権帰属裁判では十分な読みごたえがあった。
一般文学通算2179作品目の感想。2018/12/10 22:20
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日本を捨てた男が日本を変える: 高輝度青色発光ダイオードの発明者中村修二 単行本 – 2002/8/1
杉田 望
(著)
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2002/8/1
- ISBN-104198615594
- ISBN-13978-4198615598
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
中村修二は孤軍奮闘の末、高輝度青色発光ダイオードを開発した。しかし、会社は彼を冷遇し、中村は米大学教授に転出。そして、会社は中村を訴え、中村もまた会社を訴えることに…。企業と個人の相克を事実をもとに描いた小説。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2002/8/1)
- 発売日 : 2002/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 306ページ
- ISBN-10 : 4198615594
- ISBN-13 : 978-4198615598
- Amazon 売れ筋ランキング: - 723,510位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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5 星
杉田作品の最高傑作作品
高輝度青色発光ダイオードを発明した中村修二のドキュメンタリー小説。杉田作品の中でも最高傑作に値する作品だった。徳島大学を首席で卒業しながら恋人との新婚生活を地元で暮らすため敢えて徳島の中小企業日亜化学に就職し、会社の方針を無視してまで苦難を乗り越え青色LEDを開発した成功物語は感動ものだった。同時に弁護士に恵まれ日亜を逆提訴し特許権帰属裁判では十分な読みごたえがあった。一般文学通算2179作品目の感想。2018/12/10 22:20
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2018年12月10日に日本でレビュー済み
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高輝度青色発光ダイオードを発明した中村修二のドキュメンタリー小説。
杉田作品の中でも最高傑作に値する作品だった。
徳島大学を首席で卒業しながら恋人との新婚生活を地元で暮らすため敢えて徳島の中小企業日亜化学に就職し、会社の方針を無視してまで苦難を乗り越え青色LEDを開発した成功物語は感動ものだった。
同時に弁護士に恵まれ日亜を逆提訴し特許権帰属裁判では十分な読みごたえがあった。
一般文学通算2179作品目の感想。2018/12/10 22:20
杉田作品の中でも最高傑作に値する作品だった。
徳島大学を首席で卒業しながら恋人との新婚生活を地元で暮らすため敢えて徳島の中小企業日亜化学に就職し、会社の方針を無視してまで苦難を乗り越え青色LEDを開発した成功物語は感動ものだった。
同時に弁護士に恵まれ日亜を逆提訴し特許権帰属裁判では十分な読みごたえがあった。
一般文学通算2179作品目の感想。2018/12/10 22:20
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2002年9月9日に日本でレビュー済み
中村修二物語の解決編である。科学者と弁護士の人生が特許権をめぐる裁判で交叉する。
この物語は、日本現代史の縮図のようである。ダイヤの原石のような才能を秘めた青年が駅弁大学で恩師に出会い素晴らしい教育を受ける。家族の都合で四国に残り、バラック建ての小さな会社に就職する。開発型創業者の理解と人間的な魅力に救われながら困難な開発に挑戦を続ける。創業者が高齢となりトップが交替した。社内ネゴとは無縁の正直系開発者には逆風の時代となる。見当外れの社命が次々に降りかかる。それらを無視し孤高な開発を続け、ついに世界で初めて聖女の微笑みを見る。青色発光ダイオードは美しく輝いた。会社には巨万の富が入るようになるが、開発者は報われることなく日本を去った。転勤先に告訴状(企業機密漏洩)が届く。
救いは、中村氏の弁護人を引き受けた升永英俊弁護士である。正攻法のずば抜けた努力で人生を拓く清清しさがある。司法の世界にも高い論理性と澄んだ良心をもつ人がいることに読者は安堵するだろう。金の卵を産むガチョウを虐げるような国に未来はないわけで、この裁判は日本再生への一歩となるだろう。著者は、本書を書き上げたあと、ある種の爽快感を味わったという。希望の灯を見られたのだろう。
この物語は、日本現代史の縮図のようである。ダイヤの原石のような才能を秘めた青年が駅弁大学で恩師に出会い素晴らしい教育を受ける。家族の都合で四国に残り、バラック建ての小さな会社に就職する。開発型創業者の理解と人間的な魅力に救われながら困難な開発に挑戦を続ける。創業者が高齢となりトップが交替した。社内ネゴとは無縁の正直系開発者には逆風の時代となる。見当外れの社命が次々に降りかかる。それらを無視し孤高な開発を続け、ついに世界で初めて聖女の微笑みを見る。青色発光ダイオードは美しく輝いた。会社には巨万の富が入るようになるが、開発者は報われることなく日本を去った。転勤先に告訴状(企業機密漏洩)が届く。
救いは、中村氏の弁護人を引き受けた升永英俊弁護士である。正攻法のずば抜けた努力で人生を拓く清清しさがある。司法の世界にも高い論理性と澄んだ良心をもつ人がいることに読者は安堵するだろう。金の卵を産むガチョウを虐げるような国に未来はないわけで、この裁判は日本再生への一歩となるだろう。著者は、本書を書き上げたあと、ある種の爽快感を味わったという。希望の灯を見られたのだろう。