トムブラウンの著者は、初めて読みました。まだ三分の一程ですが、引き込まれています。トラッキングが精神世界まで関わることとは思いませんでしたが、日本のマタギも必要以上の殺生をせず、必ず山の神に祈りますね。読み終わったら、他の著者も探します。
届いた品は帯に破れあるものの、とても綺麗なものでした。
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ハンテッド~足跡鑑定のプロフェッショナル トム・ブラウンの事件ファイル 単行本 – 2003/5/27
トム・ブラウン・ジュニア
(著),
さいとう ひろみ
(著)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2003/5/27
- ISBN-10419861685X
- ISBN-13978-4198616854
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
常に観察力やアウェアネスの限界を超越し、ひとつの足跡を見て触れるだけで対象物の現在や未来までも予測する伝説のトラッカー、トム・ブラウンが実際に体験した5つのエピソードを再現する。映画「ハンテッド」原案。
登録情報
- 出版社 : 徳間書店 (2003/5/27)
- 発売日 : 2003/5/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 419861685X
- ISBN-13 : 978-4198616854
- Amazon 売れ筋ランキング: - 998,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 353位その他の事件・犯罪関連書籍
- - 1,454位動物・植物
- - 10,539位英米文学研究
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トムの本は日本語訳されているものは全て持っていますが、
その中でも辛い事件ばかりを書いた殺伐とした一冊。
他の本を読んで、トムという人物の凄さを知っていってから読んだほうがいいです。
余りにも苦しい内容で、読んで何年も考えたくもない感じでした。
最近、4,5年ぶりに読み返して一回目ほどのショックはなく、ちょっと冷静に読めましたが
それにしてもトラッカーという能力を訓練した人たちの楽しさ以外の苦しさを知る事ができる一冊です。
なぜ彼が軍人の訓練をする事になってしまったのか知りませんが、
この能力は使い方によっては殺人訓練にも十分通用するという事を示しています。
もともと白人に迫害されたネイティブ・アメリカンの一部族、
リパン・アパッチ族他、少数民族の戦士の能力なので、彼らの凄さに敬意を払います。
その中でも辛い事件ばかりを書いた殺伐とした一冊。
他の本を読んで、トムという人物の凄さを知っていってから読んだほうがいいです。
余りにも苦しい内容で、読んで何年も考えたくもない感じでした。
最近、4,5年ぶりに読み返して一回目ほどのショックはなく、ちょっと冷静に読めましたが
それにしてもトラッカーという能力を訓練した人たちの楽しさ以外の苦しさを知る事ができる一冊です。
なぜ彼が軍人の訓練をする事になってしまったのか知りませんが、
この能力は使い方によっては殺人訓練にも十分通用するという事を示しています。
もともと白人に迫害されたネイティブ・アメリカンの一部族、
リパン・アパッチ族他、少数民族の戦士の能力なので、彼らの凄さに敬意を払います。
2021年6月18日に日本でレビュー済み
本書の第一章は、ハリウッドで映画化されたという。
「トラッキング」という、残された痕跡から自然界において他者を追跡する技術を極めた人物の本である。
著者の師匠は「グランドファーザー」という、いわゆるネイティブアメリカンの古老である。
グランドファーザーは自分の氏族のみならず、北米各地の部族を尋ね、トラッキングの技術を吸収したという。
著者のトムブラウンジュニアは、そのような人物から存分に技法を伝授されていた。
ネイティブアメリカンというと、開拓時代に狡猾な白人達によって大陸の片隅に追いやられた、という印象が強い。が、そのように歴史の闇に飲み込まれかけた人々の間で、かくもすばらしい技術が伝承されていたことに驚きを隠せない。
また、その技術がトムブラウン氏から広まり、ボーイスカウトの世界のみならず、行方不明者の捜索活動や、果てには軍の特殊部隊における隠密活動などの分野に伝播しているというからさらに驚愕である。
非常に印象的だったのは、ブラウン氏が追跡対象者の心情に寄り添い、一体化するあまり、なかば自他の区別を一時的に失ってしまうという点である。
優秀なハンターは、その追跡行為において、「ハンテッド」=被追跡者に成り代わってしまうのだ。
それは、ともすると怪しげな、きわめて原始的なオカルティズムに見えなくもない。
だが、トムブラウン氏の驚異的な能力から判断する限り、あながち眉唾とも言い切れないのだろう。
そういえば、能や狂言のような舞台演劇の世界でも、その極地は「演じる対象に成り入る」ことだという。
案外、人間の能力とはそのような「自他一如」の境地で発揮されるのかも知れない。
実態と身体イメージは別物だが、そのような「イメージ」の力が人間の能力を最大化するのだ。
もう少し加えて云うと、グランドファーザーによって伝えられた技術は、究極的にはこの大地=地球と一つになるための「階梯」に過ぎないそうだ。
地球と一体化した暁には、その人間の認知能力は「全知全能」に近いレベルに到達するだろう。
怪しげながらも、魅力的な一冊である。
「トラッキング」という、残された痕跡から自然界において他者を追跡する技術を極めた人物の本である。
著者の師匠は「グランドファーザー」という、いわゆるネイティブアメリカンの古老である。
グランドファーザーは自分の氏族のみならず、北米各地の部族を尋ね、トラッキングの技術を吸収したという。
著者のトムブラウンジュニアは、そのような人物から存分に技法を伝授されていた。
ネイティブアメリカンというと、開拓時代に狡猾な白人達によって大陸の片隅に追いやられた、という印象が強い。が、そのように歴史の闇に飲み込まれかけた人々の間で、かくもすばらしい技術が伝承されていたことに驚きを隠せない。
また、その技術がトムブラウン氏から広まり、ボーイスカウトの世界のみならず、行方不明者の捜索活動や、果てには軍の特殊部隊における隠密活動などの分野に伝播しているというからさらに驚愕である。
非常に印象的だったのは、ブラウン氏が追跡対象者の心情に寄り添い、一体化するあまり、なかば自他の区別を一時的に失ってしまうという点である。
優秀なハンターは、その追跡行為において、「ハンテッド」=被追跡者に成り代わってしまうのだ。
それは、ともすると怪しげな、きわめて原始的なオカルティズムに見えなくもない。
だが、トムブラウン氏の驚異的な能力から判断する限り、あながち眉唾とも言い切れないのだろう。
そういえば、能や狂言のような舞台演劇の世界でも、その極地は「演じる対象に成り入る」ことだという。
案外、人間の能力とはそのような「自他一如」の境地で発揮されるのかも知れない。
実態と身体イメージは別物だが、そのような「イメージ」の力が人間の能力を最大化するのだ。
もう少し加えて云うと、グランドファーザーによって伝えられた技術は、究極的にはこの大地=地球と一つになるための「階梯」に過ぎないそうだ。
地球と一体化した暁には、その人間の認知能力は「全知全能」に近いレベルに到達するだろう。
怪しげながらも、魅力的な一冊である。
2003年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人になったトム・ブラウン・ジュニアがインディアンのサバイバル術を駆使して足跡を追い、事件を解決するといった内容である。しかし、グランドファーザーからこの技術や精神を学んだ彼が、特殊部隊の人間にそれを教えていたことが残念に思われる。(確かに本人も後悔しているし、それが原因で大変な目にあってしまうのだが・・・)それにしても、トラッキングというのは使い方を間違わなければ、素晴らしい技術であり、生き方であることには間違いない。