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ドリームバスター2 単行本 – 2003/3/31
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今度のミッションは、シェンにとってどうも、苦手だった。村野理恵子という極度に他人を恐れる20歳のOLの夢のなかだ。彼女は殺人事件の目撃証言をしたことがあり、それ以来、誰かが心の中で話し掛けてくるという。自分が目撃したのは、本当に犯人なのか?落ち込む彼女に苛立ちつつ、シェンは彼女の悪夢に同調してしまう。というのは、無意識にシェンの母親ローズを、思い出しているようだ。実はローズは、D・Bのターゲットでもある凶悪犯の一人だった……。
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2003/3/31
- ISBN-104198616515
- ISBN-13978-4198616519
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商品の説明
商品説明
犯人たちが典型的な「極悪人」であった前作に対し、本書では同情に値する脱走犯が描かれている。前半部分「目撃者」には、犯罪現場を目にしたために悪の道を歩むはめになったワッツが、後半「星の切れっ端し」では、幼児期の虐待によって暴力が身に染み込んでしまったモズミが、それぞれの境遇によく似た地球人に取り付いている。マエストロが「百パーセントの悪人はおらん」と言うとおり、犯罪者の心の中にも善がある。逆に、普通の人間であっても悪を芽吹かせる心の隙がある。本書は奇想天外な冒険ファンタジーの世界でありながら、単純な勧善懲悪ストーリーにはない、人間の弱さや生きることの悲哀を感じさせる深みのある物語である。
ほかに、シェンとマエストロの運命的な出会いのシーン、生れて初めて仕事に恐れを抱いたシェンの心に潜む陰、ドリームバスターに対抗する闇の組織など、1作目を知る者にはたまらない魅力が連なっている。(冷水修子)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2003/3/31)
- 発売日 : 2003/3/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 324ページ
- ISBN-10 : 4198616515
- ISBN-13 : 978-4198616519
- Amazon 売れ筋ランキング: - 921,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 220,712位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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続きが気になる要素がたくさんあります。
柿本のこと、リップのこと、スピナーのこと、マエストロとエムリン、
そしてシェンのこと。
思いっきりSFなのに、現世でも相通じることがたくさんあるし、気持ちは同じだから切なくなったり、頭にきたり・・・
D.Pは今の時代を反映している人たちがなっているのも興味深いですね。
脱走犯が全員捕らえられると言うことは、シェンの母親「血まみれローズ」も捕まると言うことです。
その時までにシェンがいまの自分の殻を破ることができているかどうか・・・
ただし、いかにも、な布石が多いのには閉口する。次作が出るまで宙ぶらりんの気持ちのまま待たされるではないか。待つのも楽しみと思える人はいいが、私はできるだけ布石はさりげなくちりばめてあって、読み終わった時にその存在に気づくくらいのものが好みなのだ。
物語中の事件には、すごく現実っぽさを感じます。
おどおどしている少女や、正義感とに燃える新人DBの姿は、
ああ、こういう人って、いるいる・・・と感じます。
一度このお話の世界にひきこまれてしまうと、
続きが読みたくてたまらなくなります。オススメです!
物語がスタンダードだった1巻に比べ、
主人公たちD・B(ドリームバスター)が
遭遇する『死刑囚』もヴァリエーションに富んでいます。
収録作品は
『目撃者』
『星の切れっ端』
『目撃者』は、
殺人事件の目撃者の話。
無実を主張する被告が、
自分の証言によって死刑判決となり、
葛藤するこころが描かれます。
『星の切れっ端』は、
児童虐待を通じて共鳴してしまった
『地球』の少年と、
『テーラ』の死刑囚との関係を通じて
この『テーラ』という世界のひずみ、
不透明性が描かれます。
どちらもファンタジーの域を越えて
しっかりと読める面白い作品です。
1巻の明るく軽い調子に比べて、ちょっと暗いかな?と、思いました。
母は、宮部さんの本のファンで、私にこれの前作を薦めてくれました。
宮部さんの本のファンの方(そうでない方も)は、おもしろいので、ぜひ×2読んで下さい。
読み応えのあるライトノベルかなと思って1巻を手にとったものの、宮部みゆきさんが書いている以上、そんな浅いもんじゃないよねーと思い直した次第。1巻の最後の章で描かれた記憶消失で失語症を抱えた少年・リップの過去に絡みそうな雰囲気があったはず……2巻ではそのリップが姿をくらませてしまいました。
今作では登場する犯罪者たちも、それぞれの傷を背負ってその傷にどう向かい合っているかが描かれています。勧善懲悪ではなく、犯罪者にもDBにも、そしてその周辺の人々の思いが多層に折り重なる作り込みの深さは読んでいて楽しいです。ちょっと昔ならば「ファンタジー小説なので子どもっぽいと思うかもしれないけど」と前置きしなければ友人に薦められなかったものですが、今はその抵抗感も薄いと思います。
唯一の不安は田中芳樹さんのように、続巻が何年も発売されなくなること。既に4巻まで発売されていますが、完結まで一気に走り抜けて欲しいなぁ。